なぜ、自分はORβITに惹かれるのか?過去の推し達を振り返りながら考える

いつも私の拙い文章を読んでくださる皆様ありがとうございます。

今回は完全に自分語り、かつ長文になりますが、もしお付き合い頂けるなら嬉しいです。

■自分がORβITを知るまで

私がORβITを知ったのは約1年と少し前、2020年のGWのこと。コロナ禍の自粛期間で暇を持て余している時に、妹からGYAOで視聴できるPRODUCE 101 JAPANが面白いから見て欲しい、とLINEで連絡をもらったのがきっかけでした。

妹とは離れて暮らしているのですが、Amazon Primeで見られるバチェラー・ジャパンに二人でドはまりして、2019年に放送されたシーズン3は毎週順位予想をしながらLINEで連絡を取って楽しんでいました。

その妹から、サバイバルでどんどん人数が減っていく様子、自然と推しができてその人を応援したくなる感じがバチェラーと似ているから私もハマるはず、周りにPRODUCE 101を知っている人がいなくて一緒に語れる人が欲しいから見て欲しい、と言われたので、じゃあ見てみるか、と軽い気持ちで見始めました。PRODUCE 101自体は2019年の12月のファイナルで終わっていたので、完全に後追いで見る形でした。

ちなみに、私は普段からTVをそこまで見ないし芸能界への興味も一般の方より薄いので、この番組でデビューしたJO1のことは知らなかったし、ネタバレは最後まで見ない方が楽しめるだろうと思い、特に検索などもせず、デビューメンバーが誰になったのかも知らないまま最後まで視聴しました。

最初は片手間に少しずつ見ていたのですが、だんだんのめり込み、コンセプトバトルあたりからは続きが気になって仕方なく、徹夜でファイナルまで一気見しました。

中盤くらいまでは川西君、ヨンフン、安藤君がかっこいいな~と思いながら見ていたのですが、最後の方は完全に安藤君1pick状態でした。

安藤君は順位も常にデビュー圏内で、特に嫌われそう・炎上しそうな要素もなく好感しかなかったし、ダンスも歌もどんどん上達していたので、デビューで間違いないだろう、出遅れたけど、これから安藤君のがいるはずのデビューグループを応援するのが楽しみ、と思っていたので最後の最後で選ばれなかったことが本当にショックで、しばらく放心状態でした。

少し落ち着いた後に、安藤君は今どうなっているんだろうとネットで調べて、PRODUCE 101の人気メンバーとORβITを結成したと知り、そこからはツイッターでORβITのことを検索したり、いろんな人の日プ関連のブログを読み漁ったりする日々が始まりました。

当時はグループ結成とFC開設については発表されていたものの、事務所は公表されておらず、デビューする予定もあるのか分からない状態でした。本当にデビューできるのだろうか?と心配しながらORβITの動向を見守ろうとするも、情報があまりにも少ないので思い切って5月末にFCに入会し、8月には7年近く情報収集専用だったTwitterでオタ活用アカウントを作り、、、11月11日のデビューを無事に見届け、今に至るわけです。

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こんなにのめり込んで応援している推しは、安藤誠明&ORβITが初めてなのですが、これまでの人生で全くそういう対象がいなかったわけではありません。

自分がある程度時間とお金をかけて追いかけたことがあるものは2つあって、それがラーメンズ(≒小林賢太郎)、ももクロでした。

■推しに会うという発想が無い地元での生活

私は九州の田舎の出身で、高校を卒業するまで地元で暮らしていました。

私の地元は、いろんなアーティストの全国ツアーでもほぼ必ず飛ばされる県で、自分にとってアーティストや俳優、アイドル等は本当にテレビの中でしか会えない存在でした。中学生~高校生の時に好きだったHYが、確か高校2年生の時にツアーで地元に来ることがあり、行きたいなと思ったのですが、学校と部活を休まないといけないし、そもそもお金も無いので、結局行けませんでした。

自分の周りで、たまに「お母さんがジャニーズのライブを見に福岡まで行った」みたいな話は聞きましたが、仲の良い友達自身がそういう場に行ったということはほとんどなく、「大人はそういうことできていいな」くらいの感じだったので、現場に行って芸能人やアイドルに会う、ということがそもそもイメージできていなかったです。

■東京での大学生活、ラーメンズとの3度目の出会い

大学進学を機に東京で暮らし始めたのですが、東京といっても大学がある場所は都心ではなく西の方で、歩いていたら芸能人にバッタリ!みたいなシチュエーションは全く期待できない場所でした。

そして自分は体育会の部活に入ったので、勉強だけでなく部活の練習や試合、バイトに明け暮れる日々で特にアイドルやアーティストを応援する、ライブやコンサートに行くという機会もないまま3年生になりました。

そんな頃に、高校から大学が一緒だった唯一の同級生に、ラーメンズが面白いよ、と勧められて見てみることにしました。

ラーメンズを全くご存じない方のために簡単に紹介すると、小林賢太郎と片桐仁の2人によるお笑いコントユニットです。髪がもじゃもじゃの片桐さんの方は、俳優としてドラマなどにも結構出ているので、片桐さんだけ知っている、という方も多いかもしれません。

ラーメンズ

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実はラーメンズとの出会いはこれが3回目で、ラーメンズの存在自体は元々知っていたんですね。

最初に知ったきっかけは、お笑い好きの同級生が小学生の頃貸してくれた、NHKの爆笑オンエアバトルを録画したVHSの中にあった「日本語学校イタリア編」でした。「千葉!滋賀!佐賀!」というフレーズが印象的なネタで、ラーメンズを知らなくてもこれだけは知っている、という人は多いかもしれません。

同じ番組に出ていたお笑い芸人はその後のお笑いブームでテレビにどんどん出演していましたが、ラーメンズは爆笑オンエアバトル以外でTVで目にすることはほとんどなかったので、その後はその存在自体忘れていました。

二度目の出会いは中学生の頃。Youtubeが世に出る前、音声に簡単なアニメーションを合わせたFlash動画というものが流行っていて、そこで再び「千葉!滋賀!佐賀!」に出会います。そして「おどん、うでん、おでん」というネタもここで知りましたが、「ラーメンズって千葉!滋賀!佐賀!以外のネタもあったんだ~全然TVで見ないけど、まだ活動してるのかな?」くらいにしか当時は思いませんでした。

■ラーメンズの沼にはまる

そして大学生時代に3度目の出会い。

ラーメンズのコントは、他のお笑い芸人たちのコントと一味違っていました。深いテーマやダークな要素を含むコント、単純にゲラゲラ笑えるもの、文学や名作映画のオマージュ、思わず唸ってしまうような言葉遊び、一つの公演の中での見事な伏線回収。

1人がしゃべり続けて1人はじっと座っているだけだったり、録音済の音声を流してそれに動きを合わせたり、型にはまらない演出なんですが、セットや衣装はすごくシンプルで、演技力とコント自体の完成度に引き込まれるんですよね。

以下、好きなコントをいくつか貼っておきます。


ラーメンズのコントをより深く理解するために、オマージュの元となっている作品を見たり、その作品について調べたりもしました。

例えば、「蒲田の行進曲」は映画の「蒲田行進曲」がベースになっているとネットで知って、映画のDVDを借りて見たりしました。


あと、「後藤を待ちながら」というコントは、不条理劇の代表作「ゴドーを待ちながら」のオマージュだったり。

そして私が大好きな「銀河鉄道の夜のような夜」は、名前の通り「銀河鉄道の夜」をオマージュしたストーリーになっています。


こういった元ネタを少しでも調べたり理解してから見ると、更に面白いんですよね。

ラーメンズには、この2人を知っていることで、知らないままでいるより得した気分になるというか、自分の人生を豊かにしてくれる感覚があるんですよ。知らないなんて人生損してる!と思わせるような何か。万人受けはしないけど、ラーメンズの笑いが好きな自分を誇りに思える、みたいな感覚。

ただ、そんなラーメンズファンの自己陶酔的な感じが嫌い、そしてそのせいでラーメンズのことも気に入らない、という意見もネット上で結構見ました。そう言われてしまう理由も何となく分かります。全方面に向けて「僕たちのコントを皆さん見て下さい!!!」というよりは、「好きな人だけ追いかけてくれたら良いよ。」みたいな感じですかね。ハマる人はハマるし、合わない人は合わないんだろうなと。

少なくとも自分にとってはドンピシャで、ズブズブとラーメンズの沼に嵌って行きました。

■ラーメンズの現場に行きたい!

大量にあるラーメンズのコントを漁る傍ら、ラーメンズについても自分なりに調べ、ラーメンズはテレビにはほとんど出演せず、本公演と呼ばれる舞台でコントを披露することをメインに活動している、ということを知りました。

テレビでラーメンズをほとんど見ることが無かったのも納得です。どうやら、小林さんがテレビに出演するのが好きではなく、その場でお客さんの反応が分かる舞台に拘りたい、という考えの持ち主だったようです。

私がどっぷりはまったのは2010年。その前は、約2年に1回のペースで本公演が行われていたようでした。2009年に本公演「TOWER」の上演があり、しばらく待てばラーメンズの舞台をこの目で見られるのかな、せっかく東京にいるし!とワクワクしていましたが、すぐに本公演が行われる気配はありませんでした。

また、仮に本公演があったとしても、果たしてチケットが取れるのか、というのは疑問でした。誰もが知っている存在ではなかったものの、全国にコアなファンを多く抱えていたラーメンズの本公演のチケットは、なかなか手に入らないようでした。

■コバケンになら会えるかもしれない

そしてラーメンズのコントを一通り制覇した頃、小林賢太郎(以降、コバケンと呼びます)がソロで活動していることを知ります。

ラーメンズにここまではまった理由の一つとして、単純にコバケンがかっこよかったんですよ。長身でスラっとしていて、コントの「男女の気持ち」から引用すると、顔もまあまあかっこよくて、イケボで、歌も上手くて。

今はORβITで安藤誠明を推していますが、それよりもだいぶリアコ寄りの感情でコバケンのことが好きだったんだと思います。コバケンは当時既に結婚していて結構年上でしたけど。

ラーメンズとしての本公演だけでなく、コバケンは「Potsunen」としてソロパフォーマンスの舞台を行ったり、小林賢太郎演劇作品:KKPとして、演劇のプロデュースも行っていることも知り、一通り見ました。

そして調べていたら、なんと小林賢太郎演劇作品:KKPの最新作が上演中だったのです。KKP#7 ロールシャッハ というタイトルでした。

絶対行きたい!と思いすぐに色々調べましたが、行けそうな公演のチケットは完売していました。それでもラーメンズ&コバケンへの熱が最高潮でしたので、なんとか行ける方法が無いか、と模索していたところ、Twitterでチケットの買い取り募集をしている方を見つけ、取引が成立し、天王洲の銀河劇場での公演のチケットを無事に確保することができたのです。

■人生で初めての現場

そして当日。会場に貼ってあるポスター、物販、関係者からの大量のお花。そういったものを目にするのも初めてで、本当に自分は現場に来たんだ、と感動しました。

実際に舞台が始まり、KKPとしては珍しくコバケン本人の出演時間も長く(他の作品ではほとんど裏方で本人は出演しないものもあります)、「あ~本当にコバケンだ、実在するんだ・・・!」と泣きそうになったのを覚えています。

私はキザな演技をするコバケンが好きなので、ロールシャッハの中での彼の役柄は自分の好みのキャラでは無く、そこは少しだけ残念だったのですが、何よりこの目でコバケンを見ることができただけで感無量でした。

地方出身の自分にとって、推しをこの目で見られるということ自体が新鮮な体験でした。

また、演劇の内容もすごく深い内容で良くて、めちゃくちゃ感動しました。2010年の舞台の内容はDVD化されなかったのですが、好評だったため、同じタイトルで2012年にも公演があり、そちらの内容がDVD化されています。

2012年の公演も友達を誘って見に行きました。2010年の内容と少し変わっていましたが、ベースのストーリーは同じです。


そしてなんと、5か月前に同内容が公式のYoutubeにアップされています。この記事を書くついでに久々に見たのですが、今見ても面白いです。演劇作品なので約2時間もありますが、お薦めです。


■でも、結局ラーメンズには会えなかった

そんなこんなで演劇作品、ソロの公演など、コバケンの舞台には何回か足を運びました。

コバケンのソロ公演や演劇も、とても面白かったのですが、結局自分は片桐仁・小林賢太郎のラーメンズとしての2人のコントが一番好きだったんですよ。いつかはラーメンズをこの目で・・・!という思いとは裏腹に、発表されるのはソロの仕事ばかりで、本公演のお知らせは数年待っても来ないままで、そうしているうちに段々と別のことに興味が移ってしまいました。

結果的に、コバケンは2020年にパフォーマーを引退すると発表し、そのままラーメンズは解散となってしまいました。

もう少しハマるのが早ければ、ラーメンズの2人のコントをこの目で見るチャンスがあったのかもしれませんが、自分の環境を振り返ってみても、大学生以前にハマるきっかけがあったとは思えないし、仮に中高生の時に好きだったとしても、地理的・金銭的な問題で現場には行けていなかったと思います。悔しいですが、ラーメンズに会えた世界線というのは自分には訪れることは無かったのだろうなと思います。

■別の推しとの出会い

こんなにラーメンズについて長く語ってしまうとは思いませんでした。

もう一つ熱心に追いかけたもの、それはももクロです。

同じく大学生の時に、学園祭のステージで友達が「行くぜっ!怪盗少女」を踊っていたことが、ももクロを知ったきっかけでした。大学3〜4年生の頃だったと思います。

ももクロはその年の紅白歌合戦に初出場して、友達がももクロの曲をカラオケで歌っていたりもして、その頃から「少し気になる存在」でした。

本格的にハマったきっかけは、ニコニコで見たある動画でした。

その動画はもう存在しないのですが、「サマーダイブ2011 極楽門からこんにちは」の映像だったことは今でも覚えています。


当時社会人になりたての自分は、その動画を見て感動して泣いてしまったのです。

5人の少女が汗だくになりながら全力でパフォーマンスする様子、ファンとの掛け合い、ファンたちの熱いコール、会場の一体感。よく分からないけど、彼女たちの姿が自分の心に深く刺さり、これをきっかけにももクロを本格的に追いかけ始めます。

ももクロをあまりご存知でない方、騙されたと思ってこの動画を見てみて下さい。私が泣いてしまった理由を何となく分かって頂けるのではないかと思います。


CDを借りて曲を聴いたり、ライブの映像を見たりしているうちに、現場に行ってみたい!と思うようになりました。

現場に行ってみたいと思って初めて、応募する機会がやってきました。2014年の国立競技場でのライブです。

結論から言うと、ファンクラブに入っていなかった自分はかすりもせず、国立ライブのチケットを取ることはできませんでした。今思えば無謀だったなと思います。

当時はファンクラブ会員でも現場に行けなかった人もたくさんいたようで、全国各地の映画館と中継でライブビューイングを行っていました。ライブビューイングであればまだチケットが残っていたので、行ってみることにしました。自分のももクロの初めての現場は映画館でした。

リアルな現場ではないけれど、ファンそれぞれが推しの色を身に着けて盛り上がる中(私は赤の夏菜子推しでした)、見様見真似でコールをしたり振りコピをするのがとても楽しかったです。ライブの内容も感動的で、2Daysのうち初日しかライブビューイングを申し込まなかったのを後悔したくらいです。このライブが素晴らしすぎて、初回限定版のBlue-ray DVDセットを買いましたし、これを見るためにブルーレイプレイヤーも買いました。笑 後にももクロのライブDVDはいくつか買いましたが、この国立ライブが今でも一番好きですね。


■ももクロのライブにハマる

このライブビューイングをきっかけに、絶対にライブに行きたい!と思うようになり、チケット確保の目的でファンクラブに入会しました。

FCと無関係の枠で、Ustreamの24時間配信企画のライブに当選し、初のライブの現場は幕張メッセでした。ステージから遠い席であまりメンバーのことは見えなかったし、パフォーマンスも5曲程度でしたが、初めてのライブの現場は臨場感がすごくて本当に楽しく、夢中になってしまいました。

その後はFCに入ったこともあり、日産スタジアムやさいたまスーパーアリーナ等の大規模ライブは、2daysあれば少なくとも1日、ラッキーな時は2日ともチケットを確保できるようになり、年に数回回開催される大規模ライブに足を運ぶようになりました。

■ももクロの魅力

ももクロの魅力について語ると、またとてつもなく長くなってしまいそうですが、現在はORβITのファンとしての目線でこの記事を書いていますので、ORβITのことを考えたときにキーワードになりそうな部分をいくつか取り上げてみたいと思います。私が熱心に追っていたのは2013年~2018年あたりの頃で、今は状況が少し変わっているかもしれませんが、当時のことを思い出しながら書いてみます。私が推していた当時は5人体制でしたので、以下の内容は主に5人だった時代についてです。

まず、グループの成り立ちについて。スターダストプロモーションという大手の芸能事務所の所属ですが、当時はアイドルの部門は無く、アイドルマネジメントの経験が全く無い中でももクロはスタートしています。色々と体当たりな企画や挑戦、メンバーの脱退などの試練を乗り越え、時にはアイドルらしからぬダンス、曲、企画、演出にも挑戦しながらメンバーと共に運営も成長してきました。

次に、ライブパフォーマンスに力を入れ、それが原動力となって大きくなったグループだということ。全力投球のパフォーマンスが有名ですが、アイドルにも関わらず口パクにできるだけ頼らず生歌や生演奏にもこだわっています。彼女達より歌・ダンスのスキルが高いグループはもっといるかもしれませんが、彼女たちのライブは本当に最高なんです。そのライブパフォーマンスを武器にファンを拡大してきました。

更に、メンバーの素晴らしい人間性、仲の良さ。メンバーみんながファン想いで、ピュアでちょっとおバカで面白くて、リアクションも良い。スタッフや周りの大人、共演者からも愛されていて、5人まとめて大好きになってしまうんですよね。

そして、ファンの多様さと平和なファンダム。ももクロのファン(=モノノフ)は昔からアイドルが好きな層だけでなく、老若男女問わず色んな方がいます。ライブ会場に行っても、そのファン層の広さに驚きます。

メンバーの人間性が素晴らしいこともあり、自分の印象ではももクロというグループごと推しているファンがかなりの割合でいたと思います。もちろん、一番に推している子はそれぞれいて、その色を身に着ける人が多いのですが、他の4人も同じくらい好きという人が多かったと思います。グッズも、メンバーカラーの5色+箱推し用の黒が用意されているパターンも多く、黒を身に着けているファンもたくさんいました。

当時よく比較に出されていたのは48グループです。48グループをちゃんと追っていなかったので誤解があったら申し訳無いのですが、彼女たちは総選挙で人気順位が決まり、それに応じてセンターや選抜メンバーが決まってしまうので、メンバー同士やファン同士での争いがどうしても起きやすいのかな、と外から見ていて思っていました。

ももクロにはそのようなシステムが無いので、界隈はいたって平和で、オタ活をしていて嫌な気分になったことはほとんどなかったように思います。

これまで読んだももクロ関連の本で好きな本を紹介します。私が上記で書いたことはここからの受け売りも多いのですが、学術的な観点からももクロを分析をしていてとても面白いです。


■もっと近くで推しを見たい

ももクロの現場は、ファンの一体感と盛り上がりが最高で、メンバーのパフォーマンスから元気をもらえるし、本当に楽しかったのですが、人気アイドルの宿命で、大規模ライブしかチケットを確保できず、小~中規模の現場に行けたことはありませんでした。

そして、大規模ライブは参加できる人数が多いことは良いのですが、その分ステージから遠い席も多く、間近でメンバーを見られる機会がほとんどありませんでした。

2015年に静岡のエコパスタジアムで行われた夏のライブの2日目がこれまで行った中で一番近くて、メインステージではなくセンターステージでしたが、確かステージから10列以内くらいの席でした。そこでメンバーがパフォーマンスをした時間はあまり長くはなかったけれど、この目で顔がはっきり見えるくらい近い距離にメンバーがいて感動でした。

ただ、それを経験してしまったからこそ、その後2階席・3階席になってしまったり、アリーナの後方だった時にいつも残念な気持ちになってしまい、近くで見られるチャンスもなかなか巡ってきませんでした。そして、今後も間近で見られる機会はそうそう無いのだろうな・・・と諦めに近い気持ちも生まれていました。

当時は「今会えるアイドル」をキャッチフレーズにしていましたが、私がハマったころには大きくなりすぎていて、現場で会えるけれど距離はだいぶ遠かったな~と思います。

緑の杏果が突然脱退し、その直後の結成10周年の東京ドームライブを見届けたあたりで、自分が結婚してライフスタイルが変わったり、色々な変化もあり、ライブからは足が遠のいてしまい、推し活からもだんだんとフェードアウトしていきました。

ダラダラと書いてしまいましたが、私の推し活遍歴はこんな感じです。

ももクロからフェードアウトしてから2~3年は、特に代わりに追いかける対象も見つからないまま過ごしました。ももクロは大きくなってから後追いした形で、ファンとして一番楽しいはずの、大きくなっていく様子をリアルタイムで追うことができなかったので、次はもう少しファンとの距離が近いグループを応援したいなと思っていました。

■推す要素しかないORβIT

そんな時に出会ったのがORβITだったんです。

最初にハマったラーメンズは、自分が出会った時には既にコンビとしての活動がほとんどなく会えないままで、次にハマったももクロは会えるけどちょっと遠い、そんな自分が推すしかないと思ったのがORβITです。

ラーメンズとももクロを振り返りながら色々考えてみたのですが、私が誰かを推したくなる要素って大体こんな感じなんですよ。

・何かが他と違って独自性がある

・本業に手を抜かない、職人気質

・活動方針が一貫していてブレない、筋が通っている

・メンバー同士の絆が深く関係が良好

・人柄が良い、人として面白い

・ライブパフォーマンスが最大の武器

・顔が良い(笑)

もうね、ORβITそのまんまなんです。

ここまで読んでくれた方でORβITを知らない方は少ないのではと思うのですが、ワンチャンでラーメンズとももクロから来てくれた方がいらっしゃるかもしれないのでORβITについて簡単に紹介します。

ORβITは2019年にGYAOで配信されたオーディション番組、PRODUCE101JAPAN 出身のメンバー7人で構成された、日韓合同のボーイズグループです。

番組でのデビューは惜しくも叶いませんでしたが、ファイナリストはじめ、最後までデビュー圏内に近かった人気メンバー7人が集まったグループです。所属事務所は自ら立ち上げた日本のDREAM PASSPORTと韓国のFUTURE PASSPORTで、自社レーベルのPresent Labelにて、メンバー自身が作詞や作曲、CDジャケットやグッズのデザインに深く携わり、セルフプロデュースで音楽活動を行っています。2020年11月11日にフルアルバム「OO(オーツー)」でデビューし、2021年4月21日にはミニアルバムの「Enchant」をリリースしています。


日本在住メンバー4人、韓国在住メンバー3人で離れて生活しているため、コロナ禍で全員が集まれない中、リモートでのレコーティング・MV撮影などこれまでの常識に囚われない形でファンを楽しませてくれます。そして7人全員がイケメンで、歌・ダンス・ラップなど個人のスキルも高く、今後に期待大の激アツなグループです。


私が結成を知った当初は、彼らの姿を見られるオープンなコンテンツはPRODUCE 101 JAPANのみで、クローズドなFCのコンテンツもまだ少なく、メンバー1人1人の性格や、ORβITになってからのストーリーほとんど無く分からない部分も多かったのですが、1年経ってメンバー自身からの発信も増えてきて、自分の目は間違っていなかったなと最近本当に思います。

■ORβITのここが好き!

ORβITの好きな部分は既に書いた、自分が推したくなる要素が満載だ、という部分に結局は集約されるんですが、もう全部がそうなんです。

・何かが他と違って独自性がある

自分自身が芸能関係に疎いのでもしかしたら同じようなことやっているグループが既にあるのかもしれないのですが、日韓合同で、事務所もレーベルも自分たちで立ち上げて、楽曲やグッズ、アートワークまで自ら手掛けているグループ、自分は見たことがないです。

自分たちで色々やっているから、インタビューで作詞やジャケットデザインのエピソードが聞けたり、メンバーがやりたいことをやっているんだな、というのがダイレクトに伝わってくるので、ファンとしてはすごく嬉しいし更に応援したくなります。

・本業に手を抜かない、職人気質

上とも少し被りますが、メンバー全員が本当に音楽が大好きで、真剣に取り組んでいることが色んなエピソードから伝わってきます。

この2つのインタビューは4/21に発売されたミニアルバムのEnchantについてメンバーが語っているのですが、こういう話を聞けるのはファンとしてとても嬉しいです。


個人的には潤のラップが本当に職人技だと感じています。自分はラップに詳しくないですが、それでも圧倒されます。まさに「聴けば分かる格が違う」を地で行ける人だなと思っています。

・活動方針が一貫していてブレない、筋が通っている

結成時に韓国メンバーの兵役についてもきちんと言及していて、「兵役に行っている間は残りのメンバーで活動して、帰ってくる場所を作る」「7人の意志で集まったグループ」と公式HPにはっきり書いてあります。

自分たちで事務所を立ち上げているので、事務所の都合で干されたり解散させられたり、ということが無いことも、ファンとしては安心して応援できる要素なのかなと思っています。もちろん、ちゃんとファンが応援したくなるような活動をして、継続的にお金を落とすファンがいてくれることが大前提なのですが。

そこに関しては、この1年見守ってきて、このままで大丈夫か・・・?と不安になる時期も正直ありました。しばらくはデビューするかどうかも分からなかったですしね。でも最近はほとんど心配する要素もありません。

自分たちのやりたい音楽を追求して、ファンを大切にしながらORβITとして長く活動したい、という姿勢は結成当初からぶれない方針として感じられるので、個人的にはそこに好感を持っています。

・メンバー同士の絆が深く関係が良好

この部分はこの数ヶ月でメンバーの口から語られることが増えてきて、ますますORβITへの愛が募るばかりなのですが・・・

色々なインタビューで、お互いがお互いを尊敬していて、高め合っている関係であることが垣間見られ、そのたびに何て尊いんだ・・・!という感情が溢れ出ます。最年長のヨンフンが現在28歳、最年少の優心が20歳で、年齢もバラバラ、拠点も日本と韓国で離れているにも関わらず、メンバー同士の深い信頼関係を感じます。

2020年の1年間はコロナで予定通りの活動ができず、色々と誤解されて外部から批判を浴びたり、きっと彼らにとってはとてつもなく苦しい1年で、メンバー同士がギスギスしてしまっても仕方が無いような環境に外からは見えていました。

でも、喧嘩はしたことが無いとみんな口を揃えて言うし、一人一人が精神的に成熟していて、大人で、お互いのことが大好きで、良いチームワークを築いているのだろうなと思います。

・人柄が良い、人として面白い

ここは、1人1人について熱く語りたいくらいなのですが・・・もうこの時点で1万2千字を超えているので自重します。

7人全員が、とにかく個性的で魅力的なんですよね。自分は箱推しで全員のことが大好きなので、冷静な目で見られていないことは承知の上ですが、みんな本当に面白いんですよ。人間として全員が魅力的。性格や考え方はそれぞれ違いますが、品の良さと真面目で優しいところは全員から共通して感じます。

個人的な印象ですが、ヒチョやトモは基本「何とかなる」と思って大らかに構えていて、駿弥や優心は細かい所まで気を配って準備をするイメージなので、グループとして、とても良くバランスが取れているのかなと思います。

・ライブパフォーマンスが最大の武器

これに関しては、メンバー自身もファンも、今一番もどかしい部分だと思います。

コロナのせいで、結成後にメンバーが全員で集まれたのはほんのわずかな時間だけで、ライブパフォーマンスをファンに披露する機会はこれまでありませんでした。ようやく7月に、FC会員向けにオンラインファンミーティングが開催される予定です。7人全員が揃わなくとも、何かしらの形でパフォーマンスを披露してくれるようなので、それが楽しみです。

PRODUCE 101の番組の中で、各メンバーが歌・ダンス・ラップを披露している様子を見られますが、さすが人気メンバーだっただけあり、全員が光る物を持っています。この7人が集まってライブをしたらどんなに素晴らしいステージができるのだろう、と本当に楽しみです。

オンラインライブも少しずつ浸透してはいますが、やっぱり私はいつか現場で彼らのパフォーマンスを見たい、とどうしても思ってしまいます。コバケンも、ももクロも、やっぱり画面で見るのとその場で見るのでは、臨場感や感動が桁違いだったので。

コロナが落ち着き、観客有りの対面ライブが出来るようになったら、ライブパフォーマンスを武器にファンを増やしていけるグループになると私は信じています。

・顔が良い

ここまで書いてきた通り、パフォーマンスのレベルが高くて音楽的な才能があって、性格も良くて面白い、それだけでもすごい集団なんですけど、なんと漏れなく全員お顔も良いんです。信じられますか?!

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もう本当に、奇跡のグループなんですよ。

■ORβITの今後

ORβITはこんなに素晴らしい集団で、既にたくさんのファンも付いているのですが、一般的な知名度はまだまだ無いに等しいと思っています。

メンバーの口からも世界を目指したい、世界に向けて発信したいという言葉を聞きますし、今後長く活動してもらうためにも、もっともっと有名になってたくさんの人に彼らの音楽やパフォーマンスを見て欲しいなと思います。

これまでの活動の中で、First KitchenやABCマート、ラウンドワンなど全国区の大手企業とコラボを行ったり、雑誌に掲載されたり、スペシャプラスで特番が組まれたりと、徐々にメディアや一般向けの露出も増えてきましたが、大々的に地上波の番組で取り上げられたことはまだほとんどありません。

まだまだ実績が足りない、芸能界の中でのコネが必要、単純に日韓離れているので難しい、、、等色々理由はあると思いますし、メンバー自身が積極的にテレビに出たいという話はあまり聞かないので、出る気も無いのかもしれません。

ただ、テレビ離れが叫ばれる昨今でも、やはり地上波の影響力はまだまだ健在だと思います。いつかは音楽番組でパフォーマンスをする姿が見たいな、そして新しいファンがたくさん付くと良いな、と個人としては願っています。

でも、仮にテレビに出られない、彼ら自身が出たくないとしても、知名度が上がらないとは私は思いません。

SNSが無かった時代でも、ラーメンズはTVにほとんど出演せずライブパフォーマンスを磨いてファンを獲得し続け、長い間活動していましたし、ももクロもライブが原動力となってファン層を拡大してきたので、過去の推し達が辿った道からも、ORβITには大きな可能性を感じているのです。更に今はSNSで簡単に公式やファンからも発信できる時代ですし、テレビに出られなくてもチャンスは十分にあるのではないかと、私は考えています。

ORβITの飛躍のきっかけは、ライブパフォーマンスになるのではないかと予想しています。そのためにも、一日でも早くコロナが収束して欲しいです。

■今出来ること

とはいえ、完全にコロナが収束するにはまだ時間がかかりそうです。ORβITが本領を発揮するであろうライブも、悲しいですがもう少し先にならないと見られないのかなと考えています。

結成当初から比較的最近まで、動画や写真などの供給が非常に少ないORβITでしたが、この2~3ヶ月は毎日のようにSNSの更新があります。TwitterやメンバーのInstagramは以前に比べてかなり頻繁に更新されるようになったし、Tiktokのオフィシャルアカウントが開設されたり、本格的にSNSに力を入れ始めたのがファンとしてはすごく嬉しいです。これまでは、「対面ライブをやりたい」とそこに拘っていたように見えていたのですが、「今できることをやろう」という風に方向性を変えたのかな?と思います。

これ、新規ファン獲得には本当に大事だと私は思っています。何かのきっかけでORβITを知った人が調べたときに、無料で見られるコンテンツがあるか無いかで、ハマるかどうかが大きく違ってくると思うんですよ。

正直、デビューする前、デビュー直後の頃は、仮に布教した誰かが気になると言ってくれたとしても、無料で見られるコンテンツがほとんどないし、FCも入会できる期限が限られていて有料ですし、布教するのがすごく難しかったです。

今は、CDを配ったりサブスクで聴けることを紹介したり、MVのリンクを送ったり、布教に使える材料が本当に豊富になりました。私の最近のお気に入りは、Tiktokの推しのエプロン姿の動画です。これを見せると「え、この人かっこいい」と高確率で食いついてくれます。

この調子で、ORβITを知った人を沼に引き込むための素材をじゃんじゃん提供して欲しいです。単純に自分が見たいのが一番なのですが(笑)

■実は結構効果があるのでは思っているタグイベ

そして肝心の、まだORβITを知らない人にORβITを知ってもらう方法ですが、実はかなり効果的じゃないかと思っているのがタグイベです。ファンがTwitter上で同じハッシュタグを使ってトレンド入りを目指す、というイベントですね。

ORβITではアルバム発売日、MV公開日、メンバーの誕生日などでタグイベが企画され、実際にトレンド入りすることも多いです。

先日、国宝級イケメンランキングへのランクインを狙うために、トモがソロで掲載された雑誌「TVガイドAlpha」と7人が掲載された「NINE CONTINUE」の発売日に、#安藤誠明 でトレンド入りを目指し、自分もタグイベに参加しました。

おすすめの方でしたが無事にトレンド入りを果たし、ORβITをよく知らない層にも多少は届いたな、という手ごたえがありました。

自分がラーメンズやももクロにハマった時のことを思い出すと、認識してすぐハマるのではなく、数回接点があった後に本格的に気になりだして調べる、という行動をしています。そのため、定期的にトレンド入りさせて、「ORβITってたまに見るけどなんだろう」と思わせることで、認知する人を増やせるのではないかと思っています。

単純に自分の経験からそう思う、という話なので、必ずしもこの考えが正しいとは思いませんが、タグイベは今後も出来る範囲で自分も頑張りたいです。お金もかからないし、単純にTLが盛り上がるのも結構好きなので。ファンとしても、今できることをできるだけ頑張りたいです。

■個人的な懸念

ORβITの未来は明るいと確信しているのですが、自分が気を付けたいなと思っていること、そしてメンバー自身や、今後の活動方針の中で、気を付けて欲しいなと個人的に思っていることがあります。

それは、ORβITの界隈が開かれたコミュニティであり続けること、新規が入って来やすい空気を保つことです。

1年間活動の様子を見守ってきて、彼らからは「自分たちのやりたい音楽をやる」「そのために7人で集まった」というメッセージを強く感じます。少し意地悪な言い方をすると、大衆に媚びるのではなく、来る者拒まず去る者追わずな感じで、「これが僕たちのスタイルだから応援したい人だけ付いてきてね」と言っているようにも取れます。

第1回目の募集で入ったFC会員向けの継続特典のORβOOKという冊子でメンバーそれぞれが率直な思いを語ってくれています。FC限定なので詳細について語れないのが残念なのですが、これの内容からもその姿勢を強く感じました。

私はORβITの安売りしない姿勢、我が道を貫く姿勢が大好きです。それが彼らのブランド価値を上げているとも思っています。なので、嫌な印象は受けず、むしろ「これでこそORβIT!!ますます推し甲斐があるわ!!!」と好意的に受け取りましたが、同時に危うさも少しだけ感じました。

ファンダムについても同じです。Twitterでたくさんの人と交流しながら楽しく応援していますが、1年近く見守っている中で色々な出来事がありました。前述の通り、「このままで大丈夫か・・・?」と心配になることも何度もあり、TLが荒れることも多かったです。それでも基本的には、「色々あるけど前向きに応援しよう」という勢力が強くて、そう思えない人にとっては居心地が悪い空間だったのだろうなと思います。その空気が原因なのか、単純にORβITに対して不満だったのかは分かりませんが、離脱してしまったファンも結構いたと思います。

私個人の意見なのですが、ORβITを楽しく推すためにわざわざTwitterの専用アカウントを作っている方が大多数だと思います。自分もそうです。楽しく推すためのアカウントで、不満ばかり言っている人がいたら確かに気分が下がりますし、自分も出来るだけそういう意見は見たくないです。でも、それを排除することはしたくないなと私は思います。

以前のNoteでも書いた通り、ネガティブ意見の反対のことを言うことは責めないで欲しいのですが、ネガティブな意見を言う人に対して、匿名のマシュマロ等で攻撃的なメッセージを送る人がいるのを何回か見てしまい、「ああ、こういうことか。。。」と色々と悟ってしまいました。

この記事を書き進めるためにラーメンズ関連の記事をいくつか見ていたのですが、自戒も込めて以下を抜粋します。

「『他者』がいない客席は駄目だ。『他者不在』の状態は、他者(例えば俺)が観た時、大きな違和感を感じる。マギーには悪いが、後期のジョビジョバはそれが嫌で観に行く気になれなかった。ラーメンズもそう。ナイロンにもその気配がないワケではないが、まだ大丈夫だと思えるのは、ごくたまにキャラクターグッズ的なモノを物販した時に、さして売れ行きが良くないからだ。これは俺の偏見か?」(2008年04月01日に投稿されたケラリーノ・サンドロヴィッチblog 「日々是嫌日」より)
つまり、ファンだけがライブを観にくる状態は健全ではないという指摘だ。とはいえ、ケラは後日ブログを更新し、「俺ラーメンズもラーメンも好きだし、あの小林くんのストイックな姿勢はほんの少し尊敬してるといっても過言ではない。だからこそ余計勿体ないと思った」と補足している。このことからも、小林またはラーメンズに対する愛ある言葉であったことは間違いない。

このラーメンズの件だけで言えば、わざわざチケットを買ったファンしか劇場にいないのだから、「他者」がいなくて当然といえば当然なのですが、それでもライトな層が違和感を感じるくらい、内輪な雰囲気だったのかなと想像します。当時のラーメンズのことはよく知らないので、あくまで自分の想像なのですが。

まだライブを1回も行っていないORβITに対してこういうことを言うのは気が早いし、心配しすぎかもしれませんが、ORβITの界隈も、「他者不在」になり得るのかも、という危機感を少しですが感じています。

まだ結成から1年と少しで、ファンダムも何だかんだ平和だとは思っています。私が交流させてもらっている皆さんは、基本的にいい人ばかりで、新しくファンになった方を温かく迎えている様子をよく見ます。

ただ、オタ活用のアカウントを動かしていると、自分の意見と違う意見を認められない人が一定数いるんだなと感じることがあります。そういう方は、ほんの一部だとは思うのですが。これって日本人に特有の現象なのでしょうか。詳しい人に聞いてみたいです。

今後もっとファンが増えて色々な意見を持った方が入ってきた時、モヤモヤが溜まるようなことがあった時に、様々な意見を尊重できる、多様性を認められる、開かれたファンダムでありたいなと願います。

また、メンバー自身の行動や活動の姿勢についても、自分達のやり方に誇りを持ちながら、既存のファンを大事にして欲しいとは思いますが、新規のファンも積極的に取り込むような活動をして欲しいな、と願っています。色々なジャンルの楽曲に挑戦したり、積極的にメディアに出ることも含めて。

やっぱり、いくら今ORβITのことが大好きでも、単純に飽きてしまう人、色々な事情で推し活からフェードアウトしてしまう人は今後も出てくると思うので、今後長く活動してもらうためにも、新規ファンの獲得は常に第一優先で行って欲しいです。私がこんなところで言うまでもなく、彼らが一番に考えているとは思いますけどね。

少なくとも、既存のファンだけが盛り上がり、昔から応援している人以外は付いていけない、みたいな状況にはなって欲しくない、ということです。いちファンとして、自分自身も気を付けたいと思うところです。

■ORβIT、世界に羽ばたけ!

ORβITはこれからどんどん人気になると思いますし、なって欲しいです。

現時点では、まだ限られた人にしか知られていない存在ということ、あとはたまたま運が良かったのが一番だと思いますが、CD購入特典のオンラインサイン会に当選したり、メンバーの直筆サイン入りのトレカを引き当てたり、超人気グループを応援していたら起こらないであろうラッキーがたまに起こります。もっとファンが増えたらこういう機会も少なくなると思うと寂しいですが、早くそのくらいになって欲しい気持ちもあります。

私は運よく結成当初に彼らに出会うことができたので、これからの様子を見守っていくのが本当に楽しみです。メンバーの目指す世界の舞台に、EαRTHみんなで連れていきたいです。この奇跡のような7人組に、どうか幸せになって欲しいし、一緒に幸せになりたい。

なんと、今もう1万8千字を超えました。これまで書いた文章で、卒論の次に長いかもしれません。推しについて語るとついつい熱くなってしまいますね、反省。

もし最後まで読んで下さった方がいましたら、こんな自分語りにお付き合い頂きありがとうございました。


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