24木

夏休みと称して、日々のやることを減らす気持ちで、気分が優れないなら無闇にSNSを開かないように、情報は必要なときに、など今はそうしようと思ったように過ごしていた。それなのに結構な頻度で一日を時間いっぱいに使っているみたいに感じる。きっと毎日noteを書くからだ。
何を書こうかなと考える時間があって、書いている時間があって、書いたことを読み返す時間があって、書き直すときもあって、また書いていたら、もうすぐ12時の鐘が鳴りそうな時間になる。
それも、毎日そうそう書きたくなるようなストーリーがある訳でもなく、いつか書いてみようと心に仕舞ってあるお話は気まぐれには一日で書き終われない。
何となくビデオショップでレンタルしていて、うまくいかないことばかりで20代の一番どん底の気分にいた日に観たから、「このストーリー大好き」と大号泣したのが「エバー・アフター」という映画だった。
奇跡を待っていても誰もそれを魔法で起こしてはくれない。
魔法の力は自らの意思。
人間として自分のいる場所で自分から行動することを繰り返すしかないという思いが私に宿った映画だった。
そんななつかしい経験も手伝って、あれからどんなに時間が経っても、やってみたいと思うと無駄かもしれない試行錯誤を始めてしまう。
でもたしかに、毎日書くぞという意思は一度でも12時を過ぎてしまうと解けてしまう魔法だ。

読んでくださってありがとうございます。日常の中や旅の楽しみとして写真を撮り、日々の思いを書き、ギターを弾き歌います。いただいたサポートでは記事に書いたポストカードなど作りますね。今日も素敵な1日を。