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aahT 2022年5月22日、私の旅日記。

2022年5月22日(日)、新潟県民会館で行われた、Fujii Kaze alone at home Tour 2022。

風さんのお部屋に招いてもらって、過ごしたある一日を、つらつらと。

ライブの帰り道、幸せな気持ちを忘れたくなくて、ホテル着いたらメモを必死に書いて。その後の日々も思い出したことをiPhoneのメモに書き込んで、ようやくまとめました。
それでも記憶が朧げなところはあるので、曲順などまとめて下さった方のセトリを参考にさせていただきました。
違うよ〜という所があっても大目にみて下さいね。ネタバレありの、独り言のような私の日記です。 

風さんのライブは初めて。
HELP EVER のツアーも、アリーナツアーも行きたかったけど、もしもの事を考え家族や周りの人のことを思うと、断念せざるを得なくて。

いつか、人生の中で風さんのライブ行けたらいいな、と思っていた。そんな中でツアー発表。
チケット当選したら奇跡だよなぁ、それでも当たってほしいと願い応募。

そうして当落発表日...第一希望の新潟公演が一次で当選、奇跡が起きました(涙)

ライブ前日はドキドキして寝付くのに時間かかりながらも、どうにか眠って朝を迎えた。
新潟までの運転、知らない道を行くのはドキドキ。久しく県を跨いで運転なんてしてなかったから必死でハンドルを握る。
見渡す限りの田んぼ、田んぼの開けた道を進んだり、海沿いを走って潮風を感じたり、自然の風景を横目に新潟に来たぞー!っと感じた。
事前にリサーチして食べてみたかったお店で昼食をとり、ホテルのチェックインまで新潟市内を観光。

ホテルにチェックインしたら、歩いて新潟県民会館まで。グッズはスムーズに購入することができました。

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グッズを買い終えてから通る廊下にaahTポスターたくさん貼ってありました。皆さんここで思い思いに撮影されてました。

グッズを買い終えたら、リクエストカード受け取り、会館入口近くの塀?で夕日を浴びながら記入。

リクエスト曲は事前に決めていて、この曲を選んだ理由はライブ会場で書こうと決めてました。この曲を選んだ理由、思いの丈を書いてたら、カードの余白埋め尽くすぐらい書いてしまった..長い。
入口前がリクエストコーナーの記入場所で、ファンの皆さんが真剣にリクエストカードに記入している姿を見て、なんだか嬉しい気持ち。ライブ前のワクワクした気持ちを、皆さんと共有しているのが感じ取れて嬉しかった。

当たるかどうかは分からないけど、のちのち読んでくれたらいいな〜と白いポストへ投函。

会場周辺に白山神社があったから参拝して、開場時間までまだ時間あるから、ホテルまで戻る。それにしても、今日はいい天気で暑い。地元は雨だったんだけど、新潟入ったら晴れで。まさしく藤井晴れ、河津ブルー。
必死な運転に冷や汗、グッズを買いに往復したら汗をかいたので、身綺麗にしてまた会場に向かう。

自分の席に着き、そわそわ。
幕の前、緑の絨毯が敷かれていて、上手・下手に色とりどり花々と、緑が映えるガーデンがあって綺麗だなぁ〜と眺めて。
もうすぐ始まると思うとまたドキドキしてきて、手をグーパーしたり、深呼吸したりして気持ちを整え、いざ。

ブザーが鳴る。

幕が上がり、ぱっと目に入ってきたのは中央に位置するピアノ、しかし風さんの姿は無い。
何処?と探すと、下手側のソファに座る風さんを見つけた。風さんだけにライトがあたってる。
ソファに座り、小さなギターを弾きながら歌い始めたのは 「Best Part」
ギターの音色と風さんの歌声だけ、というシンプルな響きが会場を満たす。
ぼんやりとした光の中でも存在感を放ってて、風さんって本当に存在したんだ...と、私はしばらく放心状態。
会場の皆さんの目線が一心に集まるのを感じ取れた。
風さんの奏でるギターの音色が聴けるとは夢にも思わなかったので、ただただ驚く。
優しい歌声、英語の歌詞が心地よく聞き惚れた。
パステルカラーのピンクとラベンダーが配色されたパーカーとスエットパンツに、裸足に白い靴、リラックスした装い。衣装が似合ってた。

アカペラで「weak」を歌い始め、ピアノの椅子に座り(ずっずさんのダイアリーで見たあの無骨な椅子だった)
ピアノを奏で始めて、初めて生で聴く風さんのピアノの音色に震える。声色を使い分けているのが、すごい。
自然と身体が揺れて、歌詞の一つ一つがじんわり沁み渡り、酔いしれた。

「sunny 」
「sunny」生で聴いたらさらに好きになった、何度もthank youと感謝を述べている中に切なさが混じってて、ちょっぴり胸が苦しい。
繰り返すi love youが印象的だった、あんなにi love youって歌われたら、骨抜き状態です。音源の最後のyou〜ウゥゥ〜が音源よりも長かった、そしてすぐ

「circles」
伸びやか!声の伸びがすごい、I dare you to 〜辺りが特に。circlesを聞くと未練を歌ってるのに、爽やかでスケールが大きくて。風さんのcircles聴くと曇り空で、どこまでも地平線が真っ直ぐ続いている開放的な海の風景が私には思い浮かぶ。

時折、弾きながら客席を見るのに、ドキッとして、
流し目に心臓がぎゅっとなった。

会場の皆さんが手拍子をしていて、前の方の席だったので、後ろから手拍子の一体感が伝わってきた。手拍子をして楽しみたい気持ちもあったけど、風さんの歌声、風さんの奏でる音色、指先、全てを見て感じ取りたいと思ったら、手があんまり動いてくれなくて。何度でも言ってしまうけど、凄すぎて、圧倒されて、身体がびっくりしてたんだと思う。

声は出せないから、曲が終わると精一杯の拍手。隣の人は拍手しながら、ドタバタドタバタと足を鳴らしてた。身体中に風さんの曲が染み渡って体中駆け巡って、溢れる気持ちを放出させたいよね、分かる分かる。

風さんが、後ろの方から銀のピッチャーを取ってきてグラスに水を注ぎ飲んで、水を静かに飲む。喉仏が動くのも見えた...
水を飲み終え、
「Hello friends.」
会場大拍手!

英語で「来てくれてありがとう、一人でいたから寂しかった。やっと新潟に来れて嬉しい。」
(私はリスニング苦手なので、多分こんな感じでした。)

Niigataはゆっくり丁寧に発音していて、気持ちがこもってた(嬉しい😭)
椅子に座って脚組んでリラックスして話してくれたんですけど、脚長い〜。そして、やさしい表情!

「OK!」と立ち上がって、
「ワシのガーデン見てくれない?
あなたに見せたいんだ。」と英語で。
「Thank you so much comeing.」と何度か。
ジョウロを持ってきて、ガーデンの花々に水やり、水は入ってないので、かけてるフリで。

「Isn’t it beautiful?」
「yes?」と言いながら、
下手側のガーデン、端の方から水をかけて、最後に腕を真上にぐーんと伸ばして高い位置からかけるから、笑っちゃう。下手が終わったら上手のガーデンにも水やり、やっぱり最後は高い位置から!会場の皆さんの笑い声が聞こえて、会場全体が和んだ雰囲気に変わった。

「ガーデン」のハミングを歌いながら、ピアノに近づきジョウロを置いて、ピアノを弾き始める。
「ガーデン」を聴くと太陽の光を浴びて伸びをするような気持ちの良さと、心というか魂がふわっと浮いた感覚になる。心の中にある私だけの風景、原風景というのかな。それをイメージして、とってもあったかい気持ちになる。

拍手の後すかさず、
「きらり」のイントロ!
自然と手拍子、会場の一体感がすごい。
サビに向けてワクワクが止まらない、そしてサビ終わりに新潟〜って言ってくれた!

”あぁーあーと”盛り上がってから、ダーンッ!...
そして、ブレイク。
ピアノがやさしく奏でられて、
”連れてって連れって〜”と風さんの歌声が重なり、
そこからまた盛り上がって会場の皆さんと手拍子。

音源は爽やかで明るくてノリノリ!って感じで、ピアノだけで魅せる「きらり」は、大人びて落ち着いてて。「きらり」は色んな一面を持つ、魅力的な曲だと改めて感じた。

「優しさ」
マイクを持ってステージを動き回りながらアカペラで歌う。会場の一人一人に向けて歌うように、目の動きで風さんが会場全体を眺めているのが分かった。
階段登りながら歌って、屋上で”あの腕の中でぇぇ〜”と歌い、降りてきてこつこつと階段を降りる音が響く。

”温もりに触れた時〜”とピアノを弾き始める。
染み渡る...。優しさ、は没入感がすごい。”花の咲く季節が戻ってくる”の後の、”あああぁ〜”が特に曲の世界にダイブしたかのよう。風さんの歌声に包まれた。

歌い終えて立ち上がり、グラスの水を飲む風さん。
会場がどよめくほどの水の溢しよう。
口から溢れてると思ったら、
一瞬なんだろうけど、長い時間溢してるように見えた。Tシャツまでビショビショなんじゃないかな?と、心配。
スウェットパンツの太ももまで濡れてたから
盛大に溢してたんだと察し。

「水めっちゃこぼした」とぽつり。
「水めっちゃこぼしてしまった」とオロオロ。
LASAのタオル手に持ってた方は、拭いて!とタオル振ってたな。
客席を見た風さんが
「ふくものがねぇけん、一旦着替えます」
後方のラックに向かいハンガーにかかってる服を選び、これがいいなぁと赤のジャケットを手にして、パーカーを脱ぐ。脱いだら白いTシャツ、その上に赤いジャケットをはおる。

そして、濡らしてしまったスウェットパンツを脱ぎ始めた時は、えっ?えっ?!目のやり場に困った。脱いだら赤パン!(会場の皆さん爆笑)
目のやり場に困るなんて言いつつ、まあ、見てしまうんですけどね、とっても美脚でした...。
薄いグレーのスラックスみたいな、黒いビーチサンダルを履いて。
脱いだスウェットは適当に玄関脇のソファに置いて。

ピンポーン 「まだ履けてないんですけど。」と、もぞもぞスラックスを上に上げて。
ピンポーン 「髪大丈夫かな?」玄関ドア横の鏡で髪型チェック。
ピンポーン 「はい、はい。」
とようやく玄関のドアにむかう。

「あー!Amazonの!今日やったかご苦労様ですこんなわざわざ辺鄙なところまで〜そっか今日だったか。」と忘れたみたい。
Amazonのお兄さんが抱えてるキーボードだと分かる大きな物体、茶色い袋に包まれ取扱注意の赤いシールが全体に貼られてるように見えた。
Amazonのお兄さん(楽器テックの大地さん)から小包みを渡される風さん。
この小包みも取扱注意のあちこちに赤いシール貼ってた。

お兄さんから受け取ったのを一つ一つ出してく。
「何これ、ヤスダヨーグルト?」会場笑
「サラダホープ?」会場笑
「え、お兄さんの差し入れですか?
サラダホープえだまめ味。」会場笑
新潟ご当地名物を風さんが口にする度、会場爆笑なのでそれも面白かった。

差し入れを手にした風さんは、
「いいんですか?これ、こっちが渡さなきゃいけんのに。飲んでってください〜」
とお兄さんへの気遣い。

「もらっちゃっていいんですか?
これ全部やってくれるパターンのやつ?」と
黙々と作業するお兄さんに話しかける。
「しかも、こんなんまでいただいて。」
ヤスダヨーグルト、サラダホープを
ピアノの上に置いていく。

お兄さんが、ステージ前の緑の芝の上にキーボード、マイクをセッティング。

セッティング終えて包み紙を持ってるお兄さんに、玄関ドア近くの床を指しながら「お兄さんが持ってる包み紙、も〜その辺テキトーにおいて」と。優しい気遣い。

お兄さんに伝票にサイン書いてと言われて、
ペンを持ち”藤井”と書く、風さん。
あっ、もしかして?とお兄さんが藤井風だと気付いた様子。
風さんがちょっとドヤ顔しながら、指先を動かしてピアノ弾く仕草しながら、音楽やってます〜
みたいなやり取りを。

お兄さん帰った後「怖そうなお兄さんなのに差し入れくれて優しいのが逆に怖い。」ぽそっと言ってた。

あっ!と気づいた感じで「たくさん郵便が届いているみたい」と下手側に走る。
見覚えのある、あの白いポストは開演前に投函したポスト!ステージに登場してびっくり。開演前から実はもうストーリーは始まってたんだ。
このツアーの演出素晴らしい...

白いポストの裏側に回って、茶色の大きな袋を取り出す。沢山入ってるから取り出しづらそう。
サンタクロースみたいに持って、袋をキーボードの横に置く。
「なんでこんなに書いてくれてるんでしょうか?」
皆さん、風さんのことが大好きだからですよ!(私の心の声)

キーボードの前に裸足で寝そべり、「ほんまにこれ、ランダム。初日はちょびっと見たりしてカンニングしたんですけど今回は見てない、何があっても右手のせい。」と右手をひらひら。
「ちょっと待って」と起き上がってスマホを後方のどこからか持ってくる。黒いGoogleピクセルスマホ。
「ほんまよう拍手してくれる、可愛らしいなぁ」拍手する度に、お褒めの言葉が。

「究極の9曲。ワシ、9がラッキーナンバー、ラッキーナンバー無い人は真似してええよぉ。」とのこと。9曲リクエストに応えてました。

袋からゴソゴソと選んでカード取り出す時、右手をぴーんと上に上げて静止、そして読む、を毎回やっててツボ。

「あなた」宇多田ヒカル
言わずもがな風さんの歌う宇多田さんの曲は最高。歌うキーを確かめてから歌ったり、途中歌詞が歌えなくて、自分で笑ってたりしてた。やさしく歌っていて、心が暖かくなった。

ジャニーズを好きになったきっかけの曲、
というリクエストのSexyZoneの「SexyZone」
ワンフレーズだけ分かる!と
「願いを!叶えよう!SexyZone」〜♫
ワンフレーズ歌って、ガッツポーズしてたの可愛らしかった。曲をあまり知らなくてもクオリティ高い!
”時代を創ろう”って歌詞で私は覚えていたから、この歌詞は2番目のかな?後で歌詞調べよう!と調べてても、この歌詞は出てこなかったから、風さんオリジナル歌詞でした!

「Love is blind」ジャニス・イアン
風さんは知ってるけど、歌ったことのない曲だと。
とっても切なくて哀しい歌詞に、うるうる。
渾身の一曲を選ぶ、ファン方のセンス素晴らしい。

「こわいよーこわいよー。」聞いたことないすごく高い声で怯えてました。
「今日厳しいわー。昨日は知ってる曲ばっかきてくれたんだけどなー。」ぼやき。
(全部聞こえてるよ!笑)

ぼやきながら次に引いた曲、「知らない」星野源
「これは知ってる、知らないって曲やばくない?」と客席に問いかけ。
すらすらと歌ってて、本当に知ってるんだ...好きな曲を風さんが歌ってくれるってなんて幸せなんだろう。
リクエストされた方の思入れのある曲だそうで。ここには書きませんが、この曲を聴くと私も色々思い出すことがあります。自分のリクエストが通らなくても、思いがけずファンの方のリクエストで好きな曲を歌って下さるのが、すごく嬉しい...(涙)

「 Automatic 」宇多田ヒカル
「よく聴くからです!」と、コメントを元気に読んでました。宇多田さんカバーやっぱりいい...。”It’s automatic”と一瞬であの声量すごい!

「Shake it Off」Taylor Swift
ぽわわーんとしたキーボードの音色が良かった、カバーで何度も聴いた曲これまた聴けて嬉しい。
知ってる曲になるとお顔がほころんで嬉しそう。

「藤井フミヤのTRUE LOVEゆうて〜」と、知らないみたいで困り顔。
わからないところはアレンジした、と。
これもぽわわーんと優しい音色で、夢見心地。素敵すぎる。

「帰ろう」
私も生で聴いてみたかった...リクエストして下さった方も引いてくれた風さんもありがとう!
帰ろう、を聴くと自然に涙がぽろりとこぼれてしまうのだけど、圧倒されて泣くどころではなかった。寝転んでおなか圧迫されてるのに、あの声量維持できるのすごい...
生で聴いた帰ろう、心がクリアになっていきました。

キーボードの上にカード並べて、12345678と数えて。カードを見てふっと笑って、最後の曲はジャニーズの曲を引き当てたようでめっちゃ笑ってました。

曲前、SixTONES 「Imitation Rain 」って紹介した時の発音ほんとキレイ。ジャニーズの曲を藤井風の曲に変えちゃうのすごい、とってもとってもかっこよかった!!
歌い終えて、自ら「ふぅ〜!(Fuu〜)」って言ってましたね。

起き上がってライトを腕で遮りながら、客席を見る。「特別、どうしても聞きたい曲ある人この中からえらぼ」

会場の皆さん手を上げる姿を見て、「前の人はいいじゃないの」と照れたように。
2階席から選ぶ風さん。「1番奥の人も見えとる。えーどうやって選ぼう、あの子や!真っ直ぐ手上げてる子、あーちゃうちゃう!その子!」
ちゃうちゃう!って何度も言ってて、風さんの指示で動くスタッフさん大変そうだったな(笑)

選ばれた一人目の方は、嵐の「Love So Sweet 」
「今日のジャニーズ率よ!」と2回言ってる風さん。
カード引き当てるのも指名するのも、ジャニーズを引き当ててしまう風さん。
「思い出ずっと?ずっと?」と口ずさんだ後
「走り出せー?」と、口ずさんだら
「それハピネスや!」と、リクエストされた方が
風さんにツッこんでて会場爆笑。

「はぁぁ、しらんねんよなぁ」鼻歌口ずさんで。「はぁぁあ?」と困り顔。うつ伏せになって、スマホで調べ始める。
「ちょっと大丈夫、この時間?
YouTubeジャニーズ厳しい。あっ!嵐公式あるやん、神!」
スマホですいすい探し当てるのもすごいな、普段もこうやって調べてるんだろうなぁ、と垣間見えた。

曲のイントロが流れ始めると、すぐに弾き始める。会場の皆さんも自然と手拍子が。
wow〜oh〜歌ってたら、
途中で止まって。
「YouTubeプレミアム入って欲しい〜!
歌詞流しながらYouTube聞けない...コメントに誰か歌詞書いて!」悲痛な叫び。
君だと気づいた?時から?
風さんの頭の上に?が浮かぶのがわかる、歌い方。

”傷ついた夢は〜”のところで、パンパパンっていうお決まりの手拍子、会場の皆さんがさっとこの手拍子してるのすごい。

手拍子聞いた風さんが、「嵐のコンサートみたい」と言ってた。

思い出ずっとずっと〜こんな好きな人に〜と歌ってその後の歌詞が分からない所は微かに歌ってた。

”信じることがすべて
Love So Sweet
Love So Sweet〜”と歌い終えて
「ふっ、満足してくれましたか?」と。
指名した方にお礼言われた後の
「はいっ」が気だるげ...
大変そうだったなぁ、お疲れ様です。
何がくるか分からない中で、リクエストに応えようとする真摯な姿勢、その優しさに殺られた...

「いややけどもう一人行こうかな」
2階席右の方から選んでて、
「1番奥いって〜」とこれまた自由な指示が続く。
途中、風さんが選んだ方とスタッフさんがマイク渡した方が違っていたみたいで。「あなた次回やろう。」 次回やろうって!会場爆笑でした。

二人目の方、リクエストはあいみょん「鯉」
「あいみょんさんのこい?」
魚の鯉の方!と。
「ほんまに知らん、えーあいみょんさんの鯉じゃないとだめ?Love so sweetより知らん〜」
他の曲と言われ「Hold My Hand 」Lady Gagaをリクエストするも、
「ええっ新曲やん〜だめだめ、もうちょっとわかりやすい曲ない?」
リクエストされた方が「お願いしますっ」と。
風さんが困った顔をしながら「かよわいのに意外と押し強いタイプ」とポツリ。会場爆笑。

キーボードの前で正座して前のめりになってスマホで検索してるのが、ご本人は必死なんだけどその姿がかわいらしくて。

足を伸ばして寝そべって。
スマホから「なななんと!」と楽天カードの広告が流れる。
「プレミアム入ってくれ〜。誰か歌詞書いてー。
何処がサビですか?ここや!」スマホに向けて指差して、集中して曲聴いてる風さん。シーンとした会場にガガの歌声が響く。

”So cry tonight ”と、歌って
あぁー!
とうめいてた。

「あのね、一回聴いただけで覚えられるほど天才じゃない。」と、ぼそっと。
YouTube流してサビ聴きながら風さんの鼻歌が聞こえる。
そして、歌い始めたHold  My Hand
2回目で弾けてるのすごい、歌詞もすらりと歌って。歌声の強弱しっかりとあって、さっき聴いたばかりとは思えない完璧さ。かっこよすぎて感激しました。

「もういややー!」
と白いポストに向かって走って袋返してた。
「他の皆が書いてくれたのもちゃんと読むので、この場から逃げます。」と。

リクエストコーナーを見ていて思ったことがいくつか。

藤井風テレビで そんな皆が大好き🤍
手をパカっと顎の下で広げる仕草をやってたのを見れて、とても可愛らしかった!
寝そべって、裸足でリズムとってるのが見れたのも良かった。

リクエストカードをすらすらと読み上げるのを聞いて、ナレーション向いてると思う〜。自身の言葉で話すとゆっくりとした口調なのに!ギャップ。

キーボード弾いてて「何か変な音鳴ってるなぁ」と音を調整して「直った?」と独り言をぽつりと。その場で音を調整してる姿もレアでした。

知らない曲に「はぁぁ?」「あぁぁぁん?」と、あんま聞いたことのないぼやき(ぼやきすらメロディーみたいでオシャレ)とか、
何度か「ふっ」って笑うのが素!という感じ。眉間に皺を寄せて悩む困り顔も、なかなかお目にかかれない表情かも。

リクエストのコーナーは、ふらっと遊びに行って、たわいもない話をしながら横に居るような感覚がほんとに一瞬あって、ハッとした。遠い存在に思えるけど、身近に感じた不思議な時間でした。

YouTubeで、何度も見た姿が目の前にあるのは本当に夢みたいだった。

「自分の曲やります」
風さんがクラップをしながら弾き始めたのは
「何なんw」
”ちっ”、舌打ちはなしでした。
バラベレン!生で聴けた...!!
ほんと楽しそうにピアノを奏でるなぁ!
テクニックがすごい。
デビュー曲やっぱり一度は聴いてみたかったので、感無量。


「ジャニーズもいいけど、藤井風さんのLOVE ALL SERVE ALLも聴いてくれてますでしょうか?」
ピアノをたん、たんと弾きながら
「ライブで是非やりたいと思ってました、
孤独みたいな感情はほんまは幻。みんないっしょやでーという曲を作りたくて作りました。」と。
「途中で息をするところがあるので、みんなで息をしたいなと思います。」

「ロンリーラプソディ」
ふんわりと身体を包み込むような音色、かと思いきや打鍵が力強くて、同じピアノを弾いてるとは思えないテクニックに、痺れた。
天井からピアノの音の粒が降ってくるみたいな、音が頭のてっぺんから刺さるような感覚。

途中、「きれいなものだけ吸って、ネガティブなもの全部吐き出して」と、風さんの言葉と共に呼吸の時間。会場の皆さんと一体になって呼吸。

ロンリーラプソディって、こういう曲だっけ?と、ピアノのみで生で聴いたらイメージが変わった。何度も聴いて好きな曲が想像以上に素晴らしくて、さらに好きが深まった。
ahahaa…の、アカペラから

繋ぎで、だーんとピアノの音。
「それでは」
ピアノの一音一音が心の琴線に触れて、泣きそうになる。
”荒んだこの地にもうすぐ春が来る〜”
ぶわっと春の風が吹いたよう。寂しげな雪景色があたたかく優しい春の空気に変わったみたいに、透き通った気持ちになれた。
”それでは、お元気で” の後の静かなピアノの後、

「青春病」
キラキラしてる、ピアノの音色から力強いピアノの音。前へ前へ引っ張られて進んでく。きらきらっとした儚さと、ヒリヒリとした痛み伴う切なさ。それを振り切るような強い決意を感じる。

ラストに向けてキラキラしたピアノの音色と力強いピアノの音色が混ざり合ってくのが、圧巻。
ラストに風さんが右足をだんだんだん、リズムをとってた。


ピンポーン

「聞こえないふり。」
としばらく立ち止まって。ピンポーン何回か鳴っても玄関に行かない。
「よぉ人が来る家じゃ〜なに。」

「忙しい」と呟いて玄関のドアを開くと、
ザベスさんがスマホを持って登場。
モニターにザベスさんが撮ってる風さんが映る。

「藤井風のドキュメンタリーをてがけてる宮地くんじゃないか〜」ちょっと棒読みな風さん。
ザベスさんが「これ、引っ越し祝い」と茶色い紙袋を手渡す。
開けてみるとポッポ焼き。
「ポッポ焼き?名前からして可愛い。」と。
「風くん、きらりのBTSのあーんやってよ。」
とザベスさんがお願い。
カメラから遠ざかって、ツンな感じで
「まじ?まだ食うの?
ほんと大食いだよなぁ」
段々カメラに近づいてきて

「あと一つだけだぞ?はいっ、あーん」
とBTSと同じ画角でポッポ焼き一本をあーんしてくれた。
恥ずかしそうにパクッと食べてカメラから目を逸らしてた。
会場がどよめいてました、ファンサありがとうございますぅぅ!

「いとしげらー!」突然ザベスさんが大きな声で。
「おまんが、いちばん、いとしげらぁー」
風さんが「何弁ですか?」

「新潟弁だよ、可愛いってこと。」とザベスさん。
「へぇー、いとしげらー言うの?おまんがいちばんいとしげらー」
と風さんが繰り返し言っていて可愛らしかった!


「わし、謎に新潟弁のラインのスタンプ持ってて
かんべね、とか。
これ言っていいのかわからんけど...。」
か細い声で 「ぶす...ぶす...」
ザベスさん「えっ?」と聞き返すほどの小さい声。
風さんが「ぶすな新潟弁の女の子、のスタンプあって!」
それを聞いて、驚くザベスさん。
「ほんとにあるんですよ!愛嬌あって可愛らしくて!」と慌てながら。
誰も傷つけないように言葉を丁寧に扱う風さんから、ぶす、という言葉は聞いたことが無かったのでちょっとびっくり。風さんが言うと柔らかくて、カタカナよりひらがなの丸さが合う、ぶすという響き。
LINEスタンプ調べてみると、新潟弁ブスと出て
くるから、説明するにはストレートに言うしかないよね!と納得。


「かんべねとか...
ほんとにもっとる、一個も思い出せん〜」
思い出すのに必死な風さん。
うーーんと悩んでいたらピンときたようで、
「でーすきら!」
と、新潟弁のスタンプトークでした。

ポッポ焼きを一本全部食べようとする風さんをザベスさんが止める。
「喉パサパサなる」と言って水を飲む。
「あとで、あとで」とザベスさん。
「あとで全部食べます」と言ってて
残さず食べようとしてるのが風さんらしくて、いとしげら〜!って私も叫びたくなった。心の中で。


「記念に写真撮ろう」とザベスさん。
突然、2階のモニターに映し出されるずっずさんのお顔ドアップ。19時59分と表示されていたから、待ち受け画面が映ったみたい。会場の笑いを誘う。
ザベスさんが「あーごめんなさい。」と言って、風さんをまた映し出す。

下手側のソファに座ってレルヒさんの顔ぬいぐるみ渡された風さん。ぬいぐるみのタグを見たのか、「ニヒルさん?レルヒさん。」と言って。
レルヒさん手に持って記念写真撮る時、左手をピースして下に向けるギャルピースしてて、お茶目な一面もあり。記念写真いつか公開してくれるでしょうか、楽しみ。

「レルヒさんと一曲」とザベスさんに言われ、ピアノの上に顔のレルヒさんぬいぐるみ置こうとするも安定せず倒れちゃう。顔だけレルヒさんぬいぐるみはバランス取れなくて、「レルヒ立って、しっかりしてくれ」とぽつり。

風さんはどこからか緑色のワインの空き瓶を持ってきて空き瓶を支えに置いて、無事レルヒさんぬいぐるみは安定。

弾く前に、「ポッポ焼き歯に挟まってないかな?」とドアの近くの鏡に近づき鏡を覗いてたり。

「燃えよ」ザベスさんがぐるぐると、ピアノの周りをまわりながら風さんの演奏を撮影。
「燃えよ」はクライマックスに向けて
ぐいぐいスピードを上げて引っ張られていくような、心が熱くなって疾走感が半端ない。
最後のピアノの音が止んだ瞬間、鳥肌が立った。ザベスさんがぐるぐる回りながら風さんを撮影してくださるから、手元がモニターに大きく映って今まで手元が見れなかったから嬉しい。

途中、レルヒさんがピアノの上から落ちてしまい、床に落ちたレルヒさんをザベスさんが拾い上げ、レルヒさんを風さんの顔に近付けていったら、目を閉じてレルヒさんにキス。会場拍手。

モニターにキス顔が映った瞬間会場の皆さんの心の中のきゃー!が聞こえた気がした。ピアノ弾きながら咄嗟にキスする余裕ぶりに、ビックリ。さっきまでふんわり話していたのに、急な色気に打ちのめされた。
ジャニーズを超えるファンサではないでしょうか!

ザベスさん帰り際に、
「後で食べて。」とポッポ焼きを。
風さん「ポッポ焼きの袋、持って帰らなくていいの?あとで、レンジでチンして食べます。」
思い出したように「風くん、出かける時チャック閉め忘れ注意!」とザベスさん。


「こんなに開いてた?」チャックを見る風さん。
ほんとにチャック開いてた。
着替える時閉めてた気がするけど幻?

「暑ぅなった、着替えよ。」後方ラックに近づき、「みなさん、カラオケいけてますか?
ワシは行けてないんだけど、次の曲はおうちカラオケみたいな。」
と、話しながらおめかしを始める。
ミントグリーンのジャケットはおって、
スラックスを脱ぎ、赤パン!にまた会場爆笑。
ミントグリーンのセットアップ。胸元と左足のポケット辺りに蝶々のマークがあるから、ニードルズ。
踵のない茶色いスリッパ?グッチのホースビットのレザースリッパみたいなデザイン。

着替え終わったら、

「ぴっ」とスマホをリモコンのように持ってボタンを押す仕草。「ぴっ」って風さんが言うの可愛い。「あれ?ぴっ。」と2回めのぴっ、で風さんが青の照明に照らされミラーボールが天井からゆっくり下がってきて、「damn!」
一気に会場のボールテージが上がるのを感じた。
風さんがステージのギリギリまで来てた。
「立ちたい人は立ってもいいですよぉ〜」と風さんの言葉に皆スタンディング。

”明日なんか来ると思わずどうした〜”辺りで、しゃがみ込んでいて。目の前のお客さんと目を合わせてた。目の前でもドキドキなのに目を合わせてきたら心臓もたないね、大丈夫だったかな⁈目の前の方。

上を向いて歌う時、ライトを浴びて目がキラキラしてた。
曲の最後に決めポーズ、ピシッと決まってた。
曲中もキメキメの仕草たくさんしてて、かっこよかった。
バッチバチにイケてるカラオケパーティーに連れてきてもらったようでノリノリで楽しかった。楽しすぎて、記憶があるようで無い...。テンション上がって楽しかった!って気持ちを覚えてます。

「まつり」イントロが数回流れて風さんは階段を上がって屋上へ、マイクスタンドをセッティング。
2階の席の人と、同じ目線になれてる!
私は一階なので見上げる感じでした。
まつりダンスを踊れた〜風さんの動きに合わせて踊って楽しかった!風さんの腕の長さが存分にわかるね、まつりダンス。
”僕が激しく泣いたせいで〜”で、赤いライトに切り替わってMVみたいで、とってもカッコよかった!
曲が終わって、
「よう踊ってくれてありがとう、かわいい。」とお褒めの言葉。


話しながら階段をゆっくり降りてくる。
「皆さんにもあると思う。
つらいこと、悲しいこと、うまくいくこと、うまくいかんこと、全部天からのギフトだと思って、ありがとうございます、ありがとうございます、と受け止めていったら人生よりよく生きていけるんじゃないかと思います。
昨日より今日、いい人間であろうと努力すること、
今日わりぃことしてしまったと思っても、昨日よりも今日、いい人間であろうと思うことだけで十分だとワシは最近そう思う。
この旅を皆さんとぼちぼち歩いていけたら、と思います。
またこの部屋に遊びに来てください。」

「立ってもらってるところ、座って弾かせてもらいます。」と椅子に腰掛ける。客席も皆一斉に座り始める。
「あっ、一緒に座ってくれるの?」と、驚いた顔が忘れられないな。
「旅路」
とてもとても優しく聴こえた。生きているとほんと色々ありすぎる、けれど大丈夫かもって思えた。

”これからまた色んな愛を受け取って”の歌詞に
alone at home tourで各地を回ってファンの皆さんの愛を受け取っていくのかな、なんて。


曲が終わってステージ中央にきて、「新潟県に来るの人生初めてで、初めてがみなさんと過ごせて幸せ」って。
「ありがとうございました」と、
つむじが見えるくらいの深くて長いおじぎ。

玄関の扉の近くで風さんが笑顔で両手を振る、沢山手を振ってくれた。
名残惜しそうに、ポッポ焼きの残りを頬張りながら、お茶目に戯けながら扉の向こうに消えていった。

幕が下りて終演のアナウンスが流れて、会場の皆さんのアンコールの拍手が鳴り止まなかった。
アンコールは無し、だったけど、何だろうこの満ち足りた気持ち。幸せな気持ち、楽しい気持ち、嬉しい気持ち、優しい気持ち、ライブ前まで抱えてたいろんなもやもやを解き放ってスッキリした気持ち、いろんな気持ちが溢れて。
風さんの発する言葉から、曲から受け取ったメッセージが沢山。愛をありがとう。耳にまだ残る風さんの歌声をBGMに、あったかくてふわふわした気持ちで帰路に就く。

振り返ってみて、YouTubeの動画でピアノの上に物を置いて弾いてた岡山時代、日産スタジアムのFree LIVEの数々の名シーン、寝そべり配信、チャックが開いてしまうこと、2時間の間に”藤井風”という人物がどう生きてきたか、どう活動してきたか存分に伝わるライブでした。

ステージについてあまり触れてなかったのですが、全体を通して見てると、ステージのセットの曇りガラスの外の色が、明るい昼から、夕方、夜に変わって朝になり、時間の経過を感じるライティングが素敵でした。2階の屋上の両端にあるストリングライトも夜になると点灯して、それもまた細かいこだわりでしたね。風さんのお部屋で一日一緒に過ごした、という感覚になるライブで、こういうライブ見たことないし体験したこともなかった、忘れられないライブになりました。

風さんのライブに行ってから、優しい気持ちで過ごせていると思う。”昨日より、今日いい人間であろうとすること”がお守りのように心の中にいつもある。楽しかった気持ちを覚えておきたい、と思って自分のためにまとめるつもりだったのですが、楽しかった気持ちを私の心の中だけに留めておくのもなぁ、と思い公開してみました。

拙い文章でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。とてもとても長い文章でしたよね...ここまで読み進めてくださったあなた、ゆっくり目を休めて下さいね。風さんから受け取ったメッセージ、私の文章を通してあなたに届いているといいな。

それでは。






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