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ボマヤミアンズの感想文

とても楽しみにしていたような、その日が来るのがちょっと怖かったような、だけど終わってみれば、こんなに熱くて感動的なツアーになるとは、正直そこまで想像していなかった。もちろん、期待はしていたよ??「すべての予想を裏切りながら、すべての期待に応えます」というヒロトのセリフを思い出していた。それほど、とてもひさしぶりに心が躍るような、ひさしぶりの興奮と熱狂を見た。それだけで結構、うれしかったなあ。ライブハウスであんな汗かいたのひさしぶりだった。やっぱりね、汗かきたい。体中が濡れちゃうほど。ライブハウスでは半袖のバンドTシャツを着ていたい。私の意地。意思表示。ひきこもりの私が唯一、殻を破れる場所。

大阪名古屋、そして下北沢3DAYS。 

その何処にも居た。うっかり、ちゃっかり。会いたい人に会いたくて、ロックンロールが大好きで、そして、ロックンロールに愛されていると分かりたいから。愛を確かめに行く。私は、ロックンロールに愛されているんだって、何度でも確かめたい。わからせて欲しい、何度でも、わからせて??私はバカだから、すぐ忘れちゃう。

だから、詳しいことはあんまり覚えてないんだけどね。せっかくだから、1日ずつ一生懸命思い出して、書いてみようかなあ。

大阪

初日の大阪のことなんてもうさっぱり。ライブについての記憶がまったくなくて、困った。なんか謎に超絶凹んだ気がする。かっこよすぎて。好きな人が突然、坊主になったり金髪になったりして目の前に現れた時の気持ちをあなたは説明できますか??あなたは凹まずに居られますか??かっこよすぎて嫉妬しちゃって、だけどやっぱり胸が熱くなって、じわじわと心があったかくなるのを感じた。心臓が痛いほどドクドクしていた。生きているんだよ。この現象を希望と言う。きっとね、きっと。
生きているんだって意味もなく実感したいだけ。お前なんか死んだ方がマシだよと罵られ続けても尚、幸か不幸か、バカだからその意味もよく分からないまま生きて来てしまった。自分に生きる意味なんてないと思ってずっと生きてきた。なのに、生きてる実感が欲しい。普通にただ、居場所が欲しいだけかも。
この日は、あった、居場所が。私にも、少しくらい笑っていても許される、そんな場所があった。勝手にそう思ってるだけかも。でも、いいや。勝手にそう思える場所があるだけでもうれしいから。
初日の感想からいきなり重たすぎて自分が本当に気持ち悪い。
ライブの感想?本当に、覚えてないから。
強いて言えば、ボヘミアンズの後半の怒涛のメドレーが楽しかったなあ。クロマニヨンズのライブ以来に拳振りあげちゃった。楽しくて。そうそう、これが好きだと思ったね。平田ぱんだがロックスターすぎてびっくりした。
アンコール終わってダブルアンコールの拍手鳴り止まなかったけど、疲れちゃってもうやりたくなかったらしい。その代わりにマヤーンズのセトリの紙を持った平田ぱんだ出てきて、これを先着で、って言うものだから、へんみがくたくたならば私が代わりに精一杯、腕を伸ばしてあげるよと思って、こう見えてわりと短い腕を力の限りに伸ばしたよね。愛は勝ったと思ったね。

名古屋

本当は前日まで名古屋に行くの迷ってた。単純に体がキツすぎて名古屋まで行く元気あるか謎だった。地味に遠いんだ。大阪も仕事終わってノロマなこの私がマッハで飛ばしてギリギリ辿り着けたし。帰りもきっと遅くなっちゃうし名古屋どうしよぉって思ってたんだけど大阪でボヘミアンズがあまりに楽しすぎたから行こうと思った。決めた、ボヘミアンズのライブ中に。明日も行こうって。だから行った。やっぱり地味に遠かった。疲れた。長い階段昇らされた。行ってよかった。行くべきでした。行かないつもりでいた自分を殴りたい。私がそこに居なきゃいけない夜だった。自意識過剰ですか?だけどそんな夜は必ずあります。私の為の夜だったと思えるような、そんな夜が必ずあります。まさに、そんな名古屋の夜でしたよね、ね?? 
多くは覚えてないけど、やっぱりなんと言ってもジャガリチャ歌ってくれてありがとう。平田ぱんだとへんみが並んでジャガリチャ歌うなんて一体誰が想像していましたか??
最高だったね。とてもロマンチックでした。一生懸命、心のフィルムに焼き付けた。私のロックンロール人生間違ってない気がした。ロックンロールの神様に手を握ってもらえた気さえしたよ。本当だよ。
ロックンロールが降ってきたあの夜からずっと憧れていて、私だっていつだってなりたいと思っている。ロックンロールの神様、ありがとうと思ったね。そして無理して行った時ほど、こんな夜になることを、そういえば知ってる。思い返せば経験上、大体そう。不思議だね。
不思議だから、おもしろいよね。
平田ぱんだが前日の大阪のライブの後みんなで美味しいもつ鍋食べたかったけど今日のために我慢してホテルでひとりナポリタン食べたって言ってて、ああ本当に真面目で誠実な人なんだと思った。そうありたいね。

ここまできて、下北沢3日間それぞれ1日ずつ書いていくの超絶めんどくさいと思い始めている。だけど、書く。

下北沢①
平田ぱんだの愛してます、に尽きる。

この日は何故か涙腺が弱々しくてマヤーンズのマイネームイズエレキトリックあたりからずっと泣いてて視界がほとんど滲んでいた。へんみが見えなくてまた泣いた。そして、平田ぱんだが自分の名前を呼ばせた後だったか、心のこもった声で、愛してます、と言った瞬間、涙が溢れて止まらなくなった。あれは、ずるいぜ。心がこもっていてとてもよかった。あれでもう全部持っていかれたなあ。。
アンコールでまたジャガリチャを歌っていた。今度はちゃんと歌詞を覚えてきたらしい。へんみがあそこのパートを歌っていて、それが個人的にとてもよかったですよ。他には何も、覚えてない!

下北沢②
なんと言ってもローズマリー、と言いたいところだけど、ヒロイックトミー。

この日へんみがヒーローすぎたから。迎えに来たぞーって登場されてもういきなり死んだ。だけど迎えに来られたはずなのに死んでしまったらダメだと思って必死で立っていた。忙しい。
この日はセトリがとてもよかった。たぶん1番よかった。後半のメドレーの曲順が最高だった。デッカバンドと野菜くえは後半がいいな。ぜひ固定してください。ギリガン、紙飛行機みたいなものでしょうか。私が喜ぶやつ。そんな気持ち分かるでしょう??
ローズマリーで平田ぱんだ登場した瞬間の会場の盛り上がり凄かったなあ。空気変わった。流石だねと思った。そして平田ぱんだが歌うローズマリーもよすぎてびっくりした。あらためて、超いい曲だと思った。私はこの曲に救われたんだね。マイロックンロールヒーロー。ありがとう。愛してます。

下北沢③
進化したへんみ

今までのへんみよりも、よりへんみだった。なんか凄かった。優しさと強さ!って思った。この日はまるでロックンロールスターでした。完敗、乾杯!あなたがロックンロールスターです!私の。
で?
やっぱり最後のロックンロール黄金時代になっちゃうよね、どうしても。
もう1曲くらいやっていいでしょと平田ぱんだが言ってマヤーンズ出てきて、やっぱマイク分け合わないとって言ったの私は聞き逃さなかったですよ?兄弟め!!
イントロのピアノ鳴った瞬間、誰よりもジャンプした自信ある。ひとりで死ぬほど聞いたもん。CDやYouTubeで。最高だったね。ロックンロールって、最高ですね!!

そんな感じの5日間でした。

終わってすぐの時はまだ実感なかったけど、時間が過ぎるうちに少しずつなんとなく淋しくなってきたり。なんだか遠い出来事のように思えてきたり。あれはとても、いい景色だったはずなんだ。ずっと見たかったような景色だったかも知れない。それなのに、素敵で眩しすぎて焼き付けたはずのフィルムを見失いそうになったり。まったく別の場所で起こった出来事のようだ。たしかに、そこに居たはずなのにね。不思議だね。どこに居たって孤独感は付き纏うし、いつだって私だってアレになりたいと心から思う。永遠に終わらない夢。叶わない夢。
私はロックンロール黄金時代の、その渦の中に居ましたか?今でも、居ますか??

分からせてくれと願う。
だからまたきっと会いに行く。

私はロックンロールに愛されているんだって、何度でも確かめたい。
私は、愛してます❣️
またね。

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