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「凪」の状態はやさしい。

凪。

凪(なぎ)/
風がやんで、波がなくなり、海面が静まること
(デジタル大辞泉 小学館)。

社会で働いていないと価値がないと考えていた。

2023年12月末で、私はパートを辞めました。

もし1年前に同じ状況だったら、

社会と切り離されることにたいして不安になって
辞めた途端にハローワークに通いつめたり、
やっぱり私には一人仕事なのかなと考えこんでみたり、
次の自分の居場所を求めて焦っていたことと思います。

年配者でもなく、小さい子連れでもない私が
平日午前の静かなイオンモールで買い物をすることすらも
後ろめたく思っていたはず。

今回は「何も思わない」。

だけど、
2023年末で退職する数か月前から今に至るまで、
私の心は凪いでいます。

「あ~、幸せっ」みたいな感じではなくて、
静かに淡々と穏やかで、まさに「凪」なのです。

こんな自分にびっくりしてもよさそうなものですが、
なにしろ凪いでいるから、それもなくて。

「ある」に目を向けるってそういうことなのね。


昨年春から、ある講座に参加しているのですが。
そこで一貫して伝えられていることが
「ある」に目を向けること。

心理学も好きだし、自己啓発本も読んでいた私は
もうずっと前から
「あるに目を向ける」という考えは知っていました。

だから、
「やっぱりそれがくるよねー。
そこはわかっているつもり」
と講座で聞くたびに思っていたのですが、

すとんと実感?体感?できるようになったのは
実は冬に入った頃のことでした。最近よ(笑)。

本やSNSから得られる文字情報だけでなく、
実際に講座で言ってもらったり、
他の人の事例を知ったり、
さらには自分で意識して行動することで、
やっと身についてきたもののようです。

「あるに目を向ける」をしっかり理解するのにも、

「人には考え方のクセがある(マインドセット)」
とか
「人はネガティブな情報に目が向くものだ(ネガティブバイアス)」
も知って、
自分の行動を紐づけて考えてみると面白いし、
理解度が深まりますね。

「ある」に目を向けるとか
「自分を大切にする」とか

私の中では「気恥ずかしいワード」だったのですが、
実感できているとほんと大違いだよ、
って昔の私につぶやいてあげたい。

今日も「凪ぎます」。

昨日は、家以外で集中して考えたいことができたので
平日のイオンモールのスタバに行きました。
考えごとをするのに、そこのスタバがいいと思ったから。

仕事もしていないのにスタバで考え事なんてどうよ、
周りからは、私はどう見えるのだろうー

なーんて、
変な自意識過剰ちゃんが出てくることがいっさいなかったし、
メインは「考えごと」で「スタバ」ではなかったことに
帰宅後に気づいて、ふふふ。

「ある」に目を向けたら
「凪」の状態で過ごすようになっていたよという話でした。






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