はじめての理論政策更新研修


理論政策更新研修ってなあに?

ざっくり説明します。中小企業診断士資格はほっておくと5年で失効します。失効しないためには5年以内に実務30日間(実務ポイント30ポイント貯める)、理論政策更新研修(略して理論政策研修とも。)を5回受けて更新手続きを行う必要があります。(ちゃんとした説明はこちら

実務ポイントのほうは、例えば知り合いの中小企業もしくは個人事業主にコンサルを30日間行えば(ボランティアでも)それで完了なので、やろうと思えばなんとでもなると思いますが(多くは語りますまい)、理論政策研修のほうはちゃんと受けに行かないとまじで失効します。

5年間で5回というのは、平均して年に1度受ければ良いのですが、ヒマなうちに受けてこようと思って申し込みをしました。

理論政策更新研修の申し込み

最もメジャーなのは中小企業診断協会主催のもの。前半は「新しい中小企業政策について」というテーマ。後半は講師の先生の専門分野でいろんなテーマを扱っています。好きなテーマ、好きな先生の回で受けるのが良いと思います。

他にも大塚商会主催のものもありますし、

経営教育総合研究所(TBCの山口正浩先生のところ)主催のものもあります。

他にもあるんですかねぇ? ご興味に応じてお選びになるのがよろしいかと思います。人気の回は早めに席が埋まるらしいので、申込み開始日をチェックしておくのが良いです。

追記

「他にもあるんですかねぇ?」と言っていたら、ノブタカさんが理論政策更新研修機関の一覧を教えて下さいました。以下をご覧ください。

https://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/2023/230208shindanshi.html


協会主催の理論政策更新研修に行ってきた。

せっかく東京にいるのだし、会場も家から近いので、リアル開催の会にいってきました。後半は秋田舞美先生の「中小企業の伴走支援」というテーマ。そもそも理論政策研修で女性講師がほとんどいないということもあり、ご専門がマーケティングということもあり、面白そうだったのでこちらにしました。

平日の昼間のリアル開催でしたが、受講生はたぶん150人から200人くらい。大半は定年退職後の方、という雰囲気がしました。私は申し込み開始初日に申し込んだので、たいぶ前の方に座れましたが、おそらく前から申込順なので、後ろの席の方はかなりスクリーンが遠かったんじゃないですかね。

前半の「新しい中小企業政策について」も新鮮で面白かったです。よく考えたら、1次試験独学だったので、白書の講義って受けたことないんですよね。白書の内容がぎゅっと詰め込まれていて勉強になりました。

前半が中小企業白書の解説(講師によって内容が変わるのかもしれませんが)ということは、白書が出るのが6月なので、毎年6月とか7月に受けるのがいいのかなーと思いました。

後半も大変楽しかったです。支援事例を挙げながらのご説明、グループワークも交えながら進みます。機材トラブルもありましたが、講義を止めずに進めていくの、さすがだなぁと思いながら勉強させていただきました。

やっぱり、講義はリアルに限りますね。リアルでできるならリアルに越したことはない。(もちろん、距離を超えられるオンラインはその良さがあるわけですが。)リアルだからこそ、さっとグループワークできますし、名刺の交換もできますし、トラブルも勉強になるわけで、リアルいいなぁと思いました。

ちょっと文句も書いておきます。

めちゃくちゃ良かったんですけど、ほんのちょっとだけ文句をば。(めでたしめでたしで終わればいいのに。)

まず、会場が寒すぎました。なんだあの極寒は! 中小企業診断士がおじさまばかりというのを忘れていて、上着を持っていかなかったのは失策でした。(さすがに寒いとクレームが入ったらしく、後半は暖かくなりました。)次回受けるときは覚えていたら上着を持っていきます。

あと、テキストが紙配布のみで、講義中はPC・スマホ使用禁止。ええーっ。メモが取りづらかったです。オンラインなら、PDF配布があると思いますし、PCでメモを取れただろうと思いますが。DXの世の中なので、手書きメモにこだわらず、PC使用を認めてくださったらいいのに。この1点で、次回はオンラインにしようかちょっと迷うくらいです。

講師の先生方が気を使って資料にQRコードを載せてくださっているのに、スマホ使用禁止なのでそれをすぐに確認できないもどかしさ。受講後のアンケートにもこの点は書いておきました。(すぐに改善されるとも思えないけど。)もう、試験じゃないんだからさ。

勉強になりました。

という感じでしたが、楽しく勉強させていただきました。ありがとうございました。

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