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蚊いぶし(かいぶし)

蚊いぶし(かいぶし)

意味
囲炉裏などで杉の葉をいぶし、その煙によって蚊を追い払う方法。蚊取り線香が普及する以前に行われていた自然な防虫法で、特に杉の香りが心地よいとされていた。

使用例
夏になると、蚊いぶしをしてから寝るのが当たり前だった
・蚊取り線香よりも蚊いぶしのほうが、自然な香りがして心地よかった。

類義語
・蚊取り香
蚊くすべ
・蚊やり火
・蚊火

エピソード
仙台市青葉区に住む高齢女性は夏の夜、囲炉裏で青い杉の葉を燃やして家中の蚊を追い出していた。蚊取り線香がまだ使われていない時代、杉の葉を燃やすと、心地よい香りが漂い、自然の力で蚊を遠ざけることができたという。蚊が少なくなったら火を消し、眠りについていた。

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