おもむろに、おちち
急におっぱいを見てほしいと言われて
戸惑いました。
なかなかないこと。
おっぱいにピンク色のしこりがある。
だんだん大きくなり痛みもある。
怖くて病院にいけない。
お客さんにそういわれて、
おだんごさん、ほれこれ。と
おっぱいが突然に目の前に現れました。
なんかドギマギして、えっ、えっ、ありゃま。
と初めておっぱいに出会ったみたいな反応。
触ってみてよ、かたいのよ。ほれほれ。
えぇー!素手で触っていいんですか?!
ああ、ちょっと直はあれか。
と、シャツをぺろりとおろして、ほれほれ。
介護士をしていれば、お風呂や排泄の
お手伝いをするので、
あんなこと、こんなことあったでしょう。
なんですが、久しぶりにびっくりしました。
で、触るとかたい。薄いピンクで段々大きくなっている。そして痛い。
心配になりました。あんまり見たことない。
悪いものではない気もしますが、はっきりさせてほしい。
ちなみに、このお客さんはピンクのこの子を2年も育ててきた!というのです。
近くの皮膚科の受診日を調べて、入り口は段差も少なく、院内はバリアフリーだから、歩行器を持って、タクシーで行くようにおすすめして、帰ってきました。
それが先月のお話。
おだんごさーん、病院行ってきたよー。
よかったあ。心配してました私。
から始まった今月の訪問。
お客さんは。
ちょっと笑い話だったわよ、本当。と
ケラケラしています。
たいしたことないってこと?よかったあ!!
うん、あれね、ケロイドだった。
えっ?ケロイド?手術痕とかが跡になる、あれですか!
そうなのよ、私、ケロイド体質でね、ブラジャーつけてなかったじゃない。
おっぱいが下にさがっていることがね、誘発しやすいんだって。
気づかないような小さな傷からかもしれないし、
これって言う傷がなくてもね、ぷらんぷらんしてると発症することがあるんだって。
予防としては固定するだけで、全然違うし、治療で処方されたテープでね、ほらみて良くなってるでしょ?(ある程度の圧迫が予防になるようです。
昔の人は帯紐とかで落ちないようにしていたから
よかったらしいよ、ともおっしゃってました)
生きてるうちはブラジャーすることになった!!
とお客さん。
実際、もう傷はどこだっけ?ぐらいに薄くなっていました。
へーへーへー。
知らなかったし、勉強になりました。
もしどなたかに同じような症状を相談されたら役に立つ、財産です。
何より、何かの病気の兆候や不安に繋がらずほっとしました。
ほっとしたからなのか、2回目のおっぱいには
よっ!またきたよ!みたいなフランクな感じで
対面できました。
おもむろ慣れです。たいていのおもむろにも
2回目からは、平常心です。
お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。