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急性骨髄性白血病 忘れられない日

「楽しかった日々」の続き→

七月二十五日、姉とプールの補修の帰り道歩くのがしんど過ぎて姉にかばんを持ってもらって必死に歩いていました。
「一回休憩しよ」と言って道の端に座りました。
姉が「もうちょいやろ」と言ってきたので最後の力を振り絞り立ち上がりました。

その時奇跡が起きました。
母の車が目の前に向かってくるのが見えました。
お姉ちゃんが手を振ってるのが見えます。
私は手を振る元気もありませんでした。
車に乗ってそこから直接かかりつけの病院に行きました。
今思えばあのまま自力で帰ってたら病院にも行かなかったかもしれないと思い本当によかったと思います。

かかりつけの病院で初めての採血。
採血するのに二十分ほど暴れ、最後には母とナースニ人に抑えられて泣きまくりました。
結果、数値が悪いとわかりました。
このままK病院に行ってほしいと言われすぐに行くはめに。

K病院について最悪な事にまた採血。
またもや大暴れ。
K先生を蹴ってしまった事は忘れません。
結果は母だけが呼ばれて長いこと話を聞かされていました。

そして、その日家に帰らずそのまま入院。
母は夜遅いのに一回帰って歯ブラシなど必要な物を買いに行ってくれました。
七月二十六日誕生日の自分からしたら一番残念な年でした。

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