丸裸稽古日誌2024年9月16日
読みながら、気になったところを、潰していく作業をした。高嶋さんは、演出家ではないのだけれど、私よりも、山ほど、演劇を見ているし(しかもいい時代の)、映画も観てる、本も読んでいる、それでいて、八雲について詳しい。詳しい人は山ほどいるのだけれど、高嶋さんじゃなきゃいけない理由がある。まず、私が、高嶋さんには嘘をつかずに話ができるということ。わからないことをわかったふりをせず、質問できる。そして、高嶋さんの語る八雲が私は好き。とても可愛らしい人に映るので、話を聞いていてとても楽しい。高嶋さん、八雲のこと、「あいつ、話、盛るからな〜」って友達みたいに言うんだもん。そんな人いません。
こんなに稽古が楽しいのは、お芝居をやってきて、実は初めてかもしれない。
これまでの私の向き合い方は、あれはあれで、目の前のことに一生懸命だったのだけれど、頭の中の中心にあったのは、いい芝居してやろう、そうやってステップアップして、有名になって、みたいなそんな考えがあった。
今は、もちろんいい芝居はしたいけど、良いか悪いかは、お客様が決めることなので。今はとにかく、私のやれることを全てやり尽くす、それだけを考えている。お金をいただくのだから、お客様を楽しませる義務があるのだけれど、でも正直、そこを考えると苦しくなるので。もう、最初からしない。私は私にやれるベストをあの当日の舞台で発揮できるように調整するのみ。
そんなメンタルだからなのか、やることが明確。また、高嶋さんの演出のアプローチも、明確なので、どこをどうやれば良いか、わかりやすく、変化もあるので、それが楽しい。
昨夜は、たくさん宿題もらったので、休日の今日、試行錯誤してみようと思う。
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