女性から見た私とは・・
アルバイトをはじめとした今までの職場には
色々なタイプの男性や女性がおり
個性豊かな面々との接触がありました。
いくつかの職場を渡り歩いたとき
ふと思ったことがあります。
それは・・
すべての現場ではありませんが
一部の同僚の女性から
「何だか私は冷ややかな目で見られているかも・・」
と 感じることがありました。
私が女装を開始する6年前の29歳の時 友達が店長として勤務することになった新店舗(焼肉店)のオープニングスタッフ(調理補助)としての誘いを受け 既存の別店舗での研修を経た後に私も就くことになったのです。
その研修の初日に訪れた店舗には 社員の人をはじめとした若いスタッフたちがおり 活気に溢れていました。
その日 最初に行き会った当時21歳の女子社員の子と目が合った瞬間に なぜだかわからないのですが 何か嫌なものを感じたのです。
それから何事もなく2週間の研修を終え いよいよ新店舗での勤務がスタートしたのであります。
そしてオープンとなり それからは連日満員で忙しく業務をこなす日々を送っていたのですが・・。
定休日だったある日 その新店舗での打ち上げが開かれ スタッフみんなで気持ちよくオープンの成功を祝って盛り上がっていました。
と その時だったのです。
私の合い向かいに座っていた21歳の女子社員が
「〇〇さん(私の事)は女の敵だ!!」
と 突然に私に言ってきたのです。
本来のその(女の敵という)意味は 女心を弄ぶ男性などという意味ですが あまりにも私のイメージとはかけ離れており 違う意味合いだったのだと思います。
本当に突然のことだったので 私には意味がわからず・・。汗
他のスタッフたちは飲んで騒いでいるそんな喧騒の中にいたので それには気づいてはいなかったようでした。
その社員の女の子は少し酔っていたので さほど気にしないでいたのですが・・。
翌日 お店に出勤した時 たまたま厨房でその女子社員と2人になることがあり 私は思い切って昨夜の「〇〇さんは女の敵だ!!」という言葉の真意を訊ねてみました。
すると 女子社員は笑って誤魔化すばかりで 結局は逃げられてしまい・・。
私としても 更に食い下がってそれを彼女から問い質そうとは思いませんでしたので そこで一応は終了。
それからしばらく経ったある晩 お店の閉店後に店長である友達と近くのファミレスで軽くお茶をした時 私の方から何気なく女子社員の私への意味深な言動に関する話をしてみたのです。
すると友達は ・・
「〇〇ちゃん(私のこと)は 見た目からして女性なところがあるから △△(女子社員)からは変に敵対視されているみたいなんだよね・・笑」
と 少し言いづらそうに話してくれました。
「えっ?」
「私って △△から敵対視されていたの?」
まさかそんな風に見られていただなんて 考えてもみませんでした・・。
ですが・・
冒頭でお話をさせてもらった「一部の女性から冷ややかな目で・・」という私の思いとこの事実とが なんだか重なったような気がしたのです。
それから後になってから思ったのは その女子社員の△△が私に対して言いたかったことは・・
「〇〇さんは女の敵だ!!」=「(あなたは男なんだから)女以上に女らしくあってくれるな!!」
という挑戦的な意味だったのではないでしょうか。
※これはあくまでも私の推測です。
私のいた厨房は ガラス張りのオープンキッチンになっており 店長である友達の話によると お客さんから厨房内にいた私のことを興味本位に(ホールの人たちに)尋ねられたことが何度かあったらしく ホールを担当していた女子社員の△△の耳にも入り それをよく思っていなかったらしいとのことでした。
ここまで書き連ねてきてふと思ったことは (私の記憶では)私に対して悪意を向けてくる人の代表格は女性でありながら そんな私に大らかな気持ちで優しく接して(評価して)くれたのもまた女性でした。
「つまり 私にとって<女性>とは 敵にも味方にもなりうる因縁めいた不可思議な存在なのかもしれません・・」
これまでの経験から 私があたり障りの無い中途半端な存在であったとしたら そんな悪意めいたものを向けられることは無かったのだろうと思うのです。
それは良くも悪くも 私に興味を持ってもらえるところがあったのだからと 今ではそう前向きに考えられるようになりました。
そして・・
そんな(一部の)女性たちから学ばせてもらったのは お腹の中での考えと口から出てくる言動は必ずしも一致しておらず たとえ本音では評価していたとしても 何やら複雑な感情が絡むとそれが真逆(否定的)のものになってしまったり
またある時には 言い放ったその言葉の意味合いが(相手には)別のものだと思わせておいて 実はそれに悪意を被せてくるやり方といい まるで暗号を解読するかのようなひと手間を加えないと真実が見えてこないということでした。
これを頭の片隅にでもいいので置いておくことによって (特に対人関係などにおいて)いま見えている景色が本物であるかどうかを見極めるとても有効な手段にもなってくれるでしょうから それを今後に巧く活用して強く生きて行きたいです☆
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