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小石の重さを量れる人に
今朝、チラリと糸井重里さんが特集されているswitchを何気なく見た。
私は、時々、おもむろに本棚から引っ張り出した小説のたまたまめくったページを黙読したり、漫画の数コマを眺めたりする。
乱暴だし、失礼だし、自分勝手だと思う。
ただ、その時に再会した言葉や物語にその時欲しかったメッセージが隠れていることがある。
引き寄せたのか、授かりなのかわからないが、
自分的には欲しい気づきを受け取ることがある。
毎回ではない。だから、ほんの時々、きた!と思う。
switchをペラペラしていて、
私は糸井重里さんをどうしてこんなに追うのだろうと考える。
ぎゅーっとレンズを絞り雑念を捨てる。
魅力は数えきれない。ただそこをあえて一つ。
真ん中にあるのは、軽やかさである。
私は糸井重里さんの軽やかさに、いつも憧れている。
幾つになっても、好きな洋服を着てもいい。
立場があっても、思うことは話してもいい。
型式に当てはまらず、礼儀正しい。
不躾のようでいて爽快。
優しいようでいて怖い。
厳しいようでいて温かい。
全ては糸井さんの軽やかさの成せる技だと思う。
軽やかさとは。自分に問う。
そこで頭に浮かぶのは小石。
小さな石を手に取り、軽いなと感じるのではなく
小さな石に重さがあることを感じることができる人になりたい。
軽やかさと言うのは、軽率であるということではなく、誠実であることだと思うし
小石は小石と決めつけるのではなく、もしかしたら何か別の価値があったり、見方があったり
面白いものが隠れているかもな。なんて飛躍できる柔らかさなんじゃないか。とも思う。
決めつけられたものや当たり前や
お察しの通りから、少し距離を置いて
ふわふわと冷静でいたいなと思う。
小石の重さを量れる人に。
私の今朝の頭の中です。
お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。