やよさんの五平餅 ~声をかける~

メールで五平餅のお礼を伝えたけど、

直接顔をみてお礼を言いたかった。

お子さんとか、他に五平餅の作り方や

レシピを知っている方がいるのか聞きたかった。

本当に美味しいからお店は出せないにしても
引き継いでいってほしい。

一代目で終わらせちゃダメだ!って思った。

レッスンが終わった後にすぐ声をかけてお礼を言った。

私▶︎
「本当に美味しかったです。
息子もすーーっごく喜んでくれました!

本当にありがとうございました。
息子がずっと

『Mちゃんのおばあちゃんの五平餅しか食べたくない』って言ってた気持ちがわかったし、

あの味噌ダレ、ヤバいですよ!
あの味噌ダレをおでんにかけたり、豆腐の田楽とかにしたら最高!
私は、●けてみそ●けてみそがもう食べれません!」


やよさん▶︎
「そんなに喜んでもらえて嬉しい。

また作ってあげるよ〜。
味噌ダレも美味しいやろう!●けてみそ●けてみそは

もう買ってないよ!」

私▶︎
「作ってもらうだなんて!今までたくさん息子が食べさせてもらったから…もう頂けないです。

買いたいくらい!
てか、お店出せますよ!!売れる売れる!

それくらい美味しいもん!!」


やよさん▶︎
「そうなの!私お店出したいのよ!

でも一人じゃよ〜やらんわ。
それに道の駅にどうやったら置けるのかとかわからへんくてね〜」


私もだいぶ興奮気味で話してたけど、
おばあちゃんもパァーって一気に笑顔になって、
私の話にひとつづつ相槌打ってくれて、
『お店を出したいのよ!』って言った時の
おばあちゃんはすっごくキラキラしてた。


でも『一人じゃよ〜やらんわ。』って言った時、
シュンって。悲しそうな、寂しげな顔をした。

なんかね、このままで終わらせたくない気がした。
ほっとけなかった。

あのやよさんのキラキラした顔が本当に素敵だった。
今でも忘れられない。

「夢を叶えるのに年齢なんて関係ない」って

いうけど本当だもん。
私も叶ったから。
逆にこの年で夢があるって素晴らしいことだし、

応援したい!
私がヨガをこうして続けていられるのは

生徒さんのおかげだし、
息子もお世話になってるし、

何か私にできることがあればしたい!って思った。

道の駅に手づくりのお菓子とか置いてもらうにはどうしたら良いんやろ?


調べてみるのもアリやけどお節介にならんかなあ。

って思いつつ。

家に帰って息子にこの会話のやりとりを話した。


道の駅に置いてもらうやり方がわからんなら、

ママが調べてあげたら良いやん!

やっぱり!!!
やっぱりそうだ!
本気で五平餅を世に出す(大袈裟w)かは

おばあちゃんが決めることで、
私が調べることで、やよさんの夢を叶えるきっかけや

お手伝いになれば嬉しいわ!


思い立ったら即行動の私。w

なんでも『やりたい』って感じた 

素直なココロの声 本心って一瞬。
時間がたつとだんだん思考が働いて考えて
時間がない、お金がない、どうせできない、無理。
って何かしら理由をつけて諦めてしまう。

私はそんなの嫌だ。
結果諦めることになっても、

やってから諦めた方が100倍いいわ。

すぐに数カ所の道の駅に問い合わせて、
某ショッピングセンター内にある

道の駅チックな所にも行って問い合わせしてみる。

ヨガのレッスンが週1回だから
1週間で情報を集めれるだけ集めて

メモに残して渡そうと決めた。



翌週のレッスンでやよさんが参加されてて安心した。


レッスンが始まる前に


「レッスンの後、時間があれば少しお話ししませんか?」とやよさんに声をかける。

中学生が告白する時に体育館裏に呼び出すみたいな

ピュアな気持ちになった。

一旦、話ができることにOKしてくれた嬉しさ、

話をするまでの時間のドキドキとワクワク

どうやって伝えようかな?って

話す内容を頭の中でイメージする。

本当に私の精神年齢は中学生だわ。w


レッスンが終わって

片付けをして施設内の休憩所で話をした。

私▶︎

「先週はたくさんお話してくれて

ありがとうございました。

お節介かな?って思ったんだけど、

喫茶店やったり、道の駅に五平餅を置いてもらう夢、

やっぱり叶えてほしいなって思って。

道の駅とかに問い合わせてみました。

これが〇〇の道の駅に置いてもらう条件で…

全てに共通するのが営業許可証がいることで…

営業許可証を取るためには、

こっちの紙にまとめたんですけど…」


ってできる限り私が調べた事をまとめたメモを

1つ1つ説明しながら見せて渡した。


やよさん▶︎
「ありがとう。ここまでしてくれるなんて。

本当にありがとうね。

私ねずっとお店やりたいな。って思ってたの。
今まで働いてきて子供も育ててきて、

手が離れて
年金暮らしになってお父さんとふたりになってさ。

私、この退職金は好きなことや道楽に使うから!って

決めててね。
その道楽でお店やりたいなって。
道の駅とか農協に置いてもらうのもいいなあ。って

思ってたの。
お店って言ってもね、五平餅とコーヒー出して

ちょっとした喫茶店よ。
みんなで少し話せる場所があったらいいやん!


一軒、使ってない家があって

そこで喫茶店みたいなのやりたいなって。

それに介護っていうか老人ホームみたいなのも

うちでやったれんかなって。


老人ホームに入りたくないのに

入らなあかんのやったら、うちに居ればいいし
家でお風呂入るのも面倒なら、うちで入ればいいしさ。」


「喫茶店を仲の良い友達と二人でやろうか

って話してたの。
調理師免許も頑張って勉強して取ろうかと考えててね。

でもいざやろう!ってなった時に

仲のいい友達が急死しちゃったの。

1人でやるにはやっぱり大変だし。夢で終わるかなって

思ってたんだけど…

先生?一緒にやらない?」



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