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キャリアコンサルタントが振り返りたい『ほどよい距離感』を探ること

 資格を取って間もないキャリアコンサルタントの課題として、相談者(CL)の主訴や問題の把握を確認しないまま問題解決を急いでしまうことがあります。見立て(仮説)をパターン化し、代表的な問題点である自己理解不足やコミュニケーション不足などをあてはめてしまう傾向です。

 上級者の方が見ていると余計に背伸びしてしまい、まだまだ安定的に進めることが難しいなと感じてしまうことがあります。
自分が何故?と思ったこと、その説明ができるかどうかを意識してCLと真摯に向かい合う。CLのために何ができるか?何が言えるか?を考える。ブレない自分を持って、相談品質のブレを軽減していけるようにも努める。

先月受講した講習会で感じたことですが、「来てくれてありがとうと声をかける」ということがありました。相談に訪れること自体を報酬にしてしまうと依存関係を作ってしまう可能性が高まりますね。このことはCLとキャリアコンサルタントという関係性を崩すことにも繋がることともなってしまうので避けた方が良いと私は感じました。

キャリアコンサルタントも人間ですので『情』が湧くこともありますし、特に学生、若者は未熟な存在なので、足りないところを支援してあげたいという『親心』や『面倒を見る』といった面がついつい出てしまいます。

『求めに応じた支援』に徹する。

このスタンスを保つことが相談品質のブレを軽減することにも繋がります。『支援』と『応援』をドライに切り離し、『ほどよい距離感』を探りながら活動していきたいとおもいます。

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