生まれて4日で卒乳宣言 @大阪日赤病院 予定帝王切開

GCUで、子供が「24時間日焼けできますか」(元ネタが古すぎる上に知ってても分かりづらい)中だった私ですが、夜間の搾乳を乗り越え、朝になっても変わらず搾乳をしていました。
搾乳といっても、私の場合はいきなり沢山おっぱいが出なかったので、とにかく時間をかけて(トータルで20分くらい?)頑張って左右のおっぱいを搾っていました。

ちょうど土曜日の朝だったので、TVをつけると「朝だ!生です旅サラダ」をしており、ラッシャー板前の中継のシーンが映し出されました。
コロナの第一波が落ち着いた頃で、TVはいわゆるリモート中継が行われる様になっており、ご多分に漏れずラッシャーもリモートしていたのですが、とにかくインタビュー相手との掛け合いがうまくいっていない!元々自分のタイミングで話すから、インタビュー相手としゃべりが被っていましたが、中継のタイムラグで余計にちぐはぐになっており、見てるこっちもめっちゃイライラしながら搾乳。
夫に、ラッシャーのロケのスキルの成長の無さが半端ないとメッセージを飛ばしつつ、でもTVを見たり、電話したりだと、搾乳中の暇さが軽減されるので、TVを消すことなくそのまま視聴。

今だったら、音声メディアのVoicyにはまってるので、ワイヤレスイヤホン持参で、Voicy聞きながら搾乳してただろうなぁ…ラジオも良かったと思います。

とまぁ、これくらいしか思い出がないくらいに暇していましたが、出産4日目の16時まで子供はGCUで光線治療を受け、その後無事血液検査をクリアし、17時ごろ病室に戻ってくることが出来ました。
母にも連絡し、孫が戻るのに合わせて面会に来てくれました。

なお、この頃私は急激に悪露が少なくなっており、普段の生理で使う普通もしくは小さいサイズのナプキンで事足りる位になっていたのですが、まだまだ悪露が続くと思って、前日母に小さめのナプキンは持ち帰ってもらっており、再度持ってきてもらいました
(それと、飲むヨーグルト。)
初産の時は入院中はかなり悪露が多かったので、今回は帝王切開である程度中をきれいにして貰ったのかな?とも思ったのですが、先生にも聞いておらず、実際に所は分かりません。
日赤は悪露パッドはかなり沢山準備してくれていますが、結局全部は使わないままで終わりました。

さて、子供が戻ってきたので、やっと直接授乳が出来る事となりました。
まだ開腹箇所の痛みが残る中(後陣痛はほとんどなくなっていました)、パラマウントベッドを一番低くして、枕と授乳クッションを膝の上に置いて、子供を抱え、いざ授乳!

…ぷいっ!

いやっ!

えっ!?なんで!?なんでくわえてくれんの!?

こ、これは。。。いわゆる乳頭混乱ってやつかぁぁぁぁぁ!

乳頭混乱とは、哺乳瓶を使ったあと、赤ちゃんが母乳を飲むことを拒否しおっぱいを吸わなくなることを指します。
母乳は、ちゅーっと吸えば出てくるわけではなく、乳輪周りを先に向かってしごく事で、圧出されて出てくる仕組みであり、授乳時赤ちゃんは、自分のあごの筋肉を使ったり、舌を動かしておっぱいを出して吸っています。
これに比べると、哺乳瓶の方が、ややミルクが出やすくなっており(とはいえ、穴からじゃーじゃー出ると、横に倒れたら沢山出てしまうので、ある程度は出ない様になっています)哺乳瓶に慣れてしまうと、直母を拒否する事があって、これが乳頭混乱の大きな理由になっているようです。
その他、乳首の素材の感触に慣れてしまったなどもあるかと思います。

またその頃になると、搾乳を続けていたお陰か、母乳の産生量も増えており、胸が張ってきていて、子供の小さい口ではくわえにくくなっていたのもあるようです。
これは難しい所で、まだ赤ちゃんが吸う時に母乳を即時生産出来るまでには至っていなかったので、授乳前に搾乳しておけば、溜まっていた母乳が無くなる分、張りは減りますが、赤ちゃんが吸ってもほとんど母乳が出てこなくなります。
なので、まずは飲ませて、飲みきらなかったら搾る様にしていましたが、それだとくわえにくいというジレンマ… 

この日は本当に苦労しましたが、やはり飲んでくれない。
まだほとんど体を動かす事が出来ないのに、明確に嫌がるって凄い意思の強さを感じました(よかねーけど)。

この日は直母→粉ミルクの順で授乳し、子供が寝たら新しい空の哺乳瓶に搾乳して、冷蔵保管、次の授乳や、まだ時間が空いてないのに飲みたがった時に温めて与える様にしました。

まさか産後4日目で卒乳宣言とは…!早すぎるわ!

もし、GCUに入らず、直母授乳を続けていたら、ちゃんと飲んでくれたかもしれませんが、断言は出来ません。

上の子も黄疸治療を受けており、その時や、上の子の産院はかなり預かってくれる病院だったので、夜間などはほとんど預けており、哺乳瓶使用シーンも多かったんですが、直母を嫌がる事は有りませんでした。
何より私自身が低体重で生まれ、しばらく保育器で育っており、母の方が先に退院したので、入院中は母の搾乳を哺乳瓶で飲まされていましたが、退院後は完母で育ちました。
乳頭混乱を起こすかどうかは、子供の性格にもよるのかもしれません。

そんな感じで悪戦苦闘しましたが、ふと子供の頭の匂いを嗅ぐと…

わたあめの香り…!

尊い。。。尊すぎる。。。
おっぱい飲んでくれんとかどうでもえーわ。。。

と、1人萌え尽きておりました。
(ちなみに口の匂いは、グレープフルーツでした。前世はスイーツ王国の住民だったんだろうか。)

こんな感じで搾乳を続けねばならなかったので、やはり搾乳器を使えないのは少ししんどく、出来るだけ搾り出そうと乳房全体を親指でグリグリ圧出したため、乳房にアザが出来てしまいました。
助産師さんは、乳輪周りの圧出だけで良いと言われましたが、私の手技では出しきれず、乳腺炎が怖かったので、アザよりぐいぐい出しまくる事を優先しました。
初産の場合などは、臆せず助産師さんに搾乳して貰い、搾乳の仕方を学んでおくと良いかと思います。

子供が生後すぐに乳頭混乱をおこした話をすると、ママのメンタル大丈夫だった?と心配される事が有りましたが、当時の私は、これが最後の乳児子育てになる可能性が高いから、どんな事も楽しんでいこう!と、逆四面楚歌状態になっており、実際、「いやーそう来ましたか~これは頑張りがいがありますね~AOKIさん」(いきなりの水落オープン)とワクワクしていました。
まぁ、こんな奴そうそう居ないと思いますが、乳頭混乱は意外と多いらしいので、なっても慌てず、取り敢えず搾乳続けよう位の気持ちで授乳ライフを進めれたらいいのかなと思っています。
また、既述している様に、哺乳瓶の乳首を、母乳相談室にしておいて貰うと、より乳頭混乱が起こりにくいと思うので、GCU預かりになったら、まずは乳首の変更を申し出る事を勧めます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?