お寒うございます。
今朝、お寒うございますね。
昨日の皆既月食は、私の住むところはあいにくのお天気で全くの闇夜。
でも、noteを開くとあちらこちらで月の様子を楽しむことができました。
自分の好きな人が、この現象に立ち会えたことを嬉しいなあ。と思えること。
素直にそれはいいことだと思います。
先日、きのう何食べた?という映画を観ました。
ドラマの時からファンで、映画もとても満たされました。
日常の中の棘や、繰り返されるすれ違いも描かれています。
ジルベールの苛立ちに、佳代子さんがポンと肩を叩くシーンがあります。
私はその温度感がすごく心地よいと感じました。
佳代子さんの喜びにケチをつけるジルベールは、その時、佳代子さんではなく自分を傷つけている。
ジルベールの言葉に反応するのではなく、その奥の心を見つめている佳代子さんの手のひらから響くものに、ああ、このくらいの距離感で温度で、誰かの悲しみに寄り添えたらなと思いました。
思いあっても交われない。という事実もあります。
愛しているから傷つけることもあります。
それでも、思い合うことを諦めないこと。
誰かの幸せを慈しみ喜ぶこと。
毎日ご飯をたべるように。
自然に当たり前に繰り返していくことの稀有を
作品は丁寧に丁寧に紡いでいるように感じました。
お寒うございますね。
寒いかな、寒くないかな、あったかくして風邪ひかないでね。
そんな風に夜空を見上げながら、人を想える自分であることを確認し、大切なことを見失わないように自戒もしました。
きのう何食べた?
ごはんをちゃんと食べたかな?って、あなたのことを思っています。という愛の言葉ですね。
今ある日常を。隣の人の幸せを。
素直に喜び、感謝できる映画です。
お寒い夜にはピッタリです。
お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。