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もしもサンタがベンチャー企業のマネージャーだったら

こんにちは。SHE株式会社の小池彩加です。

SHEではSHEbeautyという新規事業のブランド責任者をしています。今回「マネジメント」をテーマに記事リレーをつなぐ「マネジメントアドベントカレンダー2021」の23日目を担当いたします💐

EVeM紺野さん、お誘いありがとうございます💌)

当初は

「マネージャーになりたくない人の多くの誤解について実体験&Emoでの学びを踏まえて書いてみたいと思います💐」

と書いていたのですが、なぜかタイトルのような内容になりました。

理由はただ、私が通っていたマネジメントスクールEmoの代表・長村さんとサンタクロースの対談を想像したら楽しくなってしまったからです👱‍♂️

私個人のしくじりや学びはまた別の機会に語らせていただくとして・・・!

昨日ちょうど3ヶ月間通っていたマネジメントスクール「Emo」の最終日を終えて純粋にEmoの素晴らしさをお伝えしたいな、マネージャーになって一人で孤独や葛藤を抱えている人にEmoというサービスを知っていただくきっかけとなるnoteにしたいなと思い、みんなが大好きなサンタと一緒に今日は楽しくフィクションを書くことにしました🎅

このサンタはもしかしたら私であり、いつかのあなたかも、です!

お茶でも飲みながら休憩時間にどうぞ☕️

もしもサンタがベンチャーマネージャーだったら

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サンタのトムは悩んでいた。

今年もクリスマスがやってくる。
サンタクロース業界での1番のモメンタムは、紛れもなくクリスマスである。

今年もそれが、やってくる。

しかし、昨今トムの働く「株式会社スピードサンタ」ではトムがマネージャーとして率いるチームだけ慢性的にサンタとトナカイの退職者が出続けていた。

世知辛いご時世、サンタ村にもコロナによる暗雲が立ち込めているが原因はどうやらそれだけではなさそうだ。

今後も安定的に世界中の子供たちに夢を与え続けるために、このままではいけない。

焦るトムの目に入ったのがマネジメントスクール「Emo」の広告だった。

「集え、新時代のマネージャー!
現場ですぐに結果を出せる
マネジメントスキルを、あなたに。」

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これやで。

そう思ったトムは早速スクールに申し込む。
果たしてトムと今年のクリスマスの運命は・・・?

サンタマネジメントのしくじり①構造に欠陥はないか

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EVeM代表 長村禎庸さん
2006年大阪大学卒。リクルート、DeNA、ハウテレビジョンを経てベンチャーマネージャー育成トレーニングを行うEVeM設立。 DeNAでは広告事業部長、㈱AMoAd取締役、㈱ぺロリ社長室長兼人事部長などを担当。ハウテレビジョンでは取締役COOとして同社を東証マザーズ上場に導く。

長村さん(以下、長村)「今日からこのクラスを担当する長村です。よろしくお願いします。」

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サンタマネージャーのトム(以下、トム)「サンタのトムじゃ。よろしくのう。」

長村「トムさんは、ご自身がマネージャーを務めるチームで慢性的に退職者が起こり続けることに悩まれているんですよね?」

トム「そうなのじゃよ。私がマネージャーをしているチームだけ昨年からサンタもトナカイも退職者が続出しておって・・・立て直しを図りたいのじゃが一体何から手をつければいいのやら。」

長村「まずは課題を特定しましょう。慢性的に退職者が起こり続ける理由は大きく2つです。1つ目が構造的欠陥。そして2つめが、マネージャーのあり方・人間的欠陥です。

1つ目の構造的欠陥においてはマネジメントの基本動作のどこかに欠陥がある可能性があります。例えば下記のようなことは起きていないですか?」

・役割の欠陥
例:前輪トナカイと後輪トナカイの役割の境界が曖昧なので、自分の仕事がサンタ村にとって必要とされているのかわからない
・目標の欠陥
例:野心的な目標がなく、毎年同じエリアの同じ家にプレゼントを届ける繰り返しで成長実感がない
・意義の欠陥
例:子供が喜んでいる姿やその後の成長を見届けられるわけではないので、何のために寒い中空を飛んでいるのか不明
・方針/KPI/重要アクションの欠陥
例:クリスマスにプレゼントを配る以外の方針がないので、何をすればいいのかわからず、毎日が暇
・体制パターンの欠陥
例:過度な文鎮型組織でメンバーのトナカイはサンタマネージャーとまともに話せない
・アサインメントの欠陥
例:本来はプレゼントの包装が得意なのにソリを引くトナカイとして配置され、自分の力を活かしきれない感覚に陥る
・権限設計の欠陥
例:現場のサンタに権限が適切に委譲されていないため、ひとりっ子の予定だった配達先が双子だった際に現場でプレゼント追加手配の判断ができず遅延が発生する
・相互理解の欠陥
例:自分の担当エリア以外のサンタやトナカイとの相互理解が不十分で、対立が絶えない
・ルールの欠陥
例:クリスマス当日12/25の24時までに必ず配り終えなければならないというルールが形骸化していて24時以降の深夜残業が慢性的に発生している
・推進システムの欠陥
例:意味のない全世界サンタ会議の定期開催や最新トレンドプレゼント情報の連携不足など、推進システムに不備があり働く環境としてストレスフルである
・初期の成果/モメンタムの欠陥
例:新人サンタが入社しても初期成果を挙げたり成果実感を感じられるタイミングがない
・個人目標設定と評価の欠陥
例:評価は全て長老サンタが行いそれに応じて給与が決定されるが、評価プロセスが雑にすすめられ納得感を持つことができない

トム「むむむ・・・大変心当たりがありますなあ。」

長村「1つの構造欠陥かもしれませんし、複数の構造欠陥かもしれません。
まずはこれらの項目をチェックしてバケツのどこに穴が空いているのかを確認してみましょう!」

サンタマネジメントのしくじり②あり方に欠陥はないか

長村「ただ、どれだけ各構造をうまくワークさせる技術に長けていても、正しいあり方や人間性が備わっていなければその技術は活きません。」

トム「なるほど人間性・・・どうすればいいんじゃろうか?今から変えられるものかね・・・🎅」

長村「あり方・人間性もマネジメント技術と同じように型にして、型に自分を照らし合わせながら磨いていくことは可能です!

例えば以下のような点を意識してみてください!」

・自ら変化を創る。そしてチャレンジは、何をするにも自分の熱狂と行動から。
例:「ソリや帽子に広告をつけて広告収入を得よう!」「クリスマスに向けてカウントダウンYouTubeを始めよう!」
例えばそんなアイデアが思いついた時、まずチャレンジのはじめの一歩は自分で踏み出し、初期の成果を残し、その様子を周囲に熱く語り伝える。メンバーに任せたり戦略や仕組みで解決するのはチャレンジが立ち上がった後。自分が動かない限り困難なチャレンジは始まらない。
・多様な考えを受け入れる
例:メンバーサンタやトナカイから「ソリや帽子に広告をつけて広告収入を得ましょう!」「クリスマスに向けてカウントダウンYouTubeを始めましょう!」といった新規アイデアが出た場合、否定から入るのではなくまずは柔軟性を持って意見を受け入れる。
・静かに熱狂する。その熱狂を業務時間外に持ち込まない。
例:全世界の子供達が本当に心から欲しいものを届けたいという熱い想いから、トムは深夜も休日もリサーチに余念がない。しかしその熱狂を他のメンバーに押し付けてはいけない。業務時間内の範囲内で熱狂し、やるべきことをやる。そういう静かな熱狂が、多様なサンタ人財を惹きつけ持続的にチャレンジし続けられるチームを作っていく。
・やり方ではなく成果に注目する。
例:煙突から入るか、窓から入るか、やり方そのものは目的ではない。目的はあくまで「子供に気付かれず、朝目が覚めるまでに全てのプレゼントを配り切ること」である。「煙突からじゃないとダメだ」などと意味がない指摘をし続けてもチームは思うような成果は残せない。

トム「耳が痛い話も多いのう。。。」

長村「人間性を高めることに終わりはありません。一緒に頑張りましょう。
今年は私もプレゼントを配るの、お手伝いしますよ!」

おわりに

さて、サンタのトムは無事にチームを立て直し、素敵なクリスマスを迎えることができるのでしょうか🎅

今回ご紹介した長村さんの教えはほんの一部ですが、全て網羅的に学びたい!という方はぜひこちらのnoteをご覧ください!

最後に。

Emoというマネジメントスクールを通して私が1番大切にしたいなと思ったのは

「マネージャーが誰よりも楽しそうに仕事をする」、ということです。

2021年上期の私は「大丈夫ですか?」と声をかけられることもしばしばで、きっと周りから見ていて辛そうだったのだと思うのですが、またそれが一段と自分の情けなさを増幅させていました。

でもEmoを終えて、自分ともメンバーとも向き合い方が少しずつ変わって、今はすごく楽しんで仕事をしている、と自分自身では感じています。(が、一緒に働く皆さんにはどう見えてますか?笑

1番変わったのは、できないことを認め、伝え、メンバーのwillcanも知り、得意なメンバーに頼り、そうする中で何より自分自身の心理的安全性がぐんと高まったということ。

まだまだ道半ばですが、私が自分らしく仕事をすることが結果的にメンバーやサービスをお届けするみなさんの幸せに繋がっていると確かに実感できるレベルまで、授かった武器を使いながら力を伸ばしていきたいと思っています。

もうひとつ大きな変化は、

「執着」という言葉にときめくようになったということです。

これまでの私にとって「執着」とは、物事に囚われ自己コントロールを見失ってしまうイメージで、あまり好きな言葉ではありませんでした。

でも今は、
メンバーの本質的な成功・成長に執着したい。
その結果生み出される持続的で本質的な成果に執着したい。

Emoを通して自覚的な「執着」に挑戦したいと思うようになりました。

want toに結び付くと言葉の色は一気に変わるんだなあと感じています。

「 思考を変えれば、言葉が変わる。」←イマココ
「 言葉が変われば、行動が変わる。」
「 行動が変われば、習慣が変わる。」
「 習慣が変われば、性格が変わる。」
「 性格が変われば、運命が変わる。」

素敵な出会いと気づきをくれたEmoの皆さんといつどんなときも最高の成長環境を用意してくれるSHEに感謝の気持ちを込めまして、終わりにしたいと思います!

みなさま、メリークリスマス🎅🎄

▼マネジメントスクールEmoで第3期生を募集中だそうです💐


▼私の所属するSHEでは一緒に働く仲間を募集しています!社員の一人一人の個性を大切にし、価値を最大限発揮できる居場所を共に考え育んでくれる会社です。


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