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ドラァグ・クイーンに未来を託して

日本のドラァグ・クイーン(女装パフォーマー)として名を馳せた人といえばマツコ・デラックスさんや ミッツ・マングローブさんが筆頭に挙がるのではないでしょうか。


90年代以前のことはわかりませんが 私が最初に記憶したクイーンの人がマーガレットさんでした。

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そのマーガレットさんの(テレビでの)出現によりクイーンの存在を知り あまりの奇抜なメイクや衣裳に 当時10代の私は圧倒されてしまったのです。笑


90年代初頭にはオナペッツ ↓ というドラァグクイーンのコンビが人気を博しましたが その後に表舞台では見かけなくなりました。

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そして・・ あれから30年近くの歳月がながれ・・。


最近ではタイトル画像にも使わせて頂いたナジャ・グランディーバさんや ダイアナ・エクストラバガンザ ↓ さんなどがテレビ等で活躍されています。

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そのナジャさんがつい先日 地上波のある番組でドラァグ・クイーンに関するスピーチをされたとき (番組の)スタジオ観覧者の数百名の一般の方に対して


女装家のことを知っている人 ドラァグ・クイーンのことを知っている人は挙手してください」


と それぞれ尋ね その女装家に関してはかなりの方の手が挙がったものの ドラァグ・クイーンに関しては殆ど手が挙がらずといった感じでした。


ナジャさんは 女装家の知名度はかなりあるのに ドラァグ・クイーンに関しては知名度が薄かったことに相当ガッカリされていた様子でしたが 実は私自身・・


「一般の方がドラァグ・クイーンに対してどのような印象(存在意義など)を感じているのか」


ということにスゴく興味があり 知りたいと思っていた矢先 たまたまテレビのチャンネルを回してこの番組を見つけた時は 本当にラッキーだと思いました。


そして私が個人的に思う (日本の)ドラァグ・クイーンが一般の方からの知名度が薄い(又は評価されていない)理由は 奇抜さばかりが表に出すぎていて 美しさや存在意義があまり感じられないからではないのかと 私はそう思うのです。


今から16年くらい前 地元・群馬県に当時あったゲイバーのマスターから 地元出身のドラァグ・クイーン(※面識はありません)の方がいるということを聞かされ その方と美輪明宏さんとが直接にお会いしたという貴重な事実を聞かされたのです。


なんでも 彼女?が美輪さんのコンサートに行った際 楽屋で直接にお話をされる機会があったそうで その美輪さんにドラァグ・クイーンをしているのだと告げると・・


「やめなさい!あんなキタナイの!」


と 一喝されてしまったのだとか。汗


私が実際にその現場に居合わせたわけではないので何ともいえないのですが 美輪さんには(ドラァグ・クイーンが)そう思えたのでしょう・・。


美輪さんは独特の美意識をお持ちの方なので (一般的には)なかなか理解しづらい面もあるのですが 私には(美輪さんの)その言葉がとても簡潔に日本のクイーンの現状を言い表しているように思えました。


以前のnoteにも書かせてもらったドラァグ・クイーンのモデルになった(※諸説あります)ともいわれている女優のメイ・ウエスト<MAE・WEST> ↓ のように 同性愛や差別的なものなどに対する憤りを 主演した自作のお芝居や映画のセリフに自らの想いを込めて社会に発信していた彼女とは大きな違いを感じてしまうのです。

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海外のクイーンの方を見ていると 奇抜さだけではなく 美しさも感じられる人もいらっしゃいます。↓

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ナジャさんは ドラァグ・クイーンを女性のパロディーだと仰っていましたが それがあまりにも誇張され過ぎたものではなく 海外の方並みに美しさと影響力を身につけさえすれば きっとLGBTの(本当の意味での)象徴として 日本でも輝いていけるものだと私は信じています☆






















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