テレビドラマ三選
この秋、珍しくほぼタイムリーに追いかけているドラマが3つ。
子供の頃のように、ああ、早く続きみたいな。というドラマが3つ。
あるんですよ、木曜日と金曜日と日曜日が楽しみ。
まずひとつめ
こちら、セクシー田中さん。
漫画を読んだんです、たまたま、コミックシーモアで。あんまり刺さって、漫画久しぶりに買おうかな。というタイミングでドラマが始まりました。
まず、木南晴夏さんが田中さんのまんまだし、
なんといっても朱里役の生見愛瑠さんがいいです。
昔、ユースケサンタマリアさんが、現れた時のような、あら!というときめき。
まんま生きるみたいに演じる人が好きです。
どの年代でも、どんな価値観でも、刺激を受けたり影響を与えあって、人を知る中で自分を知る。簡単に否定や非難に舵を切らない。
田中さんの背筋を伸ばして生きていたい。に激しく共感します。ベリーダンスはできなくとも!!
ふたつめ
好きに決まっている。
根底に、人間という生き物に対しての肯定がある。
だらしなくとも、意地悪でも、弱くても、気にしいでもよい。
わかりあえないことにがっかりするよりも
わかりあえたときのときめきを大事にしている。
傷ついてもご飯は美味しいし、好きな人は隣にいる。
一筋縄ではいかない。ということを認めていてだからとて投げ出すわけでもない。
出演者の皆さんもきっと作品を愛しているだろうと感じるとても気分の良い良質なドラマです。
シーズン1より、柔らかいシロさんが更に好きです。
みっつめ
これ。どうして見ているのかを説明できないのですが、続きが楽しみ。
そして、正直な感想としては、人柄の棲み分けが見えにくい。個性が一色に見えてしまう。
同じ人がいる。それぞれの背景に同じ人がいると私の場合は感じてしまう。
4人のやりとりを見ながら、1人を感じてしまう。
これは悪口や非難ではなく感想でしかないし、
私の問題のように思う。
いい悪いではなく。
そこに引っかかりすぎると、斜めにしか見られず集中できないのだけれど、このドラマは違う。
その違和感や物足りなさを凌駕するセリフの言葉選びに驚いたり、そこここに散りばめられた小さな伏線や匂わせみたいなものを、ちょこちょこ拾っては、結びつけて喜んだりしている。
出演者がみんな好きな人だと、実は見ない。ということもよくある(臍曲がりがすぎる)のだが、これは最後まで見たいし、着地の仕方に興味があるのです。
何よりも、松下洸平さんは、本当にどういうつもりだ。と思う。可愛くて癒しがすぎる。すぎるぞ松下くん!ダッフルコートとか反則だぞ。とひとり、ごちる。
優しい人達の話ではない。
傷つけられた可哀想な人達の話でもない。
自分を生きることをまっすぐに見つめ始めた人達の話しなんだと思う。
自分が抱く疎外感や、人とは違うという感覚は案外と普遍的で、形や色合いが違えど、心当たりにぶつかる。だから、見続けようという選択に繋がっている。
一見被害者のような顔をしていても、加害者でもあるところや、互いにきちんと傷つけ合っていて、視点が変われば、ちゃんと見え方が変わるところも好きだ。
都合が悪いところも見えた方がいい。この年だからそう思う。
勝手なことをいう素人の、好きなドラマの話です。
お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。