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違和感の正体は・・

女装活動を開始してから3年が過ぎた頃


私はある違和感を感じる様になっていました。


それは・・


お化粧を施した自分の顔が


何だかとても造りこんで仕上げられているかの様な


そんな不自然さでした。


それを単純に


化粧の技術的な問題なのだと思ってしまった私は


色々な方にお化粧の仕方などを確認し


YouTubuなどのネットからの情報も取り入れ


自分なりに試行錯誤をしてみたのですが・・。


それでも一向に改善されず


しばらくはそんなモヤモヤした状態が続いていました。


そして・・


とうとうその違和感の正体らしきものを突き止めたのです。


それは・・


私のなる部分と


(お化粧などの技術的なもので仕上げた)見とが


あまりにも乖離していた為


そんな違和感となって出てきたみたいです。


つまり・・


化粧では技術的にある程度の状態には仕上げられたものの


中身の部分がそれに追いついてはいなかったのだと思います。


それが違和感となって表れていたと考えると


私の中で妙に納得がいくのです。


化粧は


眉のかたち


目のライン


そして唇の輪郭など


自由に修正が出来てしまいます。


つまり


(元よりも)美しく描き換えられてしまうわけです。


私自身


表面だけをキレイに仕上げられても


中身が伴っていないと


何よりも自分自身を偽る事になり


それが許せなかったのでしょう・・


内面と外見とのバランスがとれていない


何ともいえないもどかしさみたいなものが


そんな形で違和感として出てきた事に


自分でも本当に驚きました。


趣味で行っていたはずの女装なのに


無意識の内にそのズレに違和感を感じてしまうほど


そこまで女装と中身の私自身を結び付けようとしていただなんて・・。


思えば女装の開始当初


あまりにもナルシスティックな振る舞い


そんな自己陶酔に溺れている他の女装さん達を目の当たりにして


私は 絶対にそうはなりたくない!!


と そう思っていました。


趣味でありながらもがあり


自分なりの個性を出す。


決してプロではないけれど


ズブの素人でもない


素人以上玄人未満みたいなもの。


女装界隈を見ていると


最初は趣味のつもりで行っていても


次第に女装という深みに嵌ってしまうという


そんな話を時々耳にします。


きっと私もその一人なのでしょう。


趣味で行っている女装さんの多くは


(自己満足的な)自分本位の追求や振る舞いに留まり


他者からどの様に見られているのだろうか?」という


その先を客観視する部分を持ち合わせている人は少なく


女装というジャンルがある程度メジャーになった今でも


まだまだ下に見られてしまう現状が多々ある様に思います


だからこそ 人から一目を置かれる様な


そんな素人以上の「存在感」や有無をも言わせない「説得力」が必要になるのでしょう。


40代に入り


若い世代の女装さん(男の娘)には若さや美しさでは敵わないけれど


自分なりのを際立たせ


(同じ女装者やその愛好者意外の一般人からも)認められ


自信を持って前へ進んで行かれる様に


今まで以上の努力を重ねて個性を貫いて行きたい。































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