大人だって成長痛はある

大人の成長痛は食欲不振や頭痛やだるさ、未病といわれるものばかりで成長期のそれと違って爽やかでないから困る。
そしてその不調を乗り越えること込みの成長でもあるから手厳しい。

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3日ほどごはんが食べられなくて焼き菓子やチョコを齧って過ごしていた。

3日目の終わりに辛い汁なし担々麺が無性に食べたくなる。
翌日のランチに友だちを誘った。
食べていないところから刺激物は消化器官に負担がかかるとも思ったけど、やっと湧き上がった食べたい気持ちを優先した。


友だちに半分くらい食べてもらったが、美味しそうに食べる友だちの姿を見ながら、話しながら、食べる担々麺は美味しかった。
そう、物質からだけでは得られない栄養がある。
楽しく会話を聞いていたが、いつもより言葉が出せないことに気づいて栄養が足りていなかったんだなあと実感した。

そこから食欲は回復して、しっかり美味しくごはんを食べられている。

やらねばいけないことばかりに目が向いていたが、やりたいことも思い浮かぶようになってきた。

免許をとって思い立ったときに温泉に行きたい
コメダ珈琲のモーニングを食べに行きたい
石和温泉のワイナリーを巡って好きなワインを見繕って宿で飲みたい

もちろんフィールドワークや目的を持った旅も好きだしそれがわたしの糧でもある。
年をまたいで3つほどそれらの旅も輪郭が決まっている。

書き出してみると、外に出た先でゆっくりと過ごしてみたいんだなあと思った。
わたしなりのポジティブレスト。
そう、回復が必要なのだ。


人生において変革を迎える今、痛みを伴う成長とその回復に戸惑ってはいるが、行く末には希望と好奇心しか見えていない。


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