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詩、詩のようなもの

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自作の詩をまとめました。 詩と名乗るにはおこがましい、 文字を使って描いた絵のようなものです。
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#絵

やっと言葉にできた

ずっとずっと ことばにならなかったこと やっと言葉にして手渡せた 相手を信頼して なげられて…

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ひとやすみ

子どもの寝顔は いとしくて 高貴だ 眠っている間は 生まれる前の場所へ行き 天使たちと作…

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近道はない

手っ取り早い近道なんて 結局なかった こつこつ 1ミリずつでも 今日に足していけばいい な…

40

自分いろに

自分いろに咲く できるのはそれだけ 色も匂いも 他と同じになんて お願いしたって 無理な…

75

木の実

木の実の色のなかに 葉っぱの色も 花の色も そのままにある すべてが重なり あわさることが…

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ワスレナグサ

私を忘れないで、という花言葉は 贈られた人にとって 重すぎやしないか たまに思い出してく…

49

手のひらの上の小さな森

両手で持てるぐらいの小さな森には 色も かたちも 同じものなんてひとつもない くっきりと  はっきりと 自分自身でいるさま おのおのの内側からは いのちが つぶつぶと音をたてて満ちて あふれだしそうだ この小さくもゆたかな森 多肉植物、プチプチしていてほんとにかわいいです。

【詩】ママのおなかにいたころ、及び近頃の葵ちゃん

ママのおなかにいたころ ママのおなかにいたころね ママのおなかはまっかだったよ あったか…

58

ちいさな花束

私が作れる花束は ほんとうにちいさいけれど あなたに贈りたいんだ 受け取ってくれますか?…

59

ひまわり

ひまわり 私の涙をかくして ずっと彼が好きだった 久しぶりに会ったあなた ノースリーブの黄…

74

あたしは バク

あたしバク 夢みるバク 夢食べるバク たのしいのがいいね かなしいなみだは いやだよ ふわふ…

50

水色ソーダ

どこまでもすんだ水色 あなたにもらったアクアマリンの 結晶みたいに混じり気のない 私のかな…

66

にじのとり

にじのとりが 空を渡っていくよ 風も雲もいっしょに そのまま どうぞ そのまま あてなど…

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【詩】ゆめの入り口、それから、本物のゆめのさんの絵を見て思ったこと

時々 入り口がわからなくなる さっきまで ここにあったはずなのに 場所はあってるんだ かぎは持ってるんだ あても無く ぐるぐると 歩き回るだけ 本当に入り口はあったのか 私がみたまぼろしなのか そんな時 あなたがやってきた 夜明けの青い光と一緒に 光は わたしのあたらしい入り口を 照らしだす ふたたび 私はわたしのゆめに出会う ありがとう あなたの光は 私がわたしを知るための 心づよい道しるべ ============== トップ画像はこのたび、私の家に迎え