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《美術展》クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展

こんにちは。
Ayaです。
先日、東京都現代美術館で開催中の『クリスチャン・ディオール、夢のクリュリエ』展に行ってきました。
本日はその感想を書こうと思います。

ディオール展、予約チケットが即完売になってしまい、当日券を目指すことにしたのですが、まぁこれがヤバかったんです!!
朝9時半(開館10時)に着いたのですが、長蛇の列!!
結局2時間並んで、午後のチケットをゲットしました。こんなに並んだのは若冲展以来でした‥(真夏の炎天下3時間並んだ思い出です白目)
展示内容で一番興味深ったのはやはりクリスチャン・ディオールとその後継者たち、クリエティブ・ディレクターの展示でした。

クリスチャン・ディオール

クリスチャン・ディオールは1905年フランスのノルマンディー地方に生まれました。
1947年の最初のコレクションで成功を収め、その後のファッション業界を支配します。
中でも、細く絞ったウェストとゆったりとしたフレアスカートの『ニュールック』は第二次世界大戦後のファッションの主流となります。
クリスチャン本人は1957年に死去しましたが、彼のブランドは現在まで引き継がれています。



ラフ・シモンズ

2012年クリエティブ・ディレクターに就任。
すでにミニマニズムとして知られていましたが、ディオール流に適応させていきます。

マリア・グラツィア・キウリ

ディオール初の女性クリエイティブディレクター。
デザイナーだけてなく、活動家としてスローガンがプリントされた衣装を手がけています。


ジャンフランコ・フィレ

フランスとイタリアのファッション業界は昔から激しい競争を繰り広げてきました。彼はすでにミラノの花形デザイナーとして知られており、ディレクタートップ就任時にはフランスのファッション業界に激震が走りました。
イタリアの『ラ・ストラヴァカンツァ(奇抜の意)』を取り入れたり、オートクチュール技術の再興につとめました。

イヴ・サンローラン

いわずとしれたサンローラン。
ディオールの死後、わずか20代だった彼が業界をになえるか疑問が呈されてましたが、彼の自由を求めた精神は1960年代の代表となります。
今年は彼の展覧会も予定されているので、楽しみです。

マルク・ポアン

狂乱の時代の女性たちに着想を得たコレクションが注目を集めました。
オートクチュールにポップカルチャーを加えた彼のデザインはモナコ公妃グレース・ケリーに愛され、娘のカロリーヌも愛用していました。


他の展示もとても素敵でした〜。

展示ではいくつかディオールの言葉が紹介されていたのですが、もっとも印象に残ったのが、

私のドレスは女性をプリンセスへと変える

です。たしかに彼のデザインは、女性の美しさを強調し、女性に『一生に一回は着てみたい』と思わせてくれるものです。

一方、こちらのnoteでも取り上げたシャネルは、生涯女性の自立を求めていて、彼女にとって、ファッションは女性の武器でした。そんな彼女には、ディオールのデザインは男性の押し付けた"女性らしさ"に見えたのかもしれないー。

そんなことを思った『クリスチャン・ディオール、夢のクリュリエ』展でした!!



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