新しい風には吹かれてみること。トレンドとの付き合い方について。
どーも。ファッションクリエイターの福元です。
トレンドの話をしていると、「トレンドには興味がないから」という人が、一定数必ずいるのですが。
「トレンドを追う」というのは、「オシャレになりたい」という欲から出てくるものではなくて、実は「人間の本能」に近いので、完全に無視するのは難しいこと。
トレンドというのは「見たことのない新しいもの」、つまり「違和感」のことです。
人は、違和感のあるものには、どうしても目が惹かれてしまうんですよね。
例えば。
トップブランドのコレクションに登場したり、ストリートのごく一部の人がやり始めた時には、一般人には早すぎて「あれ何??」と奇異な目で見る人がほとんどですよね?
それを、新しいものに目ざとい他のブランドやショップが、もう少し嚙み砕いて提案すると、「新鮮で面白い」「ワクワクする」となり、感度の高い人たちが取り入れ始める訳です。
そして、一般に広く普及してトレンドになっていく。
料理に例えると、もう少し分かりやすいかも知れません。
本格的なタイ料理にはパクチーが入っていて独特なので、誰もが食べられる訳ではありません。これがトップデザイナーが作った服ですね。
好奇心旺盛な人はチャレンジするけど、「苦手…。」という人たちも多い訳です。
そういう人たちに向けて、パクチー抜きのタイ料理が登場します。これが一般のアパレルブランドが作る服。
タイ料理ではあるけどパクチーが入っていない料理は、感度の高い人にとっては「タイ料理じゃない」ということになるけど、「タイ料理を試してみたい」という人にとっては、十分な満足感を得られますよね。
コレクションでいうと、「ドレスやワンピースにスニーカーを合わせる」というスタイリングも、最初に登場した時に「え?ドレスにスニーカー?」と誰もが思ったもの。
でも今は、ドレスだけではなくて、ロングスカートにスニーカーを合わせるコーディネートもすっかり定番になりましたよね。
つまり、どちらが良いとか悪いという事ではなくて、単に好みの問題なので、自分が「ピンッ!」ときたタイミングで手を出せば良いということ。
新しい風は常に吹いているので、それにさらされない人はいません。
あまりにもトレンドに否定的な人は、そのまま自分のスタイルを貫けば良いと思いますが。
「そこまでミニマリストになれない」という、私も含めた一般人は、やはり煩悩も欲もあるので。笑
新しい風を吸って、ほどほどにトレンドと付き合っていくのがベターだと思います。
何事も、新しいことを否定せずに、まずは取り入れてみることが大事ですね^_^
では、また!
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