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本気のシベリアが過去イチだった話

あんこ好きな私。大福は「郡林堂」とか「岡埜栄泉」をいただくと天にも昇る気持ちになるし、どら焼きは「うさぎや」や「草月の黒松」「亀十」を食べるとテンションが上がる。和菓子の代表格のこれらと違って、マイナーでも気になる存在が「シベリア」だ。「シベリヤ」とも言う。

子どもの頃、母がたまに自分用に山﨑製パンの「シベリア」買っていたのをよく覚えている。その時はまったく興味が湧かなかったけど、大人になって、妙な懐かしさとともに、気になる存在になっていった。羊羹をカステラで挟んでいて、まったくパンではないのに、限られたパン屋で売っている。ちなみに近所のパン屋では見かけておらず、私が好きなのが自然食品F&Fに売っているこのシベリア。しっとりさがいい。

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あんこ好きを公言してしてると、あんこものをいただくことがある。昨日いただいたシベリアが出会えた感がある。

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なんてレトロで可愛いパッケージ。佐賀の村岡総本舗のシベリアだ。

佐賀県の銘菓ははじめて。東京だと高島屋や紀ノ国屋で出会えるらしいけど、なかなかお目にかかれないな。九州に旅行することがあったら、レトロなこのお菓子を必ず買おう。

開けてみるとこんな顔。

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切れ目があるので、半分こにできる。

カステラといえば長崎だし、このお店は伝統製法の羊羹を作っていて、それが看板商品。間違いないと言うやつ。

カステラで、その羊羹を挟むのだがよく見てほしい。羊羹の上下に自家製のこし餡が据えられている。カステラ、こし餡、切り羊羹、こし餡、カステラの5層になっている!

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こういう自分好みに出会えただけで、気分が上がる。シベリアを見ると買うようにしていたが、このシベリアは私史上過去イチだ。

私の和菓子録に今日、追加されました。


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