2022年を振り返る

父が死に、次男を産んだ。家を買い、車も買った。激動の一年だった。


1年半の闘病の末、2月に父が膵臓がんで死んだ。孫が生まれて「二十歳になるまではモーロクしないでいたい!」とウキウキだったのがまさかこんなに早い別れになるとは思いもしなかった。

ふと寂しくはなるけど、悲しみに暮れるということはなかった。子育てに仕事に家事に、日常に追われるのは幸せなことでもある。


第二子妊娠で野菜好きに

次男の妊娠後、どういうわけか野菜が無性に食べたくなった。時短に重宝していたヨシケイのミールキットがどうにも食べられなくなった。

もともと料理は日常だったし好きでもあったけど、薄味・野菜志向がぐっと強まった。とにかく優しい味のものが食べたくなった。


『一汁一菜でよいという提案』『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』には強い影響を受けた。おいしい野菜を見極めれば、お味噌汁や塩コショウで素材の味を活かすだけで十分。素材って大事なんだなーと当たり前のことにようやく気づいた料理歴9年目。

土井先生の一汁一菜は言わずもがなだけれど、後者の有元葉子さんも面白くて他にも著書を読んだ。『使い切る』は野菜の皮、ミトン、台所、果ては自分自身まですべて余すところなく使い切るという人生哲学の潔さが印象的だった。「たとえ狭い台所でも工夫してできる限りのことをやる。そうすれば自然ともっといい環境へ移れるから」はとても素敵な考え方だと思った。実際、期せずして引っ越しをすることになり広い台所を手に入れるに至った。


限界だった11月

父が1年の闘病の末に膵臓がんで死去したのが2月。7月に次男を産み、思い立って家購入を考えはじめて10月に引っ越し。相続、転居、保活、やんちゃな2歳とふにゃふにゃの0歳の世話、散らかりっぱなしの部屋に2階に山積みになったままのダンボール。すっかりパンクしてしまって2ヶ月近く毎日死にたい死にたいで頭がいっぱいだった。

相続と保活が終わって部屋も概ね片付き、念願の大きな本棚を置けてようやく生きた心地がしてきたのは12月に入ってから。


子育ての方針

長男は2歳5ヶ月になり、おしゃべり上手なのもあってコミュニケーションは問題なくとれるようになってきた。親の言うこと、することも本当によく見ている。ここいらで、自分の子育ての方針をいったん整理してみよう。

  • (親が)約束を守る

  • 一個人として尊重する

    • 話を聞く

    • 「やりたい」を大事にする

  • 生活力を身につけてほしい(掃除洗濯料理など)

    • そろそろ料理の手伝いもできる?

すぐに出てきたのはこのあたり。今後も考えていきたい。


来年の予定

4月に仕事に復帰する。保育園はまず入れるだろう。二度目の復帰。前回はフルタイムだったけど、今回は時短も考えている。子供が二人ってやっぱり大変だ…

子供は2歳差がいいなと思っているので、第三子を持つか否かは来年決める必要がある。まだ考える余裕は無いけど、どうしようか。


来年の目標

4月の育休終了までにHSK4級(中国語の資格)を取りたい。1月の3級はおそらく取れる。長年やろうやろうと思っていた中国語。新居の近所に中国の方多いので、ようやくやる気が出てきた。

車の運転に慣れたい。ペーパードライバーは脱したが、まだまだ不安なのでたくさん練習して自信をつける。

本の話をたくさんする。会社の読書部でたくさん本の話をしたい。ここがよかった、私はこう考えたと話すことで初めて自分のものになると実感している。




大変だったけれど、楽しいこともたくさんあった一年だった。料理がぐーんと上達したのが一番嬉しいかな。

来年も楽しいし一年になりますように。良いお年を!

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