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謎の痛み、母の手当を思い出す

娘と母が手を繋いでいたハーフバースデー。
孫となんなんな〜したいと言っていました。

あれからもうちょっとで2年になります。

話は変わりますが、側弯症とストレートネックがあり、写真の様に腰に左右差があり、右手の痺れは数年来。
冷える11月頃から3月頃まで出やすかったのが、今回は3月から左側の憎帽筋がどうにも痛み、肘まで痛みが走る様になりました。

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3月中から始まった肩甲骨の間の左側の筋肉痛。
五十肩でもないし、肩甲骨の間の憎帽筋が痛み、鍼灸師の先生に週2回ほどお世話になりました。

鍼灸治療をお願いすると、

「腎虚と肝実で、もともとの脾虚があるので、背中の左右差がかなりある」

解説すると、

腎虚は加齢による劣化、、確かに慢性的に腰のだるさがあります。

肝実は肝の実証で、肝鬱となり瘀血が発生している、すなわちストレスで血行が悪く、肝の症状として右側にうっ滞して、右の背中が腫れている。

もともと脾虚とは、生まれつきの胃腸虚弱、脾の弱さは筋肉が付きにくい状況で、背中の左側がへこんだ状態。

側弯症は小児の頃からの姿勢の癖があり、弱い左を右がカバーし過ぎて筋肉の付き方に左右差がでたことで、年齢ともに、側彎が悪化、背中の左右差が強くなってきたのです。

スマホやパソコンで首に負担がかかり、ストレートネックが40代から発症、さらに側彎の悪化に伴い、首から背中に向けてのコリや痛みが出てきたのでしょう。

側弯症→ストレートネック→加齢+ストレス

という経路で、いまの痛みが根強くでてきたというもの。長くかけてつくりあげたものですから、そう簡単に治りません。

まず、治療として腎虚と脾虚は継続的に。
実証の肝実は肝鬱と瘀血ですので、これは鍼と漢方薬、ストレス軽減です。
反応が2週間くらいで出てきました。

腎虚と脾虚は、自覚していますので、もう数年来、漢方薬をしていますが、ストレスによる加齢の加速は、今回ほど自覚したことはありません。

ストレスは活性酸素を沢山発生させる

活性酸素(フリーラジカル)は生命活動をし続ける限り体内で発生します。フリーラジカルは細胞を傷つけ、機能を低下させます。

女性はエストロゲン(女性ホルモン)により、活性酸素を消去して体の錆をためないようにできます。しかし加齢によりエストロゲンが低下、さらにストレスにより活性酸素の増加と重なると、処理しきれない活性酸素が増えてしまい、体の不調を引き起こします。

今回、母の不幸と重なり、とてつもないストレスであったこと、更年期と重なり、背中の痛みが出てきました。

「整体を勧められないほど、弱っている」

と鍼灸で言われ、確かに腎虚と脾虚、肝実のバランスを整えないと、骨格をいじっても変わりません。

鍼灸治療では首と背中の痛みですが、
腎虚対策に腰と下腹部のお灸、
脾虚対策に背中の左側のお灸、
肝実対策に背中の右側の鍼、
精神から安定を図る心経の鍼灸をして、
3割ほど回復、1週間以内のもう一度治療をしていただき、5割ほど回復しました。

実証の右側が鍼、虚証の左側がお灸で対策するそうです。

発症から1カ月経過して、母の49日法要が過ぎた頃、背中に電気が走る痛みを感じました。

帯状疱疹の神経痛だと直感しました。
帯状疱疹の痛みは、疲れやストレスの際に時々感じていたので、これだと思い、逆に嬉しくなりました。

痛みが表面に出てきた!

そうです、筋肉の奥にあった痛みが、神経痛として筋肉表面に出てきたから、後は養生と漢方薬で終わりが見えたと確信したから、嬉しくなったのです。

確信は当たりました。

程なく、痛みが軽減、パソコン作業で下向きで首に負荷が掛かる時以外は痛くありません。

母が痛みを楽にしてくれたのかなとも思います。

何故か、父が薬局にお手伝いに来てくれた後には、少し楽になる気がしたからです。
きっと、母は父と一緒に薬局に来ているのでしょう。
そして、母が私にしてくれた手当をして帰っていったのかも知れない。

そういえば、母はいつも私が頭痛になると、蒸しタオルを目や首に当ててくれました。

タオルを何度も温め直して、何度も当ててくれました。
だんだん楽になると、
にこっとして、
「あっためると楽になるでしょ。私もそう」

手当は愛情だった

と今頃思いだし、胸が熱くなります。

長くなりました。
心に留めておきたくて、noteしました。

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