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就活の転機になったイベントとは?自己分析は「ついつい自分が熱く語ってしまう話題」を探そう。

今回は遠回りをしてやっと辿り着いた「自分の就活の軸になるもの」について話したいと思います。ゴッチャゴッチャ沢山考えて寄り道もしましたが、結局は最初考えていたことにスッポリ収まりました。

もし、今就活生で自己分析に悩んでいる人がいたら「ついつい自分が熱く語ってしまう話題」を大切にしてみてはいかがでしょうか。私は、それで原点に立ち直ることができました。それではどうぞ。

軸:女性がわくわくできるライフプランを持てる社会を作りたい

日本の女子大生は”幻の赤ちゃん”を抱えて就活をすること、日本の女性の専業主婦志望の多さ、ロールモデルが周りにいないこと、女性のキャリアプランが立てづらい社会など沢山の問題が複雑に絡み合って生まれている問題はとても大きい。
最初は大きい志があっても、将来の結婚や出産、それに伴うキャリアプランなどを考えると一気に不安を感じはじめ、自信がなくなってしまう。私は、そんな社会を変えるために、女性がわくわくできるライフプランを持てる社会を作りたいと思っています。“幻の赤ちゃん”の心配をせず思い切りやりたいことに向かっていける社会、一人一人の女性が思い描くライフプランで生きられる社会です。
しかし、この考えが揺らいだのは昨年ボスキャリで、ある会社の人事と採用面接をした時です。面接で、女性がもっと生きやすい社会作りを目指したいと言った際に、「対象を女性に絞っている時点でもう古い。そのような小さな世界観で見るのではなくて、もっと大きな視野で社会を見るべきだ。すでに社会は女性が活躍しやすいように変わってきているし、今更その問題に取り組み始めるのは遅いだろう。」という風なお話をされました。

それから、自分の中で「女性が生きやすい社会作りだけに固執している自分の考えは時代錯誤なのだろうか。もっと広い視野を持つべきなのかな。」と心が動かされ、この問題からは一度離れて社会を広く見てみることにしました。というか、本音を言うと人事にそのように言われて、自分の持つ価値観というのが急に古臭く見えて手放したくなったのです。

それから、有料のニュースメディアに登録をしたり、興味関心の湧く話題を積極的に調べたりしていく内に、社会の主要な話題や関心を知ることができたし、世の中には色々な分野で頑張ったり夢中になって成果を出そうと奮闘したりしている人の存在があることを知りました。しかし、その中で面白そうと思う事業はあっても、自分の中に思いっきり吸収できるほどインパクトのあるものには出会えないでいました。

だから、就活のESを書く際にはいつも手が止まり、曖昧な志望動機しか書けないでいました。

その後の転機は、NewsPicksが主催していた学生向けイベントであるHOPEです。
このイベントには、社会で既に活躍されている約10人の社会人の中からリストを見て一人を選び、学生数人とその社会人でグループになって対話ができるコンテンツがありました。そのリストに女性が一人だったこともあり、私は自然とその方を選びました。
その方は、現在2社で働かれていて「女性が活躍するキッカケを作りたい」と堂々と仰っていました。私はその瞬間に、「私も女性サポートをしたいんだ」という感情が強く溢れ、それと同時にこんな風に堂々とこの夢を語っていいんだと思いましたと嬉しくなりました。自分が一度手放した目標を語っている人を目の前で見て、溢れ出る気持ちが止められなかったのです。そして、やはり”自分が一番熱くなれる課題”は社会における女性に関わる問題にあると感じ、もうブレることはないだろうなとも思いました。

こんなに自分が夢中になって熱くなれる話題の貴重性は、一度自分の目標を捨てた期間があったからこそ気がつけたことです。

問題:「働き方の多様性」と「フェミニズムや結婚、家族の在り方」

女性サポートをしたいと主張をし、その考えを深く考えた先にはどうしてもフェミニズム問題に行き着きます。フェミニズムは男性嫌悪とも取られる社会の風潮があり、実際に私も留学先で自分の考えを述べたときに、男友達に「フェミフェミしてんなぁ笑」と言われました。これに対して、嫌な思いをしたとかではなく、ただ単純に社会に対して自分の考えを伝えることの難しさを実感させられました。正直に言うと、自分が”フェミニスト”だと名乗ることに未だ抵抗があります。

よくSNS上で、フェミニストに関する話題が挙げられて叩かれているのをよく見ます。だからこそ、自分の考え方や立ち位置というのをしっかりと明確にして発信していきたいです。

さて、この軸を具体的に落とし込み、まずは以下の2つの問題にアプローチしたいと考えています。

1.「働き方の多様性」を広げること
女性に限らず、人の人生を考えたときに、仕事というものは非常に大きなパーセンテージを占めます。しかし、その仕事に対して未だネガティブなイメージがあることは確かです。就活に対しての嫌悪感であったり、「大学生は人生の夏休み」で社会に出たら自由はないと脅されたり。そして、男性が育休をとることに対してまだまだ否定的な風潮や、女子大学生だけが幻の赤ちゃんを抱えて就活をすることであったり。
もし、日本全体が働くことに対してもっとポジティブでイメージを持っていたら…女性問題を含め、社会全体が向上することは間違いないはずです。そして、そんな社会を作るために働きたいなと思います。
2.「フェミニズムや結婚、家族の在り方」
これらの根底にある価値観を変えていきたいです。近年、少しずつですが男性社員に育休を適応したり、夫婦別姓問題が話題に上がったり、家族の在り方が変わってきています。しかし、まだまだ古臭い価値観があるのは間違いないです。例えば、両親共働きであるにも関わらず、女性が家事・育児をほとんど請け負い、男性はあくまでその手伝いだという認識で回っている家庭は多いです。そのようなジェンダーロールも変えていきたいのです。

仕事:コンテンツを作って発信して影響を与える

今の世の中は、ライフスタイルや物事に対する価値観が大きく変化している過渡期にあります。私は、そんな社会において、それらの変化をただ受け止めるだけではなく、変化に影響を与えていく人になりたいと思っています。そのため、具体的にはコンテンツを作り、それを世の中に発信して人の役に立ったり影響を与える仕事がしたいです。

そこで最初は、自分が好きで得意なライティングができることを条件に就活をしてみたのですが、記者や編集などのプロの仕事に就く人は”ただ単純にライティングが好きだから”というのではなく、世の中に向けて伝えたいことの視野がもっと深くて広い人だと感じ、自分はそこまで幅広い分野に熱量を持てないかもしれないと感じました。

また最近、「何かのスキルを極めるべき」みたいな風潮があり、自分もそうするべきかと思いライティングを選んでみたのですが、そもそも本当に新卒で一つの職種に極めるべき人間は、既にしっかりとした実績があってその道以外考えられない、というような人なのだと気付きました。
そこで今は、自分の軸を受け入れてくれて、解決したい問題にアプローチできる会社というのを条件にもう一度見直しています。

また、以下の動画に影響を受け、何かの分野で一番を目指したいと思っています。

具体的に言うと、学生イベントに呼ばれて、しっかりと自分の考えを語れるような人になるのが理想です。今回のNewsPicksのイベントでも登壇者は女性一人。サンプリングをするにも、女性のロールモデルがまだまだ少ない中で、将来自分がその一人になれたらいいなと思います。やはり、誰かを参考にするときに、同性で活躍している人の方が参考にしやすいからです。

最後に…

いかがでしたでしょうか。私は遠回りもしましたが、結局本当にやりたいことと言うのは無理矢理作るのではなく、人生経験などから出来上がるものであり、自分が既に関心を持っているものだと気が付きました。もし、今就活生で自己分析に悩んでいる人がいたら「ついつい自分が熱く語ってしまう話題」を考えてみてはいかがでしょうか。


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