原田病 〜その2:ただひたすらに病院巡り〜

 現在絶賛入院闘病中(5日目)の私が、原田病発見に至るまでの2週間。入院中は目の見えが良くないので、ゆっくりゆっくり更新してます。

 なかなか治らない身体(特に目元)の不調に、病院が苦手な私もついに病院巡りを決意。

❺ 1軒目:かかりつけの眼科

4月19日(月)
 目の奥の痛み、頭痛、目の腫れに、治る兆しがないので、仕事を早く切り上げて眼科へ。

 会社の下の階に入っている眼科へ行こうとしたものの、新姓の健康保険証が届いていないために諸々手間取り断念。

 (会社に依頼して申請書が必要とか、まずは自腹で後から申請とか、初診にはハードルが高そうなので辞退。お国の制度は大変だなあと痛感した日。)

 コンタクトを作るための検診でちょくちょく通ってた近所の眼科を急いで受診。
 眼圧やら目の表面やら診てもらうも『特に異常なし』との診断( ´•௰•`)

 個人的には働きすぎの眼精疲労を疑ってたけど、朝方のほうが痛みが強くて、夕方のほうがマシになると伝えると
 『それは眼精疲労とは違うね。眼精疲労は夕方のほうがしんどいから』
 とのこと。うーん。一体なんなんだ。

 頭痛も酷いため、近くの脳神経外科を紹介される。びくびく。
 脳神経外科って聞くと一気に重症感増すなぁと。びくびく。
 とりあえずこの日は帰って、大好きなゲームもおやすみして、ゆっくり目を休めた。

❻ 2軒目:はじめての脳神経外科

4月20日(火)
 この日は家の都合で会社にお休みをもらっていたため、隙間時間に脳神経外科へ。

 目の痛みも前頭部痛も改善されてない。(そりゃ何も治療してないし)
 相変わらず目も重いので、サングラスをかけて出かけることに。

 はじめての脳神経外科はなんか異空間で緊張した。
 症状を伝えると『CTか MRIを撮ってみたほうがいいですね』と看護師さん。

 どっちもテレビでしか見たことない世界。
『え?!そんなおおごとなの?』とドギマギした。

 がっつりジェルネイルをしていたし、人気の病院だったみたいで、MRIは今日は難しいと言われ、CTを撮ることに。

 しばらくして呼ばれるも、診断結果は特に異常なし。

 初めて見る自分の頭蓋骨写真に、『え、頭蓋骨むっちゃ綺麗……!!』と感動。(そんなん言うてる場合ちゃう)

 THEストレートネックってくらいお首が真っ直ぐになっていたので、ここから来る目や頭の痛みかな?ということで、ゆっくり肩をまわそうとか、休息を取ろうとのアドバイスと、肩の筋肉をほぐすお薬をもらった。

 帰宅途中、空を見ると、灰色の小さな水玉?のようなものがたくさん見えることに気づく。
 なんか上から下にスーッと降りてくる感じ。

 一気に不安になって、いろんな症状をネットで検索する。

 『飛蚊症』とかいうワードがひっかかるも、どこで見たのやら【貧血でもこういう症状が起きることがある】という文字を見つけ、以前から貧血だと言われていたので勝手に確信。(よくない)

 貧血に効きそうなサプリや食べ物をひたすら物色。

 某中華料理店でニラレバをテイクアウトして必死に食べた。(単純。)ヘム鉄サプリも買ってきて飲んだ。

❼ 仕事に明け暮れる日々

4月21日〜4月23日
 薬を飲んでも鉄分を摂っても症状は一向に改善される兆し無し。
 むしろ日々の仕事が忙しさを増すばかり。

 私の仕事は9割型パソコン画面を眺めてカチャカチャするものなので、目を休めようにもそんな余裕なし。

 過去一番くらい忙しい時期だったので、少ないメンバーで乗り切ろうと必死。

 4月23日は少し朝から視界が白く、もや〜っとしていた。

 なんか見づらいなぁと思うものの、元々ドライアイで霞目だったから、ドライアイ用の点眼薬を使用してなんとか凌いでいたところ、夕方にはましになってた。

 そういえばこの頃かな。少し耳の奥が痛むようになってきた。
 それと、日常生活に支障はきたさないレベルだけど、コロナ対策のシールド?のあるレジだと店員さんの言ってることがよく聞き取れないことがあった。前まではよく聞こえてたよなぁ。いや、シールドは仕方ないか。と自分に言い聞かせた。

❽ 疲労マックス&ちょっと微熱

4月24日(土)
 3回目の緊急事態宣言が出される前日。
 やっぱり目と頭は痛くって、目もなかなか開けられない状態は継続。

 二重瞼がすっかり一重になってしまう。
 家に偶然あったアイプチをしても治らない。へこむ。

 機転を利かせた夫が近所の温泉&岩盤浴へ連れて行ってくれる。
 やっぱりなんやかんや温泉は最高。岩盤浴も最高。なんだか目が軽くなって、開きやすくなった。

 温泉最高!と思うものの、翌日からは緊急事態宣言なので温泉お休み。がっかり。

4月25日(日)
 前日は温泉でマシになっていた目も、朝にはやっぱりまだ痛む。
 もはや定番になってきた、保冷剤で冷やす術で乗り切る。
 (あんま乗り切れなくなってきた)

 夕方、なんか寒いなと思って熱を測ると微熱。
 普段は35.6〜36.4度くらいでやや低めなので、37.2度はやや微熱。寒かったので寝た。

 この日、なんか瞬きをすると目がチカチカして見えるようになった。電球とか太陽をしばらく見つめてしまった後に目の前に残像が残る感じ。あれが瞬きをするとずーっと続いた。

❾ 3軒目:行きつけの内科

4月26日(月)
 熱は下がったものの、大事をとってテレワーク。

 なんだか左目の視界が歪むというか、ピントがずれているというか、片目だけコンタクトを入れた時のような見え方がするようになる。

 目の痛みはこの日は少しマシだった。
 貧血なのか、疲労なのか、はたまた元々弱いお腹がなんかおかしいのか?と思いかかりつけの内科へ。

 だけど目立った所見もなく、以前からもらってた胃腸のお薬だけもらって帰宅。

➓ 4軒目:神様!

4月27日(火)
 目の痛みだけでなくて、左目が歪んで見えるのがかなり気になりだした。

 エクセルの表をみていると、左目を通した時だけ全部線が曲がって見える。
 午前中は左目を閉じて仕事をこなした。

 4月19日に保険証がなくて辞退した、会社の眼科へ。

 症状を伝えると、お決まりの眼圧(空気を目に吹きかけるやつ)や、熱気球の写真をみる検査だけでなく、眩しい光を眺めつつ何枚も写真を撮られる検査まで。

 何枚か撮ったところで先生が『お、これはわかってきたぞ』と言った時には本当に有り難う神様!状態だった。

 診断結果は『原田病の疑いあり』

 耳馴染みが無さすぎて、なんて言われたかさっぱり聞き取れなかったのだけど、とにかく左目の奥に水が溜まってるようで、右目も炎症を起こした跡がある。

 これは大きな病院で絶対診てもらったほうがよいし、早い方がよい。
 とのことで、あれよあれよと翌日午前中の大学病院の予約まで入れてくれた先生にはほんとに感謝、、、

 仕事に戻ってほっとひと息。
 デスクで『原田病』って調べてみると、当てはまる症状が多すぎる。

 『自己免疫疾患』とか『ステロイド治療』とか、ドラマでしか聞いたことのない文字の多さに戸惑う中で目にしてしまった【入院】の文字。

 ‥‥え、私入院するの?

 新婚ほやほや、仕事は人手不足でギリギリの状態。とにかくこの日は翌日の検査に備えて、入院することも考えて、ひたすら仕事を片付けた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?