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たぎれ!おだんご

タイトルは燃えよ!ドラゴンのパクリです。

昨日、久しぶりにいきりたったので


いきりついでにたぎろうと思います。


電話応対の相手があまりに失礼でした。


あちらからしたら、私の言うことが出過ぎたことに思えたのでしょう。


私がこれまで、電話に出た方ではなく、別の同じ役職の方にご相談に乗ってもらい段取りをしていたことも気に障ったようでした。


往々にしてあります。


まず、俺を通せよ。の人です。


相談に乗ってくださった方へ、伝言をお願いしました。

そのまま伝えていただければ、わかります。という内容がまた面白くない。


いちゃもんをつけて、ぐずぐずと、あなたの言ってることがわかりません。と突き返す。


私が話しているのは、私のお客さんのことですが、相手がそのことより自分のメンツを優先するならば、話の終着駅が異なります。


大変失礼しました。私が出過ぎたご連絡をして
申し訳ありません。伝言頂かなくて結構です。

と静かに言って電話を切りました。


久しぶりに、たぎりました。


☆☆☆


私がいつも仕事で感じている憤りのひとつに


結局、ギャーギャーという人が優遇される。


という人生の真実があります。


威圧的で、機嫌の良し悪しのあるケアマネの方が言うことを聞いてもらえる。というのもあります。


これは裏を返せば


我慢して耐え忍ぶ人は冷遇されるということです。


気持ちの浮き沈みで仕事をしないケアマネが軽く扱われる。というのもあります。


控えめで、自分の荷物を人に持たせることを躊躇する責任感の強い人は、大抵、大丈夫ですよね。と突き放されてしまうということです。


ちなみに。


私はギャーギャーと言う人をよくない。と言っているわけではありません。


威圧的で機嫌の良し悪しで仕事をする人を、ポイントゲッターとして起用したいこともあるのと同じです。


もちろん、自己主張が強く、周りを顧みない振る舞いに辟易することはありますが、


自分が抱えきれない荷物を、あんたも手伝って!と言えるのは、一つの強さであり、また生きる上での柔らかさでもあると捉えています。


なので、ギャーギャーは時に必要です。


助けて、どうにかして、どうしてくれんの?


は、よっしゃ、こい!!の起爆剤にもなります。


ただ、そんな風にはなれない人もいるんですよ。


なりふり構わず、人に助けて!を言えない人はたくさんいます。


それでも過酷な介護を続けていて


やるせない後始末を繰り返して


夜もよく眠れない、仕事も思うようにできない


怒ってしまう自分にがっかりして


苛立つ自分に腹が立つ。


それでも、


大丈夫です。家族だから頑張ります。

なんて言われます。にっこり笑ったりして。


私が泣きます。無力で泣きます。


介護とは、看病とは。


決して、自分の人生より優先してはなりません。


おだんごさん、そんな簡単じゃない。


おだんごさん、それは綺麗事。


わかっています。わかっていますとも。


しかし、私の仕事は


介護はあなたの人生を犠牲にしてするものでは決してありません。


と強く言い切る仕事です。


これが例え真実ではないとしても。


私がそれを信じないわけにはいきません。


あなたが介護をしている人は


たいていはあなたのことを愛している人です。


あなたが介護をしている人は


たいていはあなたが恩義を感じている人です。


中には、憎しみや恨みで満ちている人もいます。


介護は多種多様。


しかし、そのどれもに共通するのは、強い感情のつながりが土台にあるということです。


それがゆえ、自分の人生を犠牲にすることは
致し方ない。に結びつくことが往々にしてあるのです。

犠牲とは、自分を蔑ろにすることになりかねません。


介護をする人が、自分自身を大切にしていないことは、実は、介護される人を幸せにしない。


献身的でありすぎると、時にそれは介護される側にとって大きな抑圧にも繋がります。

これが私の基本的な考え方です。


自分の大切な人を、自分の身体や心の機能不全により、窮屈にさせてしまうこと。


それが、どれだけの悲しみか。


それが、どれほどの憂鬱か。


介護を受ける人は否応なしに、誰かの目と手と
心を借りなければなりません。


機嫌が変わりやすい人は、脅威です。


いつも不満な人は、災害です。


だからこそ、介護をする人の健康と安定を


私はアシストしたいと考えています。


それが、介護を受ける人の幸せに繋がると


信じているからです。


頑張ること、費やすこと、繰り返すこと。


それは当たり前ではありません。


本当に本当にかけがえのないことです。


だからこそ、自分を労い、自分を顧みて甘やかすことにも、時間を使って欲しいと思います。


私のお客さんに、非常に頑張り屋なご家族がいます。


ご家族で介護をしています。


頑張りすぎています。確実にキャパオーバーです。


しかし、ご家族皆さんが


忍耐強く自制心が優れていて、


内情が伝わりづらい。


そして、大丈夫だね。と言われてしまう。


大丈夫だね。と言われたら、


そういう人たちは大丈夫にしていきます。


私は毎回、これは大丈夫ではありません。


と話します。


まだまだ沢山の方法や支援があることを紹介します。


ご家族は驚き、はっとして、時に涙しますがすぐには委ねられません。


それはそうです。ゆっくりじっくりしか人は変われませんよね。


自分ではもはや見えない自分を抱えた人に


鏡を渡すような仕事をしたいと思っています。


ふと鏡をみたらね、私、笑ってたよ、おだんごさん。と言われる仕事をしたいと思っています。


表層的なものに惑わされずに。


わかりやすいものに流されずに。


時にぶつかりながら、時に間違えながら。


それでも、ギャーギャーと言う人だけが


優遇されるなんてやっぱり面白くない。


控えめで、忍耐強く、礼儀正しい人が


気持ちが楽になるアシストを研究しています。


諦めないぞ。たぎれ!おだんごです。


#note
#仕事の話














お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。