はにかみラブアンドピース
冬は寒いから苦手と言い続けていたが、
この夏のひとが生きていられない暑さと太陽に気圧されて身動きがとれないでいる。
冬は寒い寒いと言いながらも外のコーヒースタンドで何人も身を寄せ合いストーブを囲みコーヒーを飲んでいたら、いつの間にか終わっていた。
猛暑の日はそのコーヒースタンドも開けられず、室内の茶の間でひっそりと過ごし、日が傾き出したころのそのそと外にでる。
そんな毎日に物足りなくて、人生が早く終わってしまいそう。1週間前の出来事が1ヶ月前に感じられるくらい、ひとや場所との関わりや仕事を折重ねる暮らし方が好きなのに。
とぼやいたら
目の前にいた友だちは、ぼくは今の働き方をしていると寿命が縮まりそうだと言った。
どちらも早く命が尽きそうだねえと笑った。
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大学生による真夏の公園活性、防災イベントの打ち上げでわたしたち大人3人は焼肉を食べていた。
わたしも彼らも人前で話す機会がそれなりにある。
対象によってフォーカスする部分を変えたり、手作業しながら話したり。
それぞれの工夫を話すなかで、若者支援や木賃文化みたいに、わたしには掲げるものがないんだよねと言ったら
ラブアンドピースを声高に叫ぶことに照れているだけだ!と一蹴された。
都市でもありムラのような暮らし。
約束しないで会える場所。回復する場所。
企てが生まれる場所。循環させる場所。
わたしが日々育てている場所は、たくさんの言葉で表現されている。
まだ咀嚼しきれていないから、自分の言葉にできていない。
ラブアンドピースに代わる言葉を探すのは、まだまだ時間がかかりそう。