子は親を真似る
夕どき近所のベンチでぼーっとしていると、目の前を2歳くらいの男の子がママと通り過ぎて行った。
あれ?と思ったのは、
その子が、おもちゃのベビーカーにお人形を載せてうれしそうに押して歩いていること。
淡いブルーのTシャツに紺色の靴を履いている、天使のような金髪くるくる毛の風貌から男の子だよなぁと思う。
ママが三歩くらい先を歩いているのに、ふと何かに気を取られて別方向に歩いてしまいそうになるその子に
「オスカー、こっちにおいで〜」
と言ってる。
やっぱり男の子だ。
そうかそうか、男の子だってお人形さん載せたベビーカー押して遊びたいと思うよね。
きっとお父さんがそうしてるのを見て真似して嬉しいのかもしれないね。
と、ノートを書いていたら高齢のムッシュが足を緩めて鈍い屁を絞り出してまた歩いて行った。
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