考古学

私の好きなもの。

落語にトルコ、歴史と嵐。

韻が踏めた。


今日は、歴史の話を。

私は大学の時に考古学を少しかじった。

かじった程度なので、全然専門ではないけど、考古学の良さを書いていきます。


歴史学は、文献から歴史を考える。考古学は、人が作ったモノから。

よく、考古学って言うと恐竜とか?と聞かれるが、「人」なので恐竜は専門外。

ここで言う「人」は、多分人類のことで、クロマニヨン人とかも含まれるのかな。あやふやです、すみません。


モノで歴史を探るので、編集できる文献とは違った解釈も生まれてくる。そして、文字がない時代の歴史も考察し得る。

よく歴史は為政者が作る、勝者が作ると言われますが、文献ではこぼれ落ちた歴史も復元できるのが、考古学の良いところ。

ということは、一般人にフォーカスを当てられる。それが何より、私が考古学って素晴らしい学問だなって思う理由。

例えば、小野妹子が遣隋使として大陸に渡ったとか、794年平安京に遷都とか。

そういう華々しいことは文献に残るけど、そのころの関東や東北でまだ竪穴式住居が使用されてたことは書かれない。

エジプトのピラミッドを建造しろって言ったのはクフ王でも、実際に建てたのは一般市民。その土木作業員の生活や文化は、壁画には残らない。


土方歳三や西郷隆盛、織田信長の人生はドラマになり、小説や漫画になり、人々の心を打つ。

きっと歴史上の偉人と同じように、今私が生きているのと同じように、ピラミッドを建て、縄文土器を作り、コロッセオで戦った人々にも人生のドラマがあったのだろうと思うのです。

小さな土器片や住居趾からそういう歴史を考えられるのが考古学。


もちろん、歴史学には歴史学の良さがあるし、ヒーローの歴史の方がロマンがある。

私は昔から、歴史の教科書の最初の数ページで終わる、縄文・弥生時代とかに興味があっただけ。幕末とか難しくて全然わからない。個人の趣味の話。

幕末好きって結構いるのに、メソポタミア好きって全然見つからないのよね。

おしまい


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