前の人の忘れ物を持って走った日
お天気の良い日曜日の朝。
わたしは突然ハムチーズトーストが食べたくなった。そりゃあもう猛烈に。
もう少し正確に説明すると、ハムチーズトーストではなく、下記を作ろうと思ったのである。
これ、簡単でめちゃくちゃおいしいのでみなさんにもぜひ作ってみてもらいたい。
わたしはと言うと、ここにさらに千切りキャベツ(スーパーとかコンビニで売ってる下記みたいなの)
と、ハムを加えるのがオススメです。
上記を完成させるために必要な材料は下記の通り。
食パン
たまご
ハム
スライスチーズ
千切りキャベツ
塩コショウ
いや、塩コショウ以外家にない。
残念すぎる...
でもどうしてもこれが食べたかったわたしはコンビニに材料調達に行くことに。
ちなみに最寄りのコンビニまでは車で約7分(田舎なので)
(徒歩7分ちゃうで。車よ。車で7分よ。往復ちゃうで。片道よ。)
わたしの行動力に「そんな食べたいんだね...お腹すいてるの?」と驚く夫氏。
そうよ。そんなに食べたいのよ。
颯爽と車に乗り込んで出発。
お目当ての材料たちを持ってレジへ。
わたしの前にレジに並んでいたカーキのミリタリージャケットを着たお兄さんがコーヒーを入れているのを視界の右端に捉えながらレジをしてもらう。
わりと大量なお買い上げ品たちに「袋大丈夫ですか?」と心配げなお姉さんに「大丈夫です!(車まで運ぶだけだから!)」と元気よく返事をし、ハムとスライスチーズ、千切りキャベツを持ってきた小さなトートバッグへ入れて、食パン6斤とたまごを右脇に抱えて退店。
しようとした ら、
出入り口横のコーヒーメーカーそばにiPhone発見。
さっきのカーキミリタリージャケットお兄さんのやつだ!!!
そう思ったわたしはiPhone掴んで猛ダッシュ。
カーキミリタリージャケットお兄さんは、原付で来ていたらしく、タッチの差でお兄さんを乗せた原付がコンビニの駐車場から出て行く。
「お兄さん!おにいさ〜〜ん!!!」
と叫びながら食パンとたまご抱えて猛ダッシュ。
(加圧ジムで鍛えたわたしの走りを見よ!!!)
が、どんどん小さくなっていくカーキミリタリージャケットお兄さんの背中...
必死な様子のわたしに若干引き気味のコンビニ出入り口付近にいたかわいらしい男の子ふたりとお父さんに、聞かれてもいないのに「いや、お兄さんがiPhone忘れて行きはったんですよ...」
と弁明しながら、コンビニの店員さんにお預けしようとトボトボ歩いて再び中へ。
その時!お兄さん戻ってきた〜〜〜!
カーキミリタリージャケットお兄さん戻ってきた〜〜〜!!!
「わー!よかったです!どうしようかと思いました!」とiPhoneお渡しすると、お兄さんは「ありがとうございます!音楽が切れて気付きました!」と。
わたしが追いかけたから気付いたんとちゃうんか〜〜〜い!!!
と思いながら一件落着。
帰って夫氏に一連の流れを説明しながら、念願のハムチーズたまごトーストにありつけて大満足。
そして時は夕方。(まだ続くよ)
トイレットペーパーやら洗剤やら日用品を買いにドラックストアへ。
ここのドラックストアは、生鮮食品も置いてあり便利なドラックストア。
我々も例に漏れず、日用品の他に納豆や豆乳などをカゴに入れ、レジへ。
持ってきたエコバッグにそれらを詰め込んで、カゴを返却してお店を出ようとしたところ、わたしが重ねようとしたひとつ前のカゴにもやしが。
わたしの左横で袋詰めしてたナイロンジャケットのおじさんのやつだ!!!
今度はもやしを持って猛ダッシュ しようとしたら、ナイロンジャケットのおじさんもわたしがもやしを見つけたところを見ていたようで(袋詰めの台と駐輪場がガラス越しに向かい合っていたため)、駐輪場にて無事お渡しできて一件落着。
(おじさんは何度もお礼を言ってくださりほっこり)
「今日2回目だね。忘れ物届けるの」と夫氏に言われ、「ほんとだねぇ」と笑い合いました。
平和。
みなさんもお買い物の際の忘れ物には気をつけましょうね!
おしまい。
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