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胃の不調、食毒がお肌に影響する

お肌が弱いのは、中医学で肺と大腸経の弱さがあると言われ、さらに胃腸も弱いタイプに多いようです。その上、食養生しなければ、皮膚トラブルが治りにくく、生活養生が大切だと、くどいといわれても言い続けるしかありません。

胃腸が弱いのを、”ひ弱”と前回書きました。胃腸虚弱とお肌への影響について考えてみたいと思います。

胃の不調、気逆と脾虚、食毒が関係

胃の不調でゲップやしゃっくり、食欲不振、胃もたれ、胃痛など感じていると、皮膚トラブルも出たということがあります。胃とお肌の調子が連動していることが自覚しているという方に、中医学の考え方をお伝えします。

胃の気は下向きで、ゲップやしゃっくりは胃気が逆向きに上がってきたことにより起こり、胃気の流れがよくありません。食事を食べて胃袋に入り消化して小腸へと流れていくのが順調でないと、胃もたれや食欲不振となり、胃自体の炎症があれば、胃痛が出ます。

胃と表裏関係の脾は栄養吸収して運ぶ働きがあり、脾が弱い”ひ弱”は栄養吸収が悪いタイプで、疲れやすい、だるい、下痢、軟便となりやすい、腸が弱いと自覚しやすいです。なのに、糖質制限してタンパク質を沢山とるという事が最近多いのではと。脾の力があれば、吸収しますが、なければ食事が毒になってしまいます。

食毒の痛風発作、なぜ足の親指か

足の親指に痛みを感じる痛風発作はタンパク質の摂りすぎから、アミノ散代謝産物の尿酸結晶が足先の細い血管に溜まります。なぜ特に親指に痛みが出出るのか?尿酸が栄養吸収の脾経の経絡上に尿酸の大きな結晶が溜まり痛みとなります。肉食が多い人は、湿熱が溜まりますので、脾経に湿熱が溜まり痛風発作になります。できるだけ尿酸を腎臓から排泄できるようにしなくてはなりません。湿熱については前に書いています。

食事の不摂生の後、吹き出物が出てくることがあります。口や顎などのフェイスラインは、胃経ですので、ちょうど食事の不摂生の後に出やすい部位です。私も甘いものを食べ過ぎると出ます。これも胃経に湿熱が溜まって出てきます。

食毒を防ぎたい!

食事の不摂生については、何気なく毎日食べているものを見直す必要があります。そのため漢方相談は時間が掛かります。不調の原因を探る必要があるからです。

いつも胃腸は頑張って働いています。たまには胃腸を休めたいもの。でも3食しっかり食べて元気に過ごしたいですね。そんな時に晶三仙茶です。毎日夜に飲んでいます。食べ過ぎたら1回2包にして早く消化をいてもらい、食毒にならないようにします。皮膚症状があれば、五行草茶を追加します。五行草は腸の悪玉菌を減らします。腸内環境が良くなるとお肌の調子が良くなります。


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