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【休職日記】 父親


私の父親は本当に変な人だと思います。


父親は今65歳になりますが、大学で上京してきたのに、未だに津軽弁が抜けません。津軽弁で東京の会社で仕事しています。


父親は何を考えているか分かりません。そんなに考えてないのかもしれません。それでも、私が困っている時は、一言心が軽くなるような言葉をかけてくれます。


父親は好き勝手な人です。知らないうちに一人旅行も勝手に行ってるし、自分が話たい話(日本史、中国史)ばかりしています。興味のない話は相槌も打たないことすらあります。


父親は口下手です。自分のことはほとんど話しません。話しの中に指示語が多過ぎて、何の話か理解するのが難しい時があります。



父親はお酒が入るとよく喋ります。普段は言わない家族への思いを伝えてくれます。私が努力して成功した時、父親はひっそり泣いて喜んでくれたみたいです。いつもは喧嘩ばかりしてる母のことも、愛しげにちょっと貶しながら話してくれます。


出張について行き、父親が仕事している姿を見ました。取引先の人とお酒の席でも、楽しそうに仕事の話をしていて、誇らしげでした。移動時も資料を肌身離さず持ち読み込んで、心から好きな仕事をしているのだなと感じました。

父親も若い頃は、転職を何度かしているし、社内で人間関係のトラブルもあったようです。不器用な父親のことを馬鹿にする人もいたようですが、相手にしないで聞き流していたようです。



そんな不器用な父親は、今では業界で重要な人物になっています。

私も父親のように、自分を飾らない、真っ直ぐな生き方をしたいと思うのです。

父親を尊敬しています。


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