見出し画像

スピリチュアル嫌いな人に信用される前世療法

こんにちは。綾地研究室、室長の綾地です。この研究室では、前世療法などのヒプノセラピーや魔術などについて詳しくお伝えしています。

今回は、「スピリチュアル嫌いな人に信用される前世療法」と題してお伝えします。
(※ちょっと前段が長いので、本題だけ読みたい方は===の後までスキップしてお読みください。)

私は普段、教育関係の仕事と並行して前世療法などのヒプノセラピーをしています。ヒプノセラピーとは、催眠状態を利用して行う非常に効果の高い心理療法の一種なんですが、ヒプノセラピーって何?と思われた方は、私の他の動画で詳しく話していますので良かったらそちらを見てください。

さて、スピリチュアルというといろんなジャンルがありますが、前世だの前世療法だのと言うと、「アヤシイ」と後ろ指をさされがちなスピリチュアルの中でも、ひときわ胡散臭いジャンルになるかと思います(苦笑)。

包み隠さず申しますと、私はいわゆるスピリチュアル属性の人たちの多くが苦手です。もちろん、全員ではないんですが。スピリチュアルな人はどうも、現実的な努力がニガテなひと、現実と向き合うことから逃避するためにスピリチュアルを口実にしている人が一定数いて、それがすごくイヤなんですよ。(弱っているときの一時的な逃避は良く分かるんですけど、常習化している人たちも少なくないので…)

なかでも極めつけに嫌、というか許せないのが、「この世の出来事はすべて自分由来」っていうあの考え方ですね。「自分の内面が整っている人には、悪いことは起きない」とか言っちゃう人たち。

寝言は寝て言え

と、声を大にして申し上げたい。事件事故で子どもを亡くされた方とか、災害にあって大事な人や財産を失った方たちにそのセリフが本当に言えんのか?と。

この世界は、残念ながらあなたや私中心にだけ回っているわけではなく、もっとずっと大きな力や、時には不幸な偶然という残酷な力も働いているんですよ。だからこそ私たちは知恵と力をつけて、時には協力し合って生き延びなければならないんです。もう少し現実を見てくださいね、物事は多面的に見てくださいね、とお伝えしたいですね。賢明な皆様におかれましては、そういう寝言を言ってる人たちがいたら、黙って全力で離れるようになさることをおススメします。

========================
さて、本題に入ります。

まあとにかく私は、原則的にスピリチュアルな属性のモノはほとんどがジャンクだと思って見ています。とはいえ、科学的・合理的なアプローチではどうしても解決できない問題や、説明のつかない現象があることも思い知っていたので、そのジレンマに長く苦しんでいました。そんな時に偶然(?)出会ったのが前世療法でした。

もう何年も昔のことですが、当時よく通っていた整体院の院長さんがあるとき施術中にふと、自分が受けた前世療法セッションの体験談を話し始めたのです。新作のパンがおいしかっただの、最近買った健康器具がどうのだのの話をするのと全く同じ調子で、完全な雑談でした。

院長先生のプライバシーもあるので詳細は伏せますが、にわかには信じがたい不思議な体験談でした。しかも、院長さんがセッションで体験した過去生の内容を、後日、患者さんのひとりに詳細まで言い当てられて仰天したのだそうです。

その患者さんに「なぜそんなこと知っているんだ」と問いただしたら、「だってぼく、先生とその前世で一緒だったんだもん」と言ったんだそうです。(ちなみにその患者さんは、幼いころから先生のところに治療に通っていたなじみ客の小学生の男子でした。)

何度も言うように、私はスピリチュアル色の強い人は苦手ですが、その先生とは結構長い付き合いでしたし、長年しっかりとご自身の整体院を経営されてきて、患者さんたちの信頼も厚い、実績のある方なので、「ふーん。ま、そういうこともあるのかな」と、ニュートラルに話を聴くことができました。

そして実は、院長先生の体験談にフラットに耳を傾けられたのには、もう一つ事情がありました。

院長先生からこの話を聞く2,3日前に、私はちょっと奇妙な夢を見ていたのです。目が覚めるちょっと前に、誰か知らない人の声で、とある言葉が読み上げられる声がしました。声だけが聞こえる夢。男性とも女性とも分からない、若いか年老いてるかも良く分からない、聞いたことのないようなちょっと不思議な声でした。

夢から覚めた時点では、その言葉が何であるか分からず、慌ててググったところ、とある漫画作品のタイトルであることが分かりました。読んだことのないマンガでした。気になったので図書館で借りて読んだら、びっくりするほどつまらない駄作だったのでタイトルは伏せます。

「なんだあ、なんとなく意味深な夢だったから気になったけど、何にも啓示的な情報性はないじゃないか」とがっかりしたんです。ただ、そのマンガ、輪廻転生をモチーフにした漫画だったんです。

このマンガの夢の件がなければ、おそらく、院長の話を聞いても、「まあ、そういう良く分からないこともあるよね」という程度で聞き流していたと思うんですが、こんな経緯だったのでなんだか妙に心の中にモヤモヤとした気がかりが残って気持ち悪かったので、後日、院長先生が受けた前世療法のセラピストを紹介してもらって、セッションを受けに行きました。

人生で初めて受けた前世療法の体験談についてはまた別途お話したいと思いますが、ひと言でいうと、「まあ、こんなもんかなあ」という程度でした。少なくとも、院長先生が体験したような劇的な体験は私はなかったです。結構拍子抜けでした。が、ちょっと心に残る体験ではあったので、結局私はその後ヒプノセラピーを少しずつ勉強し、その後も色々と思うところあって、資格を取って、今では自分がセッションをする側になったというわけです。

スピ嫌いの私がどうして前世療法をはじめとするヒプノセラピーを自分のライフワークとして人生に取り入れたかと言えば、理由はおもに3つあります。 

理由①
ヒプノセラピーが、チャネラーさんなどの第三者からアドバイスをもらうのではなく、自分の内側から知恵を引き出せるからです。徹底的に自分の内側から、それも普段の自分では手が届かないような深いところまで潜ったうえで、その時の自分に必要な知恵やヒントを掴み取るような、どこまでも「自分ありき」の手法だからです。

見ず知らずの他人からの助言やアドバイスには納得できなくても、自分の内側深くから湧き上がってくるものからは逃げられないし、説得力の強さが違う。提示される解決策やヒントが、完全に自分に合うようにカスタマイズされている。なので、人生に変化を起こす変容力が強い手法であり、そこがとても気に入ったのです。

理由②
ヒプノセラピーは、心理学的・脳科学的にメカニズムがある程度分かってきており、それだけ安心して使えるという信頼性と同時に、科学的には説明のつかない「独特の特性」が混在している
ところが魅力的だと感じたから。

ヒプノセラピーは最近でこそメカニズムの解明がだいぶ進みましたが、起源を遡ると相当古く、古代の魔術的な要素が残っている部分もあり、科学的な面と非科学的な面を併せ持っているところがたまらんのです。

理由③
前世療法は、前世やスピリチュアルに対して懐疑的な合理主義者たちが、疑りぬいた末に受け入れた経緯のある手法
だから。

前世療法というと世界的に有名なのがアメリカの精神科医のブライアン・ワイス博士で、この方の本は読んだことがあるという方多いと思います。彼は最初は前世なんてまったく信じてもいないゴリゴリの合理主義者で、科学的な枠組みで物事を見るごく普通の精神科医だったんですが、ある時、患者さんに一般的なセラピーを実施している最中に、ワイス博士の意図を超えて、患者さんが自分で前世まで行ってしまうという事態に見舞われました。

最初は全く信じられなかったそうなんですが、患者さんが、科学的にはどうしても説明がつかないような様々な証拠を次々とワイス博士に示したことで、博士も最後には降参して、科学至上主義を返上し、前世療法で多くの人たちの治療をするようになった、という経緯があります。

余談ですが、ワイス博士が前世の存在を受け入れるようになった理由の一つに、患者さんが絶対にワイス博士本人しか知らないはずの非常に個人的なことを言い当ててしまったから、というのがあったんですが、これが悪魔憑きの人たちと似ているのも非常に興味深いです。

人間が自我の境界を踏み越えてその向こうにある何かと繋がった時に、良くも悪くも大きな力が発生する。それが癒しや気づきの方に働くときもあれば破滅的な方向に働く時もあるので、力の方向性はよくよく気をつけねばなりませんが、自我の境界を踏み越えることで大きな変容が起きる傾向があることはよくわかります。

なお、悪魔憑きに興味がある方は私の『願いを叶える非常識な力と悪魔祓い』という動画もぜひ見てみてください。

今回はこの辺で。

お読みいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?