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【海外生活】駐在 vs. 永住、海外に長く住んで感じること①

こんにちは、claraです。

今日は駐在 vs. 永住について。
海外に長く住んでいて感じることを書こうと思います。

「駐在ですか」「永住ですか」という質問

海外で新しく日本人に出会うと必ず聞かれる質問があります:
「駐在ですか?」「永住ですか?」
相手がどちらかによって返ってくる反応が違う気がします。

この質問を不思議に思って、海外生活が長かった母に聞いたことがあります:
私:「「駐在」か「永住」か。昔も聞かれたことあった?」
母:「あったよ」
私:「どうしてそんなこと聞くんだろう?」
母:「ん~、とくに「永住」の方がその質問をするのは最終的に来る「別れ」を意識しているからじゃないかな。永住の方は必ず「見送る」立場にいるから、心の中で予防線を引くためじゃないかな。」

「駐在組」は「駐在組」同士。「永住組」は「永住組」同士。

私は置かれている立場が同じだと安心するからかどちらもお互いのグループで固まりやすいのかなと思っていました。まさか「別れ」を意識していたからくる質問だったとは… 海外生活の先輩である母からは今でも学ぶことがたくさんあります。

駐在 vs. 永住、日系企業 vs. 現地企業

アメリカ西海岸で「駐妻」だった私はありがたいことに「永住組」の方たちと仲良くさせていただいていました。

「永住組」の方といってもアメリカの永住権である「GC(グリーンカード)」を持っている方や「GC」待ちの方、国際結婚をされている方といろんな立場の方がいます。

昔、友人は「claraに対しては全然思わないけど、駐在の方はお金の使い方が私たちとはちょっとちがう気がする」と話していました。

夫の会社の辞令1つで「期間限定」の海外赴任が決まる「駐在組」。
家賃、医療費や学費すべての補助や手当がつき、会社に「職」も「生活」も守られながら、日本にいる頃よりもひょっとしたら「ちょっと良い暮らし」ができる「駐在組」。「期間限定」と分かっているから旅行等いろんな方面にお金がかけられるんだろうと思います。

その反面、その地に「永く」住む「永住組」。
多くの場合、旦那さんは現地の企業で働いているため、「終身雇用」である日系企業とはちがい、「いつLay Off(レイオフ)に合うかわからない」というストレスの中で生活をしています。必然的に妻たちも同じストレスを抱えた中で生活を支えています。私は彼女たちと仲良くしていく中で、彼女たちはとても「Down to earth(地に足がついている)」だと感じ、もっともっと仲良くなりたい、長年の経験から得た節約術や生活の知恵等たくさんのことを学びたいと思っていました。

ここまで分かって私はたしかに「駐在組」は「駐在組」、「永住組」は「永住組」、同じグループの方同士で固まってしまうのは仕方がないことなのかもしれないと感じました。

現在は「留学」という立場で生活している私たち家族。
また新たな視点が見えてきたような気がします。


いかがでしたでしょうか。

色々な立場で海外生活を経験している私は同じ異国に住む日本人として、「駐在」も「永住」も分け隔てなく、お互いを助け合いながら、楽しく生活していけたらいいなと思っています。

みなさまにこちらの記事を少しでもお楽しみいただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます♡


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