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[2024.7.29更新]お取り扱い書店について

「言葉は身体は心は世界」増訂版は全国の書店でもお取り扱いいただいてます。これまでこの作品は、各種催しやオンラインストア、私自身が直接出会った方への販売が主でした。今回は、目利きの書店がどのような反応をするか、また他の書籍とどのように並んで販売されるかを見てみたい、という思惑もあり各店へお取り扱いをご依頼してみたところ、想像以上にご快諾下さるお店が多かったことにとても感謝しております。
また、たとえばtwililightさんにはSNSで「併読本」もご紹介いただくなど、書店でお取り扱いいただく醍醐味も感じております。

このページでは、各書店のオンラインストアURLもご紹介しています。
今回お取引のやり取りなどをさせていただき、さまざまな在庫を抱え、日々新作を入荷し、本の内容を知った上でお客さんにお店やSNSで丁寧に紹介なさっていく個人書店さんの仕事に改めて敬意を感じました。書店空間は情熱の賜物!今回はそんな書店の皆さんの活動を紹介する意味でもこのページを作ることにしました。

書店空間で他の本も居合わせた状態で出会うことが理想かもしれません。しかしオンラインストアに本1冊分の情報を載せるだけでも(例えば紹介文を考えたり書影を撮影したり)相応の仕事量です。「この紹介、気に入った!」と思う書店があれば、その気持ちを表現する方法としてぜひオンライン購入もご検討ください。

本のある空間とはなんとも不思議です。目に留まったタイトルや本の出立ちをとおして新たな世界へどんどん前進して出会っていくかもしれないし、背表紙やおもてだけ素通りしてさよならするかもしれない。隣り合わさる本にも左右されたりするのかもしれません。この本がどのような出会いを辿るか、それぞれのお店から広がるものについて思いを馳せながら、また次の展開を待ちたいと思います。

*2024.5.4 追記
5月1日より改定価格 3,960円(税込)にて販売をしております。これに伴い、再入荷の書店情報を追記しました。


各書店からのコメント

twililight / 東京都世田谷区

私が他者からもらった〈わたし〉に関する言葉を手掛かりに、自分の言葉・身体・心を確認していく。自己紹介と他者紹介が溶け合うところに、自分という輪郭が世界の中に浮かび上がるのかもしれません。わりきれない自分のままに。ページを開くごとに、新しい世界が開かれ、新しい身体、新しい言葉が開かれていくような造本も素晴らしいです。

https://twililight.stores.jp/items/64d08288dbaefd002bd50a56 

【おすすめ併読本】高田怜央『サペレロマンティカ』 / 横田祐美子『脱ぎ去りの思考』

▼朗読もしていただきました

本屋title / 東京都杉並区

blackbird books / 大阪府豊中市

これほど紹介が難しい本も珍しい。
著者からはまず最初にこうある。

“この本は、私が他者からもらった〈わたし〉に関する言葉を手掛かりに、自分の言葉・身体・心の回路構造[システム]を確認しながら、別の他者へ向けて渡す試みです。”

外から入ってきた言葉を内に入れ、そしてまた外(世界)へ手放すこと。
その時、身体は次の身体になること。
「話す」ことは「放す」ことだと本で読んでことがある。言葉がどこまで放たれていくのかを見届ける試みであるのかも知れない。

https://blackbirdbooks.jp/?pid=176517744 

bullock books / 栃木県矢板市

文章は連なって紙面に固着されているはずなのに、言葉ひとつひとつがこちらに届く速度が文章の順番通りじゃないように感じる箇所が時々ある。
多分、著者の言葉の選び方が、独創的だからなのだと思う。
こちらの理解が追いつく前に言葉がゆらゆらと踊り出す。
深海が冷たくなくて、暗くもなくて、水圧がなかったらこんな感じかしら。
ユニークで真剣な深海生物がふよふよしている。
それぞれに見惚れているうちにどこに向かっているのかを見失ったのでもう一緒に漂うことにしよう、と思っていたらふいに水面に浮上したりする。
2次元だけではない気がする本。

https://www.instagram.com/p/CvucKVKvfWL/ 

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