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らぶどらっぐすとあ

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2021年2月の記事一覧

詩     大それない

詩 大それない

大それた
会話ではなく

それとない話を
するのがいい

小さい悩みとか
愚痴とか

今日の出来事とか
好きな話題とか

大それない
話を
するのがいい

そう言うのが
好き。

詩     揺れる

詩 揺れる

駐車場
車と車の隙間から

柔らかい枝になった
春の木を見た

風は

冬の枯れ葉を運び
次の季節を
連れてきたんだね

成長も衰退も
時間と一緒に
風が連れてくるなら

いま私の髪を
揺らした風は

有り難いような
皮肉なようなで

心まで
揺らしていくね

駐車場
車と車の隙間から

ちょっと
目をそらした。

詩    白く小さな私の箱

詩 白く小さな私の箱

壁が白い
私の部屋

白く小さな
私の箱

充分幸せだとおもう

なんとなくそう思う

ここが全てじゃないけれど

箱の蓋を閉めて
眠りにつく時に

なんとなく
幸せかもねとそう思う。

箱の中って
安心するもの。

詩    しー。

詩 しー。

眩しいと
目を細めるより

険しいと
目を細めるより

微笑ましいと
柔らかに
目を細めたい

刺激も挑戦も
素晴らしいけれど

優しいに勝る
視界はないよね。

詩     夜時間

詩 夜時間

熱く
想い語るには
あまりに
短く

なにかしらに
抱かれ
落ち込むには
長すぎる

夜は

いつだって
皮肉だね。