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ORβIT FIRST ONLINE LIVE 『With』

ORβITについて記事を書くのは久々です。今回は、ORβIT FIRST ONLINE LIVE 『With』について感想記事を書いてみようと思います。

11/28(土)と11/29(日)でORβITの初めてのオンラインライブが行われました。FC会員のみを対象に28日に1公演、29日は一般向けに昼・夜の2公演、合計3公演が実施されました。

私はFC会員向けの公演は自宅で鑑賞し、一般向けの2公演はSHIBUYA TSUTAYAとのコラボカフェでのライブビューイングにて鑑賞しました。

私はORβITが提供してくれるもの、特に曲と歌という彼らの本業に関わる部分の成果物に毎回大変満足してきたので、今回のライブも期待していた反面、ほんの少しですが心配もありました。

オンラインライブという形式自体が、コロナ禍で急速に広まり、まだまだ手探りで行われているものだと思います。準備が大変、それなりのものを作るのにはお金がかかる、という話も聞いたことがありましたし、詳しくは書きませんが、あるグループのオンラインライブのクオリティに満足できず、お金を払ったことを後悔した経験もありました。

初めてのライブでいきなり3公演、そしてメンバーの韓国での合流が決定し延期、万全の準備をするためにさらに延期、と見る側のハードルも相当に上がっている状態だったと思います。

結論から言うと自分の期待をはるかに上回るクオリティで、圧巻のパフォーマンスでした。本当に本当に感動したし、このグループを応援してきて良かった、このライブを見ることが出来て良かったと心から思いました。

11/23に発売されたセカンドミニアルバムAlter Egoの2曲を含む、20曲を披露。デビューアルバム00(オーツー)とファーストミニアルバムEnchantは何と全曲がセットリストに入っていました。

各曲の感想

各曲の感想や個人的に印象に残った場面について、独断と偏見まみれですがメモを残したいと思います。音楽やダンスに詳しい訳では無いので、稚拙な表現しかできないことを先に言い訳させてもらいますね!すみません!一般公演はライブビューイングにした関係でアーカイブが見られないため、主にFC限定公演に関するものになります。

1曲目:極楽鳥花~Bird of Paradise~

「Twilight 照らし出す 7つのSilhouette」という歌いだしから始まるこの曲。ORβITの持ち歌の中で、ライブの始まりの曲はこれがいい、と思っていたファンも多かったと思います。私もその一人でしたので、最初からボルテージが上がりました!パフォーマンスはORβITカフェとyoutubeでも公開されていたので、振り付けは見たことがありましたが、カフェVer.とは衣装もカメラワークもステージも違っていて、より今回の方がライブ感があり、「うわ~!ライブを見てる!!!」という実感が湧きました。

2曲目:UNIVERSE

デビューアルバムのタイトル曲で、初めてのMVもこの曲でしたね。

CD音源では、潤の最初のラップの「逃げ場はない ima show my own universe」の最後の"universe"は、次に来るトモのサビの音量に隠れて最後までハッキリとは聞こえないのですが、このライブでは最後まで言い切っているのがバッチリ聞こえて「おお~そうやって歌っていたんだ!」となりました。

1曲目の極楽鳥花もそうですが、激しいダンスなのに歌が全然ブレないので本当に歌っているのか・・・?と疑っていました。とはいえ、所々音源と違うし、リアルに歌っている感じで「生歌・・・?まじで・・・?」に変わりました。

3曲目:Bloom

元々好きな曲でしたが、このライブでダンス付きのパフォーマンスを初めて見て、更に大好きになりました!

「どうしてるかな(同じ空を)見上げてるかな(きっと見てる)」の所で、優心が駿弥の背中に乗っかる形でかなり辛そうな体勢になるんですが、さすがにそこは声量が少し小さくなっていて、「わーやっぱり生歌なんだ!」とある意味感動しました。

潤とユンドンのラップの掛け合いの後の「どこまでだって僕らは行ける」で二人で背中合わせになるとこ、ツイッターで皆さん言ってますが2人はプリキュアですか?大好き過ぎて何度もリピート再生してます。潤潤最高!!私、この曲のユンドンのダンスがとっても好きです。しなやかに踊っている姿が綺麗で見惚れてしまいます。

サビのダンスは振り付けがかわいらしい感じなのですが、推しのトモがこういうダンスをするのを日プ含めてほとんど見たことが無かったので、ニコニコしながら踊っているのを見てとても嬉しかったです。すごく可愛い。

みんなで一斉にジャンプする場面も目を引くし、かといって全体的に振り付けが激しすぎず、メンバーの表情にも余裕が見えるので見ていてとても楽しい曲でした。

4曲目:Never gonna get away

元々この曲はテンポやサウンドがライブにぴったりな気がしていたのですが、意外にもダンスは今回披露されず、メンバーが自由に動き回る感じでした!記憶が曖昧なのですが、FC公演→昼公演→夜公演になるにつれて、メンバーの自由度というかおふざけ度が増していったような気がします。

潤とユンドンがラップに入る前にヒチョが「keep it June!」とか「ユンドン!」って掛け声かけるのも良かったですね~。

「掛けられた魔法に気付かずに踊る僕は人形~」からのヨンフンとトモの掛け合いが、個人的に大好きです。

5曲目:Beautiful Butterfly

メンバー全員が蛍光イエローのテープを両手に貼って、蝶の羽を表現したダンスを見せてくれました。手の動きをよく見せるためか、照明が暗めの時間が長かったですね!

MCでも触れられていましたが、トモのサビのパートで駿弥が蝶の羽の動きをしているのですが、その動きがとても難しかったそうです。

照明が暗くメンバーの顔やダンスが良く見えない時間もあり、表情ももう少し見たかったなーと思う気持ちもありますが、オンラインライブならではの、観客を飽きさせない演出の一つとして、とても良かったと思います。メンバーで色々考えてくれたみたいですね。ありがとう!

6曲目:Show Off

レザーっぽい悪目な衣装にチェンジしてからの1曲目。治安悪いパート(勝手にそう呼んでます)の始まりです。

冒頭の潤のラップから始まる時、7人で背中合わせで空気椅子(?)してバランス保ってました。あれ辛くないのかな・・・バランス取れてれば意外と平気なのかな。

優心のラップのところで優心センター、後ろにヒチョと潤が映って3人でダンスするんですが、3人とも脚の長さがすごいです!衣装とかカメラワークのせいもあるんだと思うんですけどね。とにかくすごく脚。

普段ラップを多く担当している潤潤だけでなく、この曲では駿弥のラップのパフォーマンスをしっかり見られるんですが、日プのBlack Outで苦戦していた頃が懐かしいですね。すごくかっこよかったよ!!!

前半は歌っているメンバーがメインで1~3人がカメラに映る構図が多く、後半は7人全員、最後の方はダンサー含め大人数のダンスが見られる所も、見せ方の工夫が感じられ、非常に見ごたえのある曲でした。

7曲目:Double20

潤のソロラップ曲。ファンミーティングでも披露された曲だったので、ライブで聴くのは2回目ですが、相変わらず口から音源、いやそれ以上でこの人本当にどうなってるんですかね。他の曲も含めて、ラップの安定感がすごいです。「噛まないかな、大丈夫かな」なんて心配が全く要らないですよね。だって噛まないから。もはや職人技ですね!毎回本当に感心します。

8曲目:Ready to burn

この曲は何と言っても、推しのトモがすごかった。歌の迫力がすごい。ORβITではバラードや明るい曲も沢山歌ってくれますが、私が彼を知ったきっかけの日プでは力強い曲のイメージが強くて、やっぱりこういう曲は似合いますね。ここまでパワーのある、強い声を出せる人はそんなにいないと思うし、この曲にはその力強さがぴったりに思えます。いつか対面ライブでその迫力を体感したいです。

ダンスも力強く激しく、息が切れないか心配になりましたが、しっかり最後まで見せてくれました。直後のMCパートではみんな息絶え絶えでしたね。ORβITの持ち歌の中でもこの曲は長い方で、歌もダンスも激しいので、メンバーは大変そうですが、パフォーマンスは最高だったので、必ずライブでやって欲しいです(鬼ですかね?)。

9曲目:Showersnow

MCパートを挟んで、先ほどの治安悪いパートから一転、トモのソロ曲です。衣装は白い光沢のあるシャツで、よく似合ってます。

「星の輝きも 月明りさえも~」の所でセットの階段を登りながら歌うんですが、その映像に写る顔がかっこよすぎて卒倒するかと思いました。確かこの照明とアングルの感じはFC会だけだったと思います。とにかく顔が良い。

歌も安定感抜群で、後半は敢えて主旋律ではなくコーラスやフェイクの方を歌ったり、アレンジが聴けて良かったです。7月のファンミーティングの時は、所々早取りしてしまう癖があるのかな?と感じる箇所がいくつかあったのですが、今回はライブを通してほぼ感じることが無かったように思います。ボーカリストとしてどんどん成長しているトモ、ますます目が離せません。

10曲目:みずたまり。

ユンドン、優心、駿弥のユニット曲。可愛い曲のイメージでしたが、傘やシャボン玉を使った演出で、想像通りとてもポップで明るい世界観のパフォーマンスでした。

最初の方でユンドンが床に寝ていて、ダンサーさんと一緒に転がっているのにリアルタイムでは気付かなくて、アーカイブで2回目以降を見る時に、つい床ゴロゴロユンドンばかり見てしまいます。

「雲の向こう側はいつだって染まる青い空」の所でユンドンがピョンって飛んで、その後手を振ってくれる所、とっても好きです。

この曲は特に優心の声の透明感が特に感じられて、表情もかわいい。一般の昼公演で駿弥の傘が壊れてたらしいんですが、私は全然気づきませんでした(笑)

この3人のユニット曲、音源だけでももちろん好きでしたが、こうやって映像で見ると好き度が急上昇です。また既存の曲でも新しい曲でもいいから、この3人で何かやってくれないかな。

11曲目:Crazy Love

みんな大好きCrazy Love!始まり方にビックリしました。ヨンフン以外のメンバー6人の膝の上に駿弥が横たわっていて、ヨンフンのソロパートの後、そこから起き上がって駿弥も歌い始める、というスタートでした。

軽快なステップのダンスで、優心のセンターがとっても映える曲。「そこは迷宮」でまた潤潤がプリキュアやってます、必見。

さっきまでゴリゴリにShow OffとかReady to burnとかやっていた人達とは思えない爽やかさ。最後の方でヒチョがセンターで踊っている時の笑顔が可愛くてキュンキュンしました。

12曲目:Dionaea

GWにロケ地訪問をしてnoteでも訪問記を書いたので(たくさんのEαRTHの方に読んでもらえて本当に嬉しかったです!)個人的に思い入れのある曲。日本組4人のパフォーマンスは既にMVやパフォーマンス動画で見ていましたが、7人のDionaeaはこれが初めてでした。

サビの「ぎゅっと 抱きしめ」の所からの振りで、誰かを抱きしめるような振りをして、最後にキスするんですよね。4人ver.には無かった振り付けで、twitterでもみんなザワザワしてましたね。

ヨンフンがセンターで踊っている時の表情がとっても素敵。この曲に限らず、カメラが向けられた時の表情づくりはさすがですね。

サビのヒチョのフェイクが綺麗すぎて、もう本当にすごい。この人すごい。

4人のパフォーマンスとは全然違って、またこの曲のことを更に好きになりました。

13曲目:Eclipse

最新ミニアルバムのAlter Egoから。今回このパフォーマンス見られると思っていなかったので嬉しかったです!

MVでもすごいなーと思ったのですが、優心が「動く気配もなく 乱れていた」の所でくるくる回る動き、めちゃくちゃなめらかで綺麗でした。ユンドンの「ラララ」の所、正面から見たかったな~!(昼公演か夜公演は正面になってましたかね?)

この曲だけではなく他の曲でも感じましたが、ORβITの振り付けは常に7人が全体的に同じ動きで踊るのではなく、2~3人で組体操みたいに形を作ったり、少人数でする振り付けが結構ありますよね!この曲だと「暗闇の間から溢れていく光」で駿弥、優心、ユンドンが3人で踊る所みたいな。そういう見せ場があるのも、変化があって見ていて楽しいなと感じました。

14曲目:MOONCRYSTALPOWER

ヨンフンのソロ曲です。リゾートを思わせるようなセットのステージで、マイクにお花が沢山付いていたのが印象的でした。

素晴らしい歌唱力と表情。本当~に歌が上手いですよね。技術的なことはあまり分からないのですが、ヨンフンの歌は心に語り掛けてくるというか、聴いていてとても心地が良いです。

最後にセーラームーンの決めポーズをしてくれたのも、ヨンフンの遊び心とサービス精神を感じます。あんなカッコいい顔でセーラームーンのポーズする人、この人以外に知りません。笑

15曲目&16曲目:Flor Lunar / Serenade

バラードが続けて2曲。ORβITの歌の上手さをこれでもか!と感じられる2曲でした。全員、歌声の安定感が素晴らしいですね。

特筆したいのがヒチョとトモ。二人の高音が本当に綺麗で力強く、特にヒチョはSerenadeでCD音源よりも高いフェイクを出していて衝撃でした。人ってあんな高音出せるんですね。。。ハモりも非常に美しかったです。

17曲目:君へ

ヒチョのソロ曲。足を組んでセットに腰かけて歌う姿がとても美しい。

かなりの部分を歌っていなかったので、最初は「?!?!?!」と訳が分からず混乱しました。後にツイッターで、「歌っていなかった部分は対面ライブでEαRTHが歌うことで完成するのでは」という意見を見て、なるほど!確かに!と納得しました。クールな表情もヒチョらしさを感じました。

18曲目:Blind

Enchant発売時に韓国メンバー3人のMVを見た時、ダンスが複雑で激しく、「おお、これは難易度めちゃくちゃ高そう。。。」と思ったことを覚えています。

7人でしっかり美しいダンスを魅せてくれましたね!レコーディングもかなり苦労した、とみんな話していたので、このレベルのパフォーマンスに仕上げるために、すごく練習したんだろうなと思います。個人的にはヨンフンのダンスが特に印象に残りました。

19曲目:Lazurite

ORβITの始まりの曲。EαRTHに初めて届けてくれた曲。長い長い待ちの期間に突然公開され、この曲に元気付けられて今でもファンを続けることが出来ているEαRTHは多いのではないでしょうか。ファンミーティングでも日韓に分かれて披露してくれましたが、7人が一直線に並んで歌っているのを見て改めて感動しました。

20曲目:ハナ(アンコール)

まさにアンコールやライブの最後に披露するためにあるような曲。FC会員向けに事前に公式からお願いがあり、ファンの掛け声とメッセージを募集するサプライズが企画されていました。

EαRTHがきちんと秘密を守ったのが、メンバーの反応からよく分かりましたよね!特に年少組の駿弥と優心が涙する場面は、こちらももらい泣きしてしまいました。アーカイブを何度見ても、この場面は泣けます。

結成以降、ファンと直接触れ合える機会がほとんど無いままここまで来ているので、応援しているファンが沢山いることを少しでも体感してくれたならそれだけでもう大成功ですよね。

ふう、やっと全曲書き終えました。実は、書き始めの時は「印象に残った何曲かをメモ程度に書こう」くらいのテンションで始めて、実際飛ばし飛ばしで書いていたのですが、Beautiful Butterflyあたりから「あれ、なんか飛ばす曲が無いぞ・・・」と思い始め、どうせだったら全曲書いちゃえ!と思いこうなりました。おかげで文字数がすごいことになりました。完全な自己満レポですが、全部読んで下さる方本当にありがとうございます・・・!

メンバーへの印象

ここからは、メンバー1人1人への印象について書いてみたいと思います。

ヨンフン

歌とダンス両方の実力が高い、顔もスタイルが良いのはもちろんのこと、表情やカメラへの目線が本当に素晴らしいなと今回のライブで感じました。やはり沢山経験を積んでいるのもあるのだと思いますが、とにかく華がありますよね。MCの自由なトークもいつものことながら面白かったです!ヨンフンがいるだけで空気が明るくなりますね。

ヒチョ

ダンスはもちろんすごいのですが、歌唱力、安定した高音にびっくりしました。この人すごい・・・って何度思ったことでしょう。やっぱりヒチョがORβITの音楽の核なんだろうなと思います。インスタライブやコラボ先との動画など、クールな表情を見せてくれることが多いですが、ステージ上でたまに見せてくれるニコニコした表情が忘れられません。

ユンドン

ダンスが美しくて何度も見とれてしまいました。Bloomの時とか、ステージを移動する時のステップ、歩き方が本当に綺麗で。かわいい表情とかっこいい表情のギャップが沼です。EαRTHは全員ユンドンが好き、という説をよく見ますが、実際結構そうだと思います(もれなく私もそうです)。あと、潤潤のパートは全部大好きです。もっとやってください。

ラップはもちろん、歌もダンスも安定していてまさにオールラウンダー!曲の感想の中でも触れましたが、ラップの安定感がすごすぎます。噛んだりリズムがずれたりしそうなものなのに、CDとほぼ同じ、いやむしろ臨場感や表現という意味ではCD音源以上に上手く感じました。

トモ

我が推しながら、あなたがこんなに歌えるとは思ってませんでした!!!すみませんでした!!!!もう立派な歌手ですよ。素晴らしいです。バラードの優しい歌い方も、RTBみたいな強めの曲も、ハナやCrazy Loveみたいな明るい曲も、自由自在に歌っていて感動しました。

ダンスもメンバーの中で一番経験が少ない中、こんなにたくさんの曲を形にして本当に努力したんだろうなと感じました。きっとまだ足りない部分もあるんだろうけど、しっかり踊れてたよ、すごかった!

駿弥

歌が苦手だったのが、最近は楽しいとインタビューで語ってくれているように、想像以上に安定した歌やラップを披露してくれました。CD音源を聴いていても成長を感じていましたが、ライブでもすごく歌えていた印象でした。

あと、今回改めて思ったのですが、駿弥は常にファン目線に立ったコメントをくれますよね。MCパートで他のメンバーが自由に発言しても、最後にバシっと締めてくれて、私達が聞きたい言葉をくれる。だからこそ、よく最後に指名されるんだと思うし、足りていない部分を駿弥が補ってくれるから、他のメンバーも自由気ままに発言できるんだろうなと思いました。いつもありがとうね。

優心

歌、ダンス、表情、全てが想像をはるかに超えてすごかったです!お兄さんたちから日々色んなものを吸収して、これまでの時間を過ごしてきたんだろうなと感じました。小柄なのにはっと目を惹く華やかさがあって、優心がいることでグループに良い化学反応が生まれているんだろうなと思います。

ライブ全体の感想

正直、全てが期待以上でした。歌とダンスのクオリティはもちろん、20曲も披露してくれるとは思ってもいなかったし、途中でダンサーさんが入ったり、小道具を効果的に使ったり、カメラワークや照明、特効などもとても工夫されていて、非常に満足度が高かったです。

ここから、自分の想像ではありますが、オペレーションに関する現実的な話をするので、一部の方にとっては興醒めな内容かもしれません。見るのが嫌な方はここで読むの辞めて下さいね!


大丈夫でしょうか?ではいきます。


現実的な話をすると、場面転換が異常な速さで行われている箇所もありましたので、全てがリアルタイムに行われていたのではなく、一部は事前に収録していたのかなと想像します。個人的には、ソロ曲とユニット曲、あとテープを巻く時間が必要と思われるBeautiful Butterflyは事前収録で、その間に衣装チェンジはじめ、諸々の裏の作業をしていたのかな、と思っています。ただ、ソロ曲・ユニット曲も、同じ映像の使い回しではなく各公演でカメラワーク等全く違っていたので、飽きることはなく楽しめました。

これもある意味「オンラインならではの工夫」だと思いました。リアルの対面ライブでは、どうしても体力的な問題や衣装チェンジ等で、MCの時間を長めにとったり、メンバーが長いこと舞台から消えてしまう時間が発生するものですが、それを無いことにできるのも、収録を上手く織り交ぜつつ、リアルタイムのように見せることが出来る、オンラインならではの利点と感じました。リアルタイムでの配信に拘った場合、あの時間の中で20曲も披露することは不可能だったと思います。見る側としても、間延びする時間がなく、ほとんどストレスを感じることなく視聴できました。

セットリストは、3公演の中で少しずつ違うのかな、と思っていたのですが、全て同じでしたね。ただ、カメラワークや見せ方がどの公演でも違っていて、全て見た自分としても飽きることなく楽しめました。

お金や時間の関係で全公演が見られなかった人にとっても、セットリストが全て同じということは、「自分が好きなあの曲聞きたかったのに・・・」という悔しい思いをせずに済みますし、3公演買った人はそれぞれの違いを楽しめるので、多くの人がハッピーだったのではないかと思います。20曲も披露してくれた、という時点でかなりの満足感があるのもとても大きいと思います。

私は一般公演はライブビューイングでの参加だったためFC会しかアーカイブが見られず、アーカイブ見たさに昼・夜の一般公演を追加購入しそうになるのを今でも自制しています。DVDを出してくれると信じて・・・!ただ、3公演全てがフルで映像化されるか分からないので、そうならなかった場合に後悔しそうですが、もともとライブはその時にしかない時間を楽しむためのものだから、ということで自分を説得しています。

※追記:結局夜公演は追加してしまいました。昼はさすがに我慢しました。


そう考えると、アーカイブで何回もお気に入りのシーンを振り返ることができるのも、オンライン配信ならではのメリットですよね。視聴環境についても、視聴者全員がアリーナ最前列みたいなもので、席が遠くてメンバーの表情が全然分からないとか、前の人の背が高くて見えない、とかも無いですし。あとは、住んでいる場所や会場のキャパシティに関係なく、見たい人は見られるのもすごく大きなメリットですよね。もしこれがリアルなライブで、自分が到底行けない場所だったり、行ける場所でも席数の関係で落選、とかだったらどんなに悔しかったでしょう。想像するだけでヤキモキします。ORβITにとっての初めてのライブはむしろ、オンラインライブで大正解だったのでは、と思います。

リアルな現場には、そこにしかない良さがありますし、今後リアルなライブができるようになっても、例えば複数ある公演の最終公演はオンライン配信も行う等、両立してくれたらより多くの方が満足できそうですよね。既にそうしているアーティストも多いでしょうし、その形式が今後のスタンダードになってくれたらいいなと思います。

今後への期待

一般的に言われていることだと思いますし、彼らの出身のPRODUCE 101 JAPANというオーディション番組を見ていても感じましたが、やはり人前に出ることでパフォーマンスは洗練されていくものだと思います。

ORβITは2020年の結成直後からコロナ禍の影響を受け、ファンにパフォーマンスを見せる機会がほぼ無いままかなりの時間が経ちました。MVの撮影、FCコンテンツの動画や企業案件の動画、ケーブルテレビへの出演などはあったものの、歌って踊る姿を見せる、という経験がORβITとしてはほとんど無いに等しい状態だったと思います。

去年の9月のルビットのアカウントで、ダンスを練習している様子が投稿されていました。

この頃から、いやきっとそれよりずっと前から、今回見せてくれた00収録曲のダンスを練習してたのかなと思うとまた泣きそうになってきました。今練習しているダンスがいつ日の目を見るか分からない、ライブがいつできるか分からない状況、メンバーも辛かっただろうな。心が折れそうになったこともあったかもしれないけど、着実に準備していたからこそ、今回の素晴らしいパフォーマンスが出来上がったのではないかと思います。

今回ようやく7人が揃って合流したことで、オンラインではありますがパフォーマンスを披露することができ、やっとここからが本当のスタートだと思います。今回のオンラインライブは正直想像以上の出来上がりだったのですが、有観客ライブとなれば、休憩の時間なく連続でパフォーマンスを披露しなければならなかったり、会場の大きさに合わせた振り付け・フォーメーション、動きをしたり、ファンに目線を送ったり・・・とまた違った経験値が必要になると思います。そういった成長を見届けるのも、初期から応援できるファンとしての楽しみだと思うので、今後にも益々期待です。

新たな変異株の出現でコロナ禍の出口がなかなか見えないこと、これから待ち受けている韓国メンバーの兵役を考えると、7人完全体のライブは次にいつ見られるのだろう、と寂しい気持ちもありますが、今回のwithで今のORβITの出せる全てを見せてくれたと思うので、この満足感でしばらく生き延びることができそうです。

何より、彼らの本業である歌とダンスの実力を信じてこれまで応援してきましたが、その期待を裏切らない、いやむしろそれ以上のものを見せてくれたことで、これからも自信を持って応援できると確信できたことが、個人的にはとても大きいです。

ファンを増やしたり繋ぎ止めるのに、定期的なSNSの更新やファンへの発信も大事だとは思うのですが、やっぱり一番の肝は曲・歌・ダンスのクオリティだと私は思っています。そこがしっかりしていれば、彼らはこれからも大丈夫、むしろこれからどんどん大きくなれる、と思います。彼らのこれからの活動も、本当に楽しみです。

いつも通り非常に長い駄文になってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。

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