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「第14回クリエイターEXPO」初出展レポ

第14回クリエイターEXPOにイラストレーターとして出展しました。

クリエイターEXPOの概要
2024年7月3日(水)〜5日(金)・10時〜17時
東京ビッグサイト西展示棟
様々なクリエイターが出展しており、その場で商談や相談ができる場所です。

私はイラストレーターゾーンに出展しました。
ブースは出入り口から離れたところです。(★のところ)

イラストレーターとして5年ほど経ち、今回が初出展となります。
出展の経緯としては下記の通りです。

・大阪在住のため、気軽に出展できない。
・次男が3歳(もうすぐ4歳)のタイミングで家のことは夫に任せられると判断。
・ある程度、イラストの実績ができたと判断した。
・昨年は仕事がイマイチ振るわず、焦っている中クリエポ出展を申し込んだ。

前置きはここまでとして、本題に入ります。


出展申し込み

2023年6月22日にネット経由にて申し込みました。

準備したこと

情報収集

初めてのことで、マジでわからず…
ネットでせっせと検索したり、Xのコミニティをのぞいたりしていました。

コンセプトやキャッチコピーを考える

今の現状として仕事内容は医療系8割・それ以外2割といった感じです。
医療系イラストは私の強みですので、今回は医療系を押し出したブースにしようと決めました。
やりたい仕事は一旦おいて、専門的なことができる仕事をさらに強化できるようにしようという考えです。

メインビジュアルは以前自主制作した俯瞰イラストにしました。
コンセプトカラーは水色と黄色にし、医療系の爽やかで真面目な感じを出す方向へ。

2024年3月に大阪であった商談会に出展したのですが、メインビジュアルがはっきりしないような色味だったので、はっきりした色味に調整しつつ、進めていきました。

キャッチコピーは悩みに悩んで
「医療のツボ押さえてます!」
にしました。
ツボというワードは健康関連にも通ずるので、良いかなと思いました。

また、キャッチコピーに加えて、どの分野が得意かも明記しておきました。

準備したこと:発送手続き

クリエポが提携しているプラスカーゴにて往復の荷物発送を手配。
復路はブースに荷物を置いておけば回収してくれるということだったので頼みました。
料金は後払いのようです。
メールで発送手続きし、数日後に集荷日の確認電話がかかってきました。
丁寧な対応で安心したことを覚えています。

準備したこと:ビニールバッグ

4月30日(搬入2ヶ月前)ポリ袋をデジタにて発注しました。
発注から納品まで1ヶ月くらい要するので早めに注文。
ノベルティとしてパンフレット一緒に無料配布として準備しました。

片面印刷・200部

タペストリーやパンフレットの表紙と同じイラストですが
色味を抑えて普段使いできるようなデザインにしました。

準備したこと:タペストリー

6月1日(搬入1ヶ月前)No.1幕にて発注しました。
以前、6月になると混雑して発注できなくなったとネットで見かけたので
早めに注文しました。

厚手トロマット(布)・160×140cm・上下1.5cmパイプ付き

自宅でみると「でかっ」って言う。サイズ合ってんのかなと不安にもなる。

準備したこと:パンフレット

6月19日(搬入13日前)グラフィックにて発注しました。
全て直接搬入にしました。(ヤマト運輸で搬入日午前中で日付指定)
グラフィックは分納もできるので、刷り上がりがみたいなら自宅と直接搬入でもできるみたいです。

12ページ・マットコート110g・400部発注

当日配布したパンフレットがダウンロードできます。

準備したこと:名刺

名刺は以前に大量に刷っていたので、新たに発注はしませんでした。
150部くらい準備していきました。

名刺に明記したこと
名前/メールアドレス/住所/X・Instagramのアカウント
(住所はバーチャルオフィスなので公開OKにしています)

準備したこと:什器や飾り付け

什器など
過去にイラストのイベントに出ていたこともあり、家にあった什器を再利用しつつ
新たに購入したものなども紹介します。

Amazonにてぽちぽち注文しました。
今回のために新たに購入したものは

・パンフレットを置く什器
・ブックスタンド(雑誌や書籍の実績紹介で使用)
・荷物を目隠しする布(シワになりにくいベロア素材・白色)
・折りたたみの荷物置き

飾り付け
6月17日(搬入15日前)スチパネはプリオにて発注しました。
発注から納品まで早く、大きいパネルは2つ折りできる加工ができるのですごく助かります。

ネームプレート横に設置するパネル
長辺70cmくらいだったので2つ折加工をしてもらいました

出展の案内メール

6月12日ごろにメールにて、過去1〜2年お取引のあったクライアント様へ案内。
事前予約できるURLやブースのメインイラストも添付しました。

ホテルや新幹線の予約

ホテルは楽天トラベルから予約
2月くらいに予約(気が早い)
東京ビッグサイトから徒歩圏内の相鉄グランドフレッサ東京ベイ有明にしました。
前日入りの予定で、4日間連泊・朝食付きで予約です。

新幹線はスマートEXから予約
ネット予約できる上、1ヶ月くらい前の予約で割引になる。
手持ちのICOCAと連携できるので、改札を通る時はICOCAをかざすだけでOKでした。

荷物の準備

準備物を段ボールに詰めて、集荷にきてもらいました。
段ボールはAmazonで注文した時のものを再利用です。
荷物は3つにまとまりました。
集荷は6月27日午前中(搬入5日前)にしてもらいました。

いってらっしゃい

外見の準備

ほんと、しょうもないことですが…
あまりにも出不精&ミニマリスト気質で、
服は数着、髪の毛はボサボサ伸びっぱなし…

通販で服を数着注文、ヘアカットにもいきました。

前日〜当日までの様子

前日:搬入

12時ごろに新大阪から新幹線で東京へ。
ビッグサイトに着いたのは15時ごろでした。

ブースに着くと直接搬入したパンフレットの段ボールがあって一安心。
自宅から発送した荷物も無事に到着してました。

そこから2時間くらいかけて設営。
タペストリーをかける時は脚立をレンタルしてきました。

設営後は、ホテルへチェックイン。
子どもたちと電話をして就寝しました。

当日:1日目

会場へは9時ごろ到着。
ご近所さんのクリエイターさんたちへご挨拶もできました。
(皆さん優しくて、助かりました)
午前中はゆったり、午後からお客さんの流れができる感じでした。

・ブース前で立ち止まった方を中心にパンフレット配布
・パンフレットは思ったほどはけなかった(予想100〜120部、実際は70〜80部くらい?)
・けど、名刺交換できたり具体的な話をされる方も
・動画・映像関係でイラストが必要になりそうという方が結構いてた
・クライアント様がきてくださって嬉しい!
・とある出版社様とお仕事したいなぁと思ったところとと名刺交換できた

閉場後はコンビニに寄ってホテルへ。
とにかく疲れたという感想です。

当日:2日目

早起きしすぎて、朝からパン屋さんへ行くという奇行に走りました。
Googleで調べて行ってみたのですが…
そこのパン屋さんがオシャレかつすごく美味しくて感動した、地方民です。

地方住みの私が都会に染まった瞬間

会場へは9時30分くらいに到着。
パンフレットをビニールバッグへ詰める作業と、クリエイターさんたちにご挨拶へまわりました。

・1日目より来場者が多い印象(午後からどっと来る)
・1日目同様、ブースに立ち止まった方にパンフレットを配布
・パンフレットは100部くらい配布
・名刺交換は1日目の倍以上
・医療系を欲している企業様が意外と多い
・ニッチジャンルだけど、刺されば話が早い
・皆、口を揃えて「医療系がしっかり描ける人が少なすぎる」と
・商談中に話したいであろう人が待っている場面が多く、申し訳なさでいっぱいに
・クライアント様が来てくださって、ありがたい!

なんだか目まぐるしい1日でした。
閉場後はホテルへ直行。
後でコンビニに買い出しして、子どもたちと電話して就寝しました。

当日:3日目

早起きしましたが、ホテルでゆっくり過ごし、9時50分くらいに会場に到着。
開場前にパンフレットをビニールバッグへ詰める作業をする。

・2日目同様パンフレットはブース前で立ち止まった方へ配布
・午後からどっとお客さんが押し寄せてきた
・パンフ150部くらい配布
・パンフレットは3日間で余剰もあったが400部中350部くらい配布した
・名刺交換は3日で70名くらい
・クライアント様がきてくださった
・疲労困憊、頭痛がひどい

閉場後に荷物を梱包。
荷物は伝票を貼って、ブースに置いておいた。(荷物は2つになった)
タペストリーやスチパネはそのままゴミとしてブースに固めておいておいた。
眼が辛くてコンタクトレンズを外して眼鏡へ。
頭痛薬を飲んだつもりが、アレルギー薬を飲んでいたようで、一向に頭痛が治らず(泣笑)

駅でヘトヘトで頭痛が続いている中、ラーメンをすする。
19時30分ごろの新幹線に乗って新大阪へ。道中はアイスを食べたのち爆睡でした。
贅沢をして復路はグリーン車です。席が広々で快適やった…。

22時頃に帰宅、子供たちの寝顔を見て安堵しました。

反省点

・タペストリーがたわんでしまった(ポールが1.5cmと細すぎたのが原因のよう)
・メインビジュアルの背景が白が多く、目立ちにくかった。
・ビニールバッグに入れてパンフを渡してたけど、パンフをすぐみたい人もいてて、ビニールバッグからパンフを出す手間を増やしてしまった
・やりたいお仕事をもっとアピールすればよかった(学会のポスターや看護系雑誌の表紙を描きたいことなど)

他の出展者さんのブース見て上手いなぁと思ったこと

・タペストリーやパンフの配色に合わせて、テーブルクロスや自身の洋服まで色を合わせてた
→視覚をハックしてる!覚えてもらいやすい!目立つ!

・ノベルティをしおりにしていた
→4種の中から一つ選んでねという方式で、会話も弾む。パンフで気になったイラストのところに挟むもよし。普段使いもよし。コストもそんなにかからない?

・イラストグッズ並べてる
→具体物があるとわかりやすい。グッズに携わりたいならお店みたいに並べるのもあり

・イラストも大事だけど、キャッチコピーやどういう媒体向きか文字で示す
→ブースを見てもらうのは一瞬。だからこそ短いコピーでいかに引き寄せられるか、工夫がいる

・皆さんの対応が素晴らしい…!
→ブースにほんの少し視線を入れたお客様へ素早くパンフレットを手渡しされていた。早い、動きが早すぎる…。私はもっちゃり対応で、マネできなかった

次の出展について

1年様子を見てクリエポからどれくらいお仕事につながるか検証し、
また2〜3年後に出展できたらなと考えてます。

御礼

ブースにお立ち寄りくださりありがとうございました。
今までWEB上でのやり取りがほとんどで、コロナ禍も相まって対面でのやり取りが少なかったのが現状です。
そんな中、クリエポに出展しないと出会えない企業様が数多くきてくださったこと、本当に嬉しく思います。

そして、どの出展者さんも優しく接してくださり、3日間心折れずに過ごせました。ありがとうございました!


私なりに思うこと

商談会だということを忘れてはいけない。
こちらとしては出展費約15万円、1日約5万円という大枚叩いてきてるわけです。

1日5万円分の働きをしないと、今後のお仕事に影響する。
お仕事に繋がるかわからない状況だけど、全力で取り組む姿勢ではいたい。
そう思いながら3日間を過ごしました。

ここからは本音を含めてありのままを書き綴っています。

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