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押したらアカン、でも押したい!


エレベーターについている“非常ボタン”


こちらのボタンは
よくある背景が黄色の!非常!をあらわすような
電話マークとちがって、
ステンレスの盤に半透明の受話器が浮き出たボタンで
おしゃれ。
誤押防止のカバーもない。


で、
このボタンに吸い込まれるように
押しちゃった人がいて。

普通(あえてふつうって言ってみる)、
エレベーターについてるこのボタンを押したら
どうなるか想像できると思うけど、
押したんだとさ。

案の定、
エレベーターの管理しているコールセンターの人が
どうされました?って
スピーカー越しに声をかけてくれて、
まちがいました〜って言ったそう。

わたしはその場にいなかったけど、
この話を聞いたとき、
えぇーーーありえへんやろ?!と同時に
吸い込まれる=衝動に忠実に
ボタン押しちゃうその人が羨ましかった。
(ご本人曰く、なんか気になってと言っていた。)

そう、この出来事を期に、
押したらアカンって言われたら、
押したくなるやん。
そんな絵本もあるくらいやし。
って思っているじぶんに気づいたのだ。

いや、でも、
コールセンターの人からしたら
やめてくれ案件やし、
本当に困っている人と
コールセンターの人が繋がらないと
大変だからしないけど、
うん、絶対しないけど、
羨ましかった。

押したらあかんからというよりか、
押したらあかんのは分かってる、
でも押した時の触感とか、
押したらどうなるのかをじぶんで体験してみたい。


でも、だって、普通はさぁ〜
は時に大事だったりするけれど、
単なる言い訳やったりもする。

このボタンを見るたびに、
自分の内側に押し込めてきた
大小様々な欲求があったことを思い出す。


押し込めてきた欲求があったんだって気づいたら、
衝動にしたがって
好奇心で突き進んでみたいという気持ちと、
好奇心で進んでとんでもないことをしでかすかもしれない恐怖が込み上げてくる。


つい先日、
まじめにバカをやろうとしてるって言われたけど、
今はまさにそんな感じ。

ぶぁぁーって勢いで進んで、
あっ、やってしまった…
ま、いっか。
って言えるようになる日がくるのかしら。
(ま、いっか力を活かすことは、某星の王子様からの課題)

ただ、
何かしでかすかもしれないは、幻想かもしれない。
もうそろそろ、踏み出してみようよ?
となりつつはあったりもして、
進んでもないし止まってもない、
過去に引き戻されそうになりながら、
右も左も分からない、そんな最近。

エレベーターのボタンからじぶんの欲求に飛躍して、
オチもなく、モヤっと感が残るけれど自己満足なので。


ここまで読んでくださった方へ

エレベーターの行き先階を押し間違えた時、
押したボタンをタッタッって2回押したら、
キャンセルできるの知ってる?
21世紀製エレベーターは大概できるよ◎
(知らんけど。)

そんなん知ってるって?
せやんなー
👋