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おならと口笛


まずは反省から。

昨日のnoteにて、熱のある好意に距離を感じてしまう。好きを語る時には押し付けないように調整が必要だな。という自戒を書きました。

しかしです。自戒が注意喚起みたいにも聞こえるではないか。と読み直して感じました。


人の表現に対して窮屈にさせる意図はありません。


しかし、心の奥の奥で、どうか気づいてほしい。という私の押し付けがあったことは否めず、メッセージ性が漏れていました。


どんな了見だ!と自分を叱りつけました。


よくない、本当に。私はよくありません。


ですので、今日はもう本当にどうでもよいことを真剣に書きます。


ちなみに昨日のnoteを修正もしません。


反省とは過去を編集するのではなく、未来に反映させていきたい。そう考えています。


というわけで、おならです。


私が知る限り、おならは人前での禁忌とされ、思わず何の気もないのに出現してしまうと、ものすごく恥ずかしいものとされています。


それは、音のせいなのか、臭いを伴うからか。


または、その先にうんちの気配を感じるからか。


おならとは恥であり、秘。


テレビ番組などで、妻のおならを聞いたことがない。そもそも、私の妻はおならをしないのではないか。などと語る男性芸能人を見ると、私はテレビのこちら側でわなわな震えています。


すごい。人はなぜそんなにも自制心が優れているのか。

そもそも、おならに言うことをきかせることができるとは、何と優れた教育者であるか。と顔も姿も知らないその男性芸能人の妻さんに、敬意のみを捧げています。


ここまで読んで察しの良い方はお気づきでしょうが、私はおならの意思を尊重するタイプです。


まず、私のおならは私のいうことを聞いた試しがありません。ずっと反抗期であるともいえます。


ちっともうちでじっとしていない。


よほど腸内にとどまることが、居心地が悪いのでしょう。


もしくは好奇心旺盛で、独立心があるともいえます。


私に似て出たがりで目立ちたがりのところも否めません。なんならシンパシーさえ感じます。


そして、私も親バカ(私はおならの親か?という哲学的な話は横におき、お付き合いください)
もしくは大家バカ(私はおならと賃貸契約の関係か?というファンタジーにも目を瞑り、お付き合いください)で、


このおならは私の体内に留めるにはあまりに持て余すエネルギーがある。なので、広い世界に羽ばたくがよい。と後押ししています。


こんな回りくどいことを普段は説明せず、健康のためにおならはがまんしたくない。と短くまとめています。


短くまとめるということは。


おならに関するスタンスを聞かされている人がいるということです。


おならに関するスタンスを聞かされている人がいるということは、おならを年がら年中耳にしている人がいるということです。


夫ですね。


おならを理由に離婚するには、年を重ね過ぎてしまった。


おならで説教するのも疲れてしまった。


遠慮のない関係じゃないか!などと、いいように丸め込まれ、臭くないからいいじゃないか!と、逆に説き伏せられる。


夫は、おならをしない奥様の話にやはり震えています。


多分、南極物語を観た時ぐらい感動していると思います。


本当に気の毒です。ちなみに毒は私です。


もちろん、私も外では極力気をつけています。


夫以外と置き換えても良いです。


ただ、普段から肛門がおならに対して寛容なので、立ち座りのアクションで思わず。なんてこともあります。


ぷぅ。と掠れるくらいに調整できたらいいのですが、濁点の方で長めだと存在感があります。


この時に、はい!私のおならです!ごめんなさい!と挙手ができるほどには私が人間ができていない。


しらばっくれて、書類をトントンしたり、椅子をガタガタさせたり、ぷいと視線を彷徨わせています。


情けない!!本当に情けない!!


内弁慶なのです。


先日、テレビで松本明子さんが自然におならをしていて衝撃でした。


女性のおならを笑いに!の先駆者を見ました。


松本明子さんはやはり違う。私はしかし動揺しました。


そして、テレビの中にも狼狽える千鳥とかまいたち。


女性のおならが笑いに変わる。


その市民権を得るにはまだまだ長い闘いが必要と実感しました。


私的にはおならと口笛がおんなじ感じになればいいな。と思っています。


君、おなら、得意なんだね。


いや、それほどでもないよ。


これぐらい気軽にならないものか。


でどこが、上か下かで愉快が不快になる。


残念でなりません。


ミスチルが「口笛」を歌っても、「おなら」を歌うのはファンとして心苦しい。という都合の良い本音もあります。


やはり、おならが口笛と同列に扱われるのは険しいのかもしれません。


ただ、数十年前までは当たり前だったことが今では不可思議。ということはザラにあります。


え、おならって禁忌だったんですか?


腸内環境によくないじゃないですか?


信じられない!?って世界にならないかなと思っています。


そのくせ、人の臭いおならに激怒したりします。


この自分勝手こそを、まず、コントロールすべき。とここまで書いて気づきました。


今年の七夕では、おならの市民権獲得を心で願おうと思います。


短冊には書きませんよ、いい大人ですから。


#2000文字もおなら




お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。