目醒めを促す聖バレンタイン

バレンタインの語源となったとされる3世紀のカソリック司教、聖ウァレンティヌスは、ローマ皇帝が禁止した兵士達の結婚を取り持ったことから、恋愛の守護聖人として信仰されている。

聖ウァレンティヌスはローマ皇帝に迫害されて監獄に入れられている間、看守の娘が盲目であったところ、それを治してやったという逸話が残っているそうだ。

盲目を開眼させることができた聖ウァレンティヌスにあやかって、今年のバレンタインは特に、聖なる愛への祈りと同時に、真実が見えない盲目のような心の状態に陥っている私自身も含めた人類に祈ろうと思う。

心に愛の光が差し込み温かな火を灯しますように。圧倒的な強さと輝きを。女性が太陽であっていいのだと、恐れ隠れている時代は終わったのだと信じる力を取り戻せますように。新しい時代を引っ張るのは、変えられるのは私たち。私たちの目醒めが待ち望まれています。