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ペットの愛デグーが死んだ

静かに一見なにもなかったかのように悲しみの3週間が経つ。
病気ではなく息を引き取った日の前日までまったくの兆候が見られず、理由がわからず。
生きていれば、出会いがあれば別れはあるもの。
わかっているんだけど、やはり別れはいつでも辛いものです。

特に永久に物理的に会うことができないとなると置き去りにされたような言葉では言い表せない空虚感が残る。

わたし自身は、子供の頃からインコ、うさぎ(3びき)、犬、猫と家族に迎えてきた。
迷い込んだツバメ、もぐら、金魚、おたまじゃくし、蛙、蛾のサナギまで、メダカにどじょうもそれぞれ短い期間でもうちに迎え入れたこともあるので生き物が死を迎えたら同じ数の別れがあり、その都度悲しみがあるのは分かっているつもりだがやっぱり辛い。

もちろん、自分も突然きた別れで受け止めきれていないのだけど
息子においては、唯一の兄弟であり、寄り添ってくれた友人のデグーだっただけに奥歯をグーっと噛み締めながら泣く息子の姿を見ている方が辛かった。

それが耐えられず、その日のうちに火葬、土葬その他を大人として提案し、彼の意向を聞いて、プランターに埋めてあげて、その上に愛デグーのイメージのお花を植えて毎日側で拝もうということになり必要なものをホームセンターへ買い出しに買いに行った。

その日からは、毎日「おはよう」とペットに声がけしていた習慣は、ベランダの一番日当たりのいい場所に置かれたプランターのお花にお水をかけて手を合わせる習慣に変わった。
雨が強く降るという予報の時は、雨風の当たらない場所にお花になった「とんちゃん」の移動を息子がしています。

これで良いのかは正解はわかりません。

それでもしっかり死を受け止めてずっと忘れないことが大切なんだと教えました。そして、わたし自身は、特技を活かして、最高のお悔やみお線香を作ることにしました。

愛デグーが安らかに天国で過ごせるように。

元々仏教儀礼で使われるお線香という名の「お香」。

焚いて、祈りを捧げるとこんなにもわたしたちに心の安らぎを見出してくれるというのも身をもって実感したわけです。

自分と同じように大切な人が亡くなったときに使う、

お悔やみのお線香=「誰かのための祈りのお線香」。

一番必要だったのは自分だったというのも気がついたのです。天然だから安心。「優しい香りで癒されるお線香」を作ろうと思います。