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ほどよい心のくばりかた


はい、まずは。

これはあくまでわたしの話。

たくさんはよくないとおもうんだあ。

まるごとぜんぶとかさ、

おかえしできないよ。

もらう方になってみるとさ、

ちょっと、おっとっとって

バランス崩れちゃうのよ。


私にも心あるわけだし。

あとね、いろいろ詰め合わせとか

あんまり喜ばれないよ。

盛り合わせちゃうとさ、

ピントがずれるよね。

悲しみと希望とおせっかいとか。

なんか、で、何?ってなるでしょう?


あなたの心、そのまんま正直にとかね。

聞こえはいいのよ。

騙されちゃだめよ。

だいたいね、耳ざわりと肌触りはね、

人を惑わすから。

私はどうかなあと思うわけ。

素材で勝負するにはさ、

私はなんならちょっと旬を過ぎて

みずみずしさも失ったのよ。


私のこころをほんの少し。

あなたが重たくならないように。

あなたが負担にならないように。

私があなたに届ける心は

ちゃんと乾かして

余計な涙や水分や湿気は抜きました。

旨みをぎゅっと、賞味期限は長く。


乾燥した私のかけらは軽くて

見栄えも悪いけど。

あなたの中で、

ちょっとした元気や

ちょっとした喜びや

ちょっとだけの勇気に

変身しますように。


そんな願いだけを抽出したつもりです。


それでも、重たく感じる時は

放っておいても大丈夫。

しっかり乾燥させたから

すぐに腐ることも

虫が食うこともありません。

心の片隅に

置きっぱなしにしておいてさ、

気づいた時に食べてみたら

あれ、まだ美味しいな。って

なれたらいいなと調整済みです。


心を配るということは、

そんな感じでどうかしら。

もう、過剰に着飾ることも

のしをつけることも省いてさ。

配りたいところに、ほんの少し。

届けたいあなたに、ほんの少し。

自分のためのnoteです。


#忘れない
#もらったもの
#渡したいもの


お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。