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うつと生きる。を観て。

NHKスペシャル
山口一郎 ”うつ”と生きる
〜サカナクション復活への日々〜
を観た。



私はうつ病だ。
身体や心や脳にどんな症状が出てどんな苦しみがあって、どんな辛さや痛さがあるのか。どんな気持ちでどんな心情なのか。
それを誰かに語ることは無い。

言っても余計な心配をかけてしまうとか、煙たがられるとか、気を使われたくないとか考えると言えない。だから言わない。


山口一郎さんが、語ってくれた全てがとても理解できて共感できた。
辛さも苦悩も迷いもすべて。


私は1人で観たのだけれど、夫にも観て欲しくて後日NHKプラスで観てもらった。

こうやってテレビで有名人のうつ病の事を特集してもらえるというのは、私自身がうつの事を夫に語るよりも絶対分かってもらえると思った。



私はうつ病という事を公言していない。
ごく親しい友達と、家族だけ。
職場の人には言っていない。
言うつもりはない。


うつ病は15人に1人と言われている。
珍しい病気では無いけれど、うつ病の人との接し方は未だに『触れてはいけない』という空気があるのを感じる。


余計な心配をかけたくない。
気を使われたくない。
煙たがられたくない。
腫れ物に触るようにされたくない。

だから知られたくない。


山口一郎さんは凄いと思う。
この放送を観ることができて本当に良かった。


薬を飲みながら、うつ病と共に生きていかなければならない私の人生。

無理をしがちな私だけれど、どんな自分も受け止めてあげようと思う。
これがなかなか難しいのだけれど。

私のことは私が分かってあげないと。

【治る事】を目標にせず、薬と上手く付き合ってうつと生きようと思う。

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