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フランスブランドに続け

どーも。ファッションクリエイターの福元です。

お国柄もあると思いますが、フランスではブランドによる古着の回収・リペア・再販がメジャーになりつつある印象です。

例えば、シューズブランドの「J・M・ウエストン」。
消費者からシューズを買取り、新品を作るのと同じ工場でリペアし、それを定価の6~7掛けくらいで販売するシステムを構築しているのですが。

2年前のパリ・メンズコレクションでは、リペアしたシューズで参戦したくらいの本気度で取り組んでいるんです。

これには職人にとっても、「新品を作るのとは違う技術が得られる」「作った商品がどう使われるのかを深く知ることが出来る」などのメリットがあるそうで、そんなところも「なるほど!」と納得しますよね。

最近では、子供服メーカーの「プチバトー」も、このシステム作りに本気だとか。
既にフランスでは、Tシャツなら10ユーロ(約1350円)程度、アウターなら30ユーロ(約4050円)程度で買取り、リペアして再販しているそうです。

来日した本国のCEOは、プチバトーの特徴の一つに「耐久性」を挙げていましたが。
「2500回洗濯してもへこたれないTシャツなんだから、2500回洗濯するまで使い切る方がいいに決まってる」という確固たる信念を感じますよね。

ちなみに。
本国のCEOは、「こうしたビジネスを全体の10%程度まで押し上げるのが目標」と公言していて、日本でも年内には挑戦する意向なのだそう。

日本の古き良き「お古カルチャー」を、フランスブランドが盛り上げるなんて、なんとも国際的な感じがするじゃないですか!

同じ様な取り組みは、ライフスタイルブランドの「エーグル」も行っているようですね。

「J・M・ウエストン」はハイエンドの一翼を担っているかもしれませんが、「プチバトー」や「エーグル」はそれよりもずっと庶民的です。

「だったら日本のブランドでも出来るのでは?」
ついついそんな風に考えてしまいますよね。

もちろん、ファッションはトレンドを楽しむ側面もあるので、リペアするのは難しい部分もあるとは思いますが。

でも、「永遠の定番」のような商品なら出来るはずですよね?

ご紹介したフランスブランドの今後の動きにも注目しつつ、日本のブランドも後に続いてくれることを期待しています!

では、また!



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