見出し画像

ONE PIECE ON ICE 200%の純情な感情

皆さん、こんにちは。7月9日、ワンピース・オン・アイスの舞台挨拶付上映会に行って参りました。いやー、楽しかったし感動したし良かった!
ワンピース・オン・アイスは画期的な発明だと思う。
アニメ×フィギュアスケートはありそうでなかったし、できあがったものは素晴らしかった。
エンタメは、特に新しいエンタメが成功するには演者の高い技術力が必要になると思うんだけど、OPOIは技術の粋が集まっていた。新しいものを作り上げていくという熱量がやっぱりすごかった。
そういった意味でも、海外進出すべきだと思った。

自身の200%の感情と、演者と運営スタッフの思いを全て受け止め、のみ込み氷の上で爆発させた宇野昌磨さん

「自分の感情が前のめりになる演技を」と最後のシーズンに向かって何度も語っていた宇野さん。
OPOIでルフィになりきっていた宇野さんはまさしく「感情が前のめり」になっていたと思う。
以前の取材でこんなことを語っていた。
「ドラゴンボールなどのアニメの主人公を演じるジュニアの子もいる。宇野さんはどうでした?」
そんな質問に「ぼくは恥ずかしくて・・・。」と答えていた。そんな宇野さんが全力で自身とは正反対とも言えるキャラクターを演じる。
それは、未知のものに挑むのが楽しいという思いとともに、関わる人たちの思いを受け止め、その人達のために滑っているのではとも感じた。
自分の感情+関わる人たちの思いを氷の上で爆発させることで、正反対のルフィになれたし、正反対とも言えるキャラクターを演じても違和感が感じなかったのだと思った。「配役、ミスマッチでは」と当初は思っていたがそんなことなかった。
むしろ、宇野さん以外がルフィを演じるって考えられるか?というくらいに思えてくる。
2年目のルフィは、もっとルフィ感が板についているのだろうか。とても楽しみだなあ。

宝石の如く鮮烈な輝きを放った本田真凜さん

まぶしいくらいの輝きを放っていたのが本田真凜さん。すっごかった。
表現力の高さは現役時代にも知れ渡っていたが、このビビ役を演じる本田さんはまさしくビビだった。
役に入り込んでいたというのはそうなんだけど、それ以上に滑りや表情、体の震え、目の演技。本当に本当にすごいとしか表現ができない。もちろん、声優さんの力もあるが、それでも本田さんの表現力は群を抜いていた。何度も涙が出そうになった。
OPOIは、本田さんがいなければ成功はなかったと言えるくらいに重要なワンピースだった。

流れ星のように一瞬のきらめきを残した友野一希選手

そんなに出番は多くない。だが、印象に残るのはやはり友野さんの表現力があってこそだなと思った。
出てきたときに圧倒的なきらめきを放ち、余韻も残す。まるで流れ星のようだなと画面を見ながら、ふと思った。

2・5次元俳優も顔負けの島田高志郎選手

出てきた瞬間にサンジ。サンジ以外の何者でも無い。
それは、体型がサンジっぽいからというだけでなく、体の中にサンジを取り込んでいるというか、細かな仕草がサンジなんだな。
競技会での島田選手しか知らないのだけど、彼の中の引き出しの多さがさらに魅力的に感じました。
普通にかっこいいし、初恋泥棒的な感じもある。ある意味、罪深い。

実は、ジャンプ系のアニメと相性がいいのでは

今回はワンピースの世界を氷の上で展開したが、ほかにも鬼滅の刃や呪術廻戦にも応用がきくのではと思ったし、それも見てみたいと思った。
フィギュアファンでなくても、取り込めるということで結果としてフィギュアを見てくれる人が増える。そんな意味でもOPOIは天才的発明だと思った。

いやー、これ現場で見れていたらもっとすごいんだろうな。9月の再演、楽しみ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?